Fukushima 50のレビュー・感想・評価
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この映画の目的が不明
Fukushima 50」この映画は、事実を描いていないのに、さも?事実であるかの様に描いている?、その目的は何なのか?、思うに、自民党政権のプロパガンダと思いたくなるが、制作側はそこまで考えては射ないだろうと思う、 ドキュメントでは無い、アクションでも無い、社会派映画でも無い、人間ドラマでも無い、目的が不明である、映画製作ではあってはならない、愚策であると思う この映画に登場する、吉田所長は、お亡くなりになった方を批判をしたくはないが、 原子力設備管理部長だった頃吉田昌郎氏はそんな津波は来るわけ無い、と打ち消した事実がある。 逆に、映画では、名前を不明?にしているが、当時の政権は、必死に行動していた。 映画で描いている、トンチンカンな喜劇的政治家は存在しない。 もう一つ付け加えたい、 事実では、 1号機の中央制御室で運転員や当直副主任は非常用復水器の停止を全交流電源喪失直後の早期から知っていた、 ところが、吉田所長は、復水器が作動しているものと思い込み基本的確認を 怠り、被害は拡大した事実がある。 俳優は、批判がありそうな映画には出ない事があるが、 この映画は政府向きで批判なし、と判断したのだろう。
コロナ禍の今こそ観るべき作品
コロナ禍の今こそ観るべき作品である。本作は、東日本大震災時の福島第一原発事故の顛末を描いてはいるが、話しを敢えて大きくせず、原発事故の最前線にいた福島第一原発の技術者達の行動にフォーカスしている。その分、様々な困難に立ち向かっていく技術者たちの壮絶な姿が浮き彫りになり、心に強く刻み込まれる作品になっている。 2011年3月11日。巨大地震が発生し、福島第一原発は大津波に襲われて、電力を喪失し原子炉冷却ができずメルトダウン(炉心溶融)の危機が迫っていた。所長の吉田昌朗(渡辺謙)は陣頭指揮を取り、伊崎(佐藤浩市)とともに、放射能汚染という危機に立ち向かっていくが、そこには想像を遥かに超える苦難が待ち受けていた・・・。 政府と東電・東京本社の意向に翻弄され、最前線で苦闘している吉田たちの想いはなかなか伝わらない。それでもなお、彼らは、諦めず、粘り強く、果敢に危機に挑んでいく。何故か。彼らは、我が子のような愛情を降り注いで、自らの手で育てた原発を守りたいという強い意志を持っているからである。どんな苦難があっても彼らは挫けない。原発とともにあろうとする。我が子を守る親のように。そんな彼らの行動には、技術者魂という言葉が相応しい。 また、科学技術の進歩とともに、最近、様々な手法が導入され、ものづくりもスマートになってきた。泥臭くやらなくても済むようになった。しかし、本作のように電力喪失になれば、殆どの文明の利器は使えなくなる。五体と五感を総動員して、人間が自ら考え、自ら行動するしかない。伊崎たちにはそれができた。彼らには、自分たちが創り上げてきた、自分たちの分身のような原発を加害者にしたくないという、強い意志があった。強い意志が彼らを突き動かした。 本作は、福島第一原発事故での技術者たちの姿を通して、極限状況における意志の力の大切さを強く主張している。コロナ禍という極限状況にある今こそ大事にしたい主張である。
日本人はみな見るべき映画
原発問題は何ら収束していない。私が本作と向き合う時、自身が一体どのような感情へいざなわれるのか、恐ろしくさえあった。いちばん避けたいのは、何か安易な感動に涙して、そこで示された着地点に満足してしまうこと。そうなったならばもうおしまいだと思った。自分も。この映画も。ただ本作はそのようなものではなかったと思う。 9年前、TV中継を目にする私は、あそこに命がけの人々がいることを知りながら、頭でその意味を理解するのを避けていたように思う。本作は等身大の人間の行動や感情を突きつけ、同じ血の通った人々が身を投じていたことを改めて伝えてくれる。見ていて怖かったし、結果が分かっているのに震えた。もちろんこれは状況のほんの欠片に過ぎない。他にも様々な立場の方々がいらっしゃるし、本作についても様々な感想や指摘があるはず。我々は今後もできる限り「知りたい」と求め続けねばならない。そう強く感じさせる一作だった。
賛否両論あるこういう事実は作品として残すべき
