劇場公開日 2019年3月15日

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ふたりの女王 メアリーとエリザベスのレビュー・感想・評価

全81件中、21~40件目を表示

3.5タイトルなし

2021年1月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

生後わずか6日で王位を継承した
エリザベス女王と同時代に生きた
スコットランド女王メアリーに着目
比べられるふたりの思惑·交流·苦悩
そして国を背負う覚悟が描かれています
.
メアリー女王の肖像画の雰囲気通り
シアーシャローナン がメアリー女王
映画「ハーレイ·クインの華麗なる覚醒」を
少し前に観たのでその印象が強い
マーゴットロビー がエリザベス女王
ふたりの注目女優が共演
.
男性優位社会への抵抗 (女性vs社会)
ジェンダーレス等
今の時代を反映してる描き方なのかな🤔
…色々思うところはありますが
メアリーは悲劇の女王か悪女なのか
書簡のやりとりや
慈悲の心をもつエリザベス
エリザベスの死後イングランド王
メアリーの子ジェームズ
その後続くイギリス王室
やっぱり王室関連映画はワクワクします

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lily

4.0なるほど

2021年1月4日
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王座の孤独感と、あの当時に女で君主になるということのツラさと、2人の距離感が絶妙。
メアリーはあれだけ侍女たちと仲がいいのに、「スチュアートの血」を継ぐ自分が選ばれし者であることや、その正当性は一切疑わない。
現代人から見るとやや不思議だけど、イギリス王室も日本の皇室も、結局「血筋」が根拠なわけで、いきなり他人が王や天皇になったら国民もびっくりするから、そういう考え方は連綿と受け継がれているわけか。
血が問われない庶民でよかった……。

この作品のエリザベスと、『エリザベス ゴールデン・エイジ』のエリザベスとは、まるで別人みたいなので、ケイト・ブランシェット・エリザベスを見直そうかな。

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UNEmi

5.0アマプラで観た

2020年12月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

知的

残酷な時代、野蛮な時代、苦しみ。
16世紀の西欧は野蛮で辟易する。と共に、魅力を感じてしまうのは、無罪にも関わらず悲愴の死が数多く痕を残しているからだろう。
見終わったあとは胸糞悪くて軽い映画を流し見た。
無実の人間が殺される。有罪の輩共が血を啜る。
この作品は、陰謀蠢くストーリーとともに同性愛を扱っている。この時代における同姓愛が、どれだけ矮小だったことか!!!
最終まで気高く生きた2人の彼女に感服する。
王家に生まれることが幸であるとは限らない。ましてや国を統べる重さなど。

現代には稀な、16世紀の人々の精神の頑丈さは、深く感じずにはいられない。

人間らしさを持った善良な登場人物は皆、哀れな終わりだった…。

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桜木ひょまゆ

4.5女王ふたりの演技が光る!

2020年5月1日
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悲しい

邦題は「ふたりの女王」とあるが、スコットランド女王のメアリーの物語。メアリーの処刑シーンから始まり、処刑シーンで終わる。

凛として、処刑台に消えていくメアリー。一方で、イングランドに威厳をもって君臨するエリザベス。この二人の境遇の違いや、気持ちの動きがとても良く描かれている。

バージンクイーンとして、国と一生添い遂げることを決めたエリザベスだったが、結婚して、子供を産んだ若く美しいメアリーに深く嫉妬をする。さらに、イングランドの正統な王位継承者だと主張を続けるメアリーにエリザベスは、頭を悩ますのだった。

このふたりの対立を、周りの権力者たちは黙っているはずもなく、裏切りと策略がうごめく。誰も味方がいなくなったメアリーは、エリザベスに助けを求める。この2の極秘対談の緊迫した演技は見ものだ!

