「現場の緊迫感」Fukushima 50 bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
現場の緊迫感
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迷走する政府、現場に指示するだけの本社、デフォルメするとこうなってしまうのはやむを得なかったかもしれない。ただ、現場は死を覚悟した緊迫感、地域や住民を守るために人柱になる覚悟のメンバーにただただ敬服。その責任感と意志の強さと、「若い者は帰れ」という年長者の労わりと後を託す想い。周りのブレに動揺せず、変わらない彼らに感動しない者はいないのではないかな。
アメリカ軍や領事館のシーンが多いけど、これは当時の民主党政権とアメリカとの関係がぎくしゃくしていた影響か? どこの政権でも変わらんかったと思うが、自民党であればアメリカとのパイプはもう少し太かったかもしれないということなのかなあ。
何よりも絶対に安全制御できる原子力利用であってほしい。想定外という言い逃れがは許されず、事故は未来永劫負の遺産になる、との思いを強くした。爆発に至らなかった原因は解明されていない、というナレーションに底知れぬ恐怖を感じるのは自分だけだろうか?
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