レンタルDVDを4回に分けて鑑賞 公開当時から観ることを迷っていた 100円になってからもしばらく躊躇っていた この監督は最近もWOWWOWドラマなどを観ていて 誠実な人柄を感じさせる内容で信頼できる人物だ 公開当時地元のテレビ局からインタビューを受け こんな素晴らしい作品を是非観てくれというでもなく 批判もあると思う…と逡巡している様子がうかがえた エンターテインメント作品とするために 東電本社や首相官邸をある程度の悪に見立てる必要があり 佐野史郎とか篠井英介のキャラクター設定はそういうことかと ただ 悪者に振り切れている訳ではなく ギリギリの状況の中でそれぞれの立場でこれがベストだと 判断した行動という風に読み取れる 誰かが悪者というたぐいの問題ではない 地元住民 マスコミ 東京都民 西日本の住民など 立場によってこの事故に対する感じ方はそれぞれ異なる 佐藤浩市と渡辺謙は大好きなので出演はうれしい 価値がある一作となった > 佐藤浩市には20数年前に渋谷の飲み屋で > 握手してもらったことがある > 映画好きを装って「魚影の群れ観ました」なんて言ったら > 「あれは撮影が大変で死んでました」なんて返答して貰えた > 凄く嬉しかった きわめて高い緊張下の中でのユーモア 渡辺謙と安田成美とのちょっとしたやりとり 地元の高校とか短大を出た優秀で気立ての良い女性がきっと あぁいう総務の仕事をしてるんだよなとリアリティ 東電職員の妻が避難所で東電のジャンパーを脱ぐシーンも 暴走する原発を収めようとする様は ゴジラやモンスターに立ち向かうのと何ら変わりない 何もないところから強力なパワーを生み出す優れた技術だと あの事故が起きるまではオラも誤解していた 神の領域 倫理哲学の領域だった 徒弟制度みたいなものの美しさを描きたいとの意図 行ってくれる奴は手を上げてくれ 俺に行かせてください いやダメだ みたいな 小泉以降の権力者や新自由主義者のとりまきたちが そういうものをなくしてきたんじゃなかったのか それをいまさら日本の底力だとか現場力だとか お前らに言われたくない オラは嫌いだ まやかし ごまかしだと思う このタイトルも嫌いだ 50人だけじゃない 普段メディアで見聞きする原作者の考えにどうしても相容れず この作品を色眼鏡で見てしまうので勘弁 しかしながら賛否両論あるこういう事実は作品として残すべき 参加した監督スタッフ役者に敬意
感謝しかない
私は今福島に住んでいます 2014年に新潟から福島に嫁いできました 東日本大震災当時、福島原発のニュースを新潟で見ていましたが、 中でどんなことが起きていたかも 最悪の場合どんなことになるのかも ほとんど想像できていませんでした この映画を観て こんなに命をかけて原発内で作業してくださったと 初めて知りました 今、当たり前のように福島で幸せに暮らせているのも この方々のおかげなのだと思うと 感謝しかありません この映画をもっとたくさんの方に観てほしいと 強く思いました
いわゆる邦画的だが
渡辺謙や佐藤浩市をはじめとする日本を代表する俳優陣が参加している大作パニックドラマ。 門田隆将の原作小説を映画化しているが、史実通りには描かれてない部分がいくつか見受けられる。 津波に襲われた発電所やプラント内部等の再現にはリアルさが感じられ、事故直後の被害状況やそれに伴う事態の深刻さが映像化されることでより分かりやすく伝わってくる。 そして、それによる人間同士の決断がいかに重大かつ大変なものだったのかも俳優陣の迫真の演技によってより理解しやすくなっていると思う。 しかしながら、作品を通して感じられる印象はどうもしっくりこない部分が浮き彫りになってしまっている。 事故直後の様々な決断を邪魔しているのは東電本店や官邸であり、特に総理大臣は極端にヒステリックで分からず屋として描かれている。 当然映画自体は2時間程で終了するが、福島の現状は未だ課題が山積だ。 映画や小説は娯楽作品として楽しむには問題ないが、映画のエンディングがいかにも美しく描かれていることには大きな疑問がのこる。
日本にしか作れない映画
先輩に薦められた本作。 恥ずかしながらこんな映画が作られていたことすらまったく知らなかった。 悲しいかな日本にしか作れない映画だし、日本人なら観ておくべきかも知れない。 出演陣は一流の人ばかりで、映像も圧巻でしたね。 菅直人と民主党(いずれも名前は出ないものの)がクッソ無能でワロエナイ。 一応補足しておくとやっぱり事実とは違うところもまぁあるみたいなので、観る側も注意が必要ですね。 今も当時も民主党支持者ではないけれど、これ読むとちょっと不憫な描かれ方だったような気もするわw
後世に残すべき映画
面白いとか面白くないとかではなく、3.11を忘れないため、語り継ぐため、この映画は残して、見続けなければいけない作品。地震と津波のシーンから始まるが、すごい迫力だった。終始緊迫していて、目が離せない。ろくに睡眠も取らず食事もせず、福島のために国のために命をかけて戦った人たちがいる。ニュースを見て知ってはいたが、現場の壮絶さまでは知らなかった。 原発の是非を問う、考えさせられる。最後の吉田の手紙が全てを表しているように思う。自然を舐めていた。原発を作ったことで、自然を支配した気になっていた。