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うさぎ

4.0疑問点もありつつ面白かった

2020年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

エリザベス1世がメインの映画だと、メアリー・スチュアートの幽閉や処刑のシーンはあっても、彼女のスコットランド女王時代に何があったかはほとんど描かれないので、そういう意味では興味深かった。

…のだけど、肝心のメアリー・スチュアートがあまり魅力的に映らない。その時々の感情に左右されたり、男性の臣下たちに翻弄されたりして、何がしたいのかよく分からない。幼なじみの侍女たちやイタリア人歌手と遊んでいるときは楽しそうだけど、言い寄ってきた最初の夫をあっさり信じてしまう甘さとか、「もともと君主に向いていないのでは」と思わずにはいられない。エリザベスが結婚しない理由として「女王と結婚した男は、「女王の夫」だけでは満足できなくなるから」と言うシーンがあるけど、実際メアリーがその通りの事態になっていくのだから、結論は「エリザベスが正しかった」(少なくとも当時の状況下では)、以上終わり、ということになってしまう。

スコットランドの荒涼とした風景や石造りの城はいい雰囲気で、行ってみたいなと思った。エリザベスとセシルの相棒っぽさも好き。

映画の世界に限らずダイバーシティやポリコレ、コンプライアンスが求められる現代ではあるんだけど、それを史劇にまでさかのぼって適用したのか、16世紀のエリザベス1世の宮廷に黒人の重臣がいたり、どう見ても東洋人の女性がいたりする。これは「さすがに無理があるだろう」としか…。黒人の俳優さんが悪いわけではないけど(いい演技してるし)、極東の日本では黒人奴隷の弥助が見世物みたいに扱われてた時代だろうに。

時代物にダイバーシティを取り入れるってそういうことじゃなくて、例えば「英国王のスピーチ」でジェフリー・ラッシュ演じる言語聴覚士がシェイクスピア劇に出たくても、「オーストラリア人にシェイクスピア演られてもね~」と理不尽な理由で不合格になるみたいな、「当時は誰も疑問に思っていなかったダイバーシティの無さ」をはっきり描くのが誠実なダイバーシティじゃないかなあと思う。

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Orca

2.5最後、、

2020年2月7日
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鑑賞方法:DVD/BD
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HY

5.0シアーシャ•ローナンそっくり‼️

2020年2月6日
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鑑賞方法:映画館

そっくりの人選をしたのでしょうが。
ホントよく似てます。肖像画に。

この時代の映画といえば、ケイト•ブランシェットのエリザベスを思い浮かべますが、
メアリーはエリザベスとは親戚関係にあります。
エリザベスの描き方は、本作の方が説得力がありますね。

どのサイトを見ても、メアリーは奔放な、という形容詞がつくので、
何か好き勝手に生きていた感じがしますが、
原作が新しいものを採用しているせいか、かなりメアリーよりの印象です。
当時、洗練されたフランスから、辺境の故郷に戻って来なければいけなかった若い女王。
急ごしらえの岩場を利用して、なんとか王家の体裁をたもった部屋など、
時代物としても見応えのある映像でした。

あまり側近に恵まれなかったようで、裏目、裏目に出てしまい、
気の毒な感じも受けました。  ツメが甘い、と言われればその通りなのですが。
この時代の駆け引きは本当に面白く、人物も多く、ちょっとゴチャゴチャしますが、
大好きなジャンルですね。

メアリーの直系が現在のイギリス王室、というところも興味深いです。

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Bird

4.0メアリー・スチュアート

2020年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

メアリー(シアーシャ・ローナン)がスコットランドに女王として帰国したところから始まる。
イングランドにはレディアンの娘、エリザベス(マーゴット・ロビー)が君臨していた。
二人はイングランドとスコットランドの王位をめぐり、宮廷の権力闘争も加わり、泥沼状態の関係が続く。
エリザベスには子供がいなかったので、メアリーの息子が両国の国王となり、今の英国王室はメアリーの直系ということになる。
この時代の話はとても興味深く、特にこの二人はドラマになる。

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いやよセブン

4.0シアーシャとマーゴット

2020年1月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

ふたりの女優が適役で素晴らしかった。ケイト・ブランシェットのエリザベスとは全く違う。でも、視点も歴史観も全く異なる作りだからそれぞれいい。それが映画の良さだと思う。