緊迫感がハンパナイ
テレビ録画していたのを、やっと観た。 東北の大震災については10年間で色々な方面から語られるようになって、当時より被災地や被災された人々の状況や感情がより伝わってくるようになったと思う。 当時福島第一原発の状況はテレビ画面で知るだけだったけれど、こうして命がけで原発の被害を食い止めようとしていた人々もいたのだとわかることができて良かった。 その当時の緊迫感が(実際はもっと大変だったかもしれないけど)渡辺謙と佐藤浩市によってしっかりと伝わってきた。 彼等が東電の社員である事を思えば仕事に徹したとみることもできるけど、やはり命がかかっていたわけで、英雄のような「Fukushima50」と言う外来のネーミングは個人的に好みではないが、勇気ある社員たちが福島第一原発に居たことは忘れてはいけないと思う。 このような映画が後世に残って、原子力発電の危うさ伝えることができるのは、日本映画の財産だと感じた。 にしても、渡辺謙と佐藤浩市は「間違いない」わ。
知っている事、知らなかった事、忘れていた事。
個人評価:3.7 あの時のニュースから毎日流れてくる情報。あの時の自身の記憶と気持ちを思い出しながら映画を見た。知っている事、知らなかった事、忘れていた事。それらを振り返れる作品。 あの時、原発に自ら行った菅直人。意味がなく混乱し総スカンを喰らったが、本作には離れた安全な東京から指示を出す閣僚に対し、そんなに無茶言うなら現場に来てみろと言う所長の一幕もあり、菅さんの初動も一理あったのかと思わされてしまう。 何が本当で何が嘘か分からない世の中だが、ここに登場した男達の覚悟と生き様だけは本物だ。
アマプラで視聴。 日本政府があまりにも無能すぎて普通にイライラして...
アマプラで視聴。 日本政府があまりにも無能すぎて普通にイライラしてしまった(笑) 当時の自分は11歳で何も知らなかったのでここまで政府が酷いとは思いませんでした。 この緊急事態に対応してくれた50人に感謝です。
思う事は多々あるが当時この日本でメルトダウンが起こっているとどれだ...
思う事は多々あるが当時この日本でメルトダウンが起こっているとどれだけの人が認識していただろう。 現実はあまりにも脆く情報は統制されている。 コロナ禍の今も変わらず。
パニック映画として見ごたえのある作品
批判的なレビューを見ると、「人災の部分が描かれていない」「東電を美化しすぎ」「政府批判が足りない」といった意見が目につきます。確かにドキュメンタリーとしてはその通りかもしれませんが、単純にパニック映画として観ればそれなりに面白いんじゃないでしょうか。 大きな事故や災害を描いた邦画としては、「日本沈没」や「海猿シリーズ」等がありますが、それらは所詮作り話のエンターテイメントです。一方、本作は実際の事故を描いている上に、事故の様子をリアルタイムで見ていた身としては他人事とは思えない緊張感があります。私は関西在住なので当時の出来事はテレビでしか知りませんが、東日本の方にとってはなおさらの事でしょう。被害を受けた方々が多くいる中で「面白い」と評価するのは少し気が引けますが、濃い2時間を楽しませていただきました。 ただ、気になる点もいくつか。まず、登場人物の身なりがきれいすぎる。私も仕事の関係で災害現場(台風)での作業経験がありますが、シャワーも浴びられない状況で1日でも作業すれば汗と脂と疲労でドロドロになります。ヘルメットとガスマスクを着けていた登場人物の髪の毛がサラサラでセットが決まっているのはリアリティに欠けます。また、映画が始まってすぐに地震が発生しますが、冒頭に少しでも日常パートがあれば、日常が突如崩壊する恐怖や、命がけで戦う原発職員達への感情移入がもっとできたのではないでしょうか。
「シン・ゴジラ」を思い出した
思ったよりめちゃくちゃ専門的だったし難しく感じる部分も多かったけど、おそらくこれが「現場」のリアルであっただろうし、あの恐怖の時間を誰よりも近くで迎えた人々がいたことを理解するには十分だった。現場=正義、外部=悪という構図が露骨だったように感じるけど…
不都合な真実
安全性を軽んじてきたからこうなったということが描かれていない。都合の悪い事実は隠して東電を持ち上げ当時の首相をスケープゴートに描いたプロパガンダ作品では?東電はなぜメルトダウンしたことが分かっていながら報告しなかったのか?津波の想定をされていたにもかかわらず幹部たちはなぜコスト面を惜しみそれを握りつぶしたのか?次地震や災害が来たらどうするつもりなのか?何一つ反省も学びも伺えません。 このような作品は思考の停止をまねき後世に悪い影響を与えてしまうだけだと思いました。
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