旧教vs.新教、信頼できないアホな男達vs.孤独に毅然と生きて産んで死ぬ女王たち、二人のファッションセンスの違い、二人の素晴らしい知性・外国語能力と教養。たとえ男性社会であっても、血の正統性の前にはそんなこと言ってられず、女が王になれた国。二人の間だけにはおそらくあった共感。

ルターの宗教改革から何十年もたっているのに、あれだけ新教側がエクサイトして悪口雑言のアジテーションが行われたということに、教皇がターゲットだったとしても、キリスト教の残酷さをみた気がする。一神教のもとで育っていない私には理解できないパワーだ。

ヨーロッパとひと括りにしないで、一つ一つの国、地域を丁寧に見ていくのは本当に面白い。イギリス、フランスがテーマになることが多いが、スペイン、イタリア&神聖ローマ帝国なども映画で見たい。

マーゴットを見たのはこれで三本目の映画だが、どれ一つ同一人物と思えない(トーニャ、シャロン・テート、エリザベス)!

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talisman

4.0UK

2019年10月20日
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現在の英国王室の源流となる話。
史実としてのメアリーの人生そのものが起伏に富んでいて面白いのだが、それをコンパクトに、メアリーそのものの人物像にストーリーの焦点を合わせながら進む。「誰が誰だか分からなくなる」とか、「これって結局、誰の話をしたいの?」というような大河物にありがちな状況を避けている。
中心に御座するシアーシャの存在感としなやかな演技。かなり自己主張が強かったらしいメアリーを、闊達で魅力的な女性像へと投影している。対局にあるエリザベス、自分を殺して役割に徹する。マーゴット自体が自分の魅力を封印しているようでもある。女性としての生き方について問題を投げかける展開である。
そして話は、当代を代表する若手女優の対峙シーンへと向かう。待ってましたとこっちが緊張する。そして期待を裏切らぬお芝居に熱くなる。大満足でお腹いっぱい。
素晴らしい衣裳や照明、厳しいスコットランドの風景など、手抜かりのない緻密に仕上がった出来映え。歴史物として敬遠されがちかもしれないが、あらゆる面において映画としての完成度がかなり高い作品である。

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Kj

3.0豪華なオペラを観ている様

2019年9月15日
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鑑賞方法:映画館

数多くの舞台を手掛けてきたジョージー・ルークの映画監督デビュー作ということもあり、映画自体が舞台の様で、演出やセリフ回しも舞台を観ている様な感覚になる。

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バフィー吉川(Buffys Movie)

3.5その女王たち、悲劇無くして王冠戴けず

2019年9月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

知的

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近大

3.5二人の女王の運命

2019年8月28日
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国を守るため継承していくため、あらゆる手段を使う子ともあるかとおもえば、女王といえどやはり女の弱い部分もあり、私と変わらず普通の女性なんだってことがよくわかった。

運命に翻弄されても女で有り続ける意志の強さ、素晴らしい!

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yuka

4.0一級品の歴史大河

2019年6月21日
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鑑賞方法:映画館

16世紀英国が舞台。スコットランド王メアリーとイングランド王エリザベスの二人の女王の間の王位継承権を巡る争いと交情を描く歴史物語。あいにく、作品の史実の部分とフィクションの部分を見極める程の眼力は持ち合わせていませんが、当時の時代・風俗を肌で感じることのできるような素晴らしい演出だったと思います。女性が時代を動かした歴史の一コマを堪能することが出来ました。

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ホワイトベア

4.0二人の女優の対決おもしろい

2019年5月4日
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最近、女王ものが流行りですね…なんて思いながら観に行った。当然だけど、全然、違うわね…。「女王陛下のお気に入り」は、女王陛下に支える二人の侍女の直接対決だったのに対し、「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」は、女王同士の対決だけど、直接対決もなく、メアリーが主役の作品って感じでした。でも、どちらも好きな作品でした。今作品のメアリー役のシアーシャ・ローナンも、エリザベス役のマーゴット・ロビーも好きなんだよね。二人とも、すごい女優さんだよね。直接対決はなかったけど、出会うまでの二人の葛藤も、すごく上手く表現されてたと思う。世の中には、いつの時代でも、女性上位の世界もあるのね…、日本とは大違いですね…なんて思いながら観てました。男に利用されたりして、可哀想と思うこともありましたが、とても強くて、素敵な女王でした。最も、妊娠、出産すると、守るべき子供が出来たりすると、女は弱くなりますね。守るべきものが出来るとって話は、男にも言えることなんでしょうけど、母性は捨てられない人が多いからなぁ。最後のテロップで、息子ジェームズが王になったとあったから、育てることはできなかったけど、母の意を汲んでくれたのなら良かったのかな…なんて思いました。

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らぶにゃん

4.0カクテル

2019年5月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

両雄並び立たず!

ブラディーメアリーの意味を改めて知りました。

乾杯!!!

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taiyasan

3.5女優さんがいい

2019年5月2日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

女優さんがいい。
シアーシャ・ローナン。
彼女の出演作を見たのは今回が初めてだったけれど、馬に颯爽と乗って男に混じって戦闘に赴く姿に清々しさを感じた。声もかわいいし。アイルランド出身ということですが、なまりは強くなく普通に聞き取れます。
この時代の英国は権力闘争が激しくて残酷だし、未だに真実がはっきりしていない部分もあるので、映画を作るうえで何を大事にしてどの立場に立脚して描くかというのは、結構大事なことだったりする。
この映画では、誰よりも血統的な正当性を持ちながらも民衆から理解されず支持も得られず、結局は周りにいる陰謀を企てる者たちの言いなりにならざるを得ずに断頭台へと消えていく悲劇的な女王としてメアリー・スチュアートを描いた。才気闊達で情熱的で若く美しく魅力的に演じられていたので悲劇性は強まり、上手く描けていて、成功していると言える。
それにしてもこの作品で女性が権力を掌握するというのが内にも外にもどれだけ大変でえげつない争いを生じさせることかということが分かる…。男系の伝統を誇る日本に生まれてよかった。令和万歳。

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マリー

2.5「平和の来たらんことを…」

2019年4月23日
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鑑賞方法:映画館

知的

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いぱねま

3.0甘い映画❗

2019年4月21日
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星🌟🌟🌟映像が凄く綺麗で良かったのですが…メアリーがお兄様に騙されても何回も許すおかげで反対に窮地に陥れられる、史実ではもっと計算高い女性だったのでは…メアリーを好い人に描こうとしてちょっとつまらない作品になっていると思います❗あと戦闘のシーンでも兵隊少ないしラストのシーンもメアリーは40代なのに若いまま…メアリー役のシアーシャ・ローナンもエリザベス役のマーゴット・ロビーも良かったのにいろいろ詰めが甘い作品になっていると思います❗脚本しっかりしてれば良い作品になったのに残念です❗予算あんまりなかったのかな…⁉

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ミリン一番搾り

3.0女性の幸福も母性の幸せも無い王位

2019年4月19日
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イングランド王ヘンリー8世の庶子の長女として生まれたが故に、女性の幸福を捨て、結婚も子供を産み育てる幸せもなく、イングランドを守り、国民を守ったエリザベス1世。
一方、ヘンリー8世の姉の子供であるスコットランド王ジェームズ5世の長女であるが故にフランス王妃から2年でスコットランド女王として戻ったメアリー1世。彼女もその地位故に愛情なき結婚、出産、そして幼い息子との別れ、夫の暗殺、そして幽閉され、断頭台へと、女性として母としての幸せは全く無く、男達の政治家の中でスコットランドを守りイングランドと戦った悲劇。エリザベス女王がメアリーとの密会で言う言葉「私は男になったのよ」が彼女の本心であろう。女性監督だからこそ描けた今までにない視点。Virgin Queenなどというのは周囲の男達の政治家が勝手に称したものなのだ。二人の女王の悲劇は、メアリーの息子がジェームズ6世としてエリザベス女王の後継者としてイングランドとスコットランドの両王になることで終わる。

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フェルナンデス