「日本人が見るべき映画とは」Fukushima 50 銀河鉄道の夜さんの映画レビュー(感想・評価)
日本人が見るべき映画とは
私は有難く、劇場で見ることが出来ました。この映画の原作本である門田隆将さんの「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を読んだ上で、鑑賞しました。劇場で見た上での第一印象は、とても細かいところまで忠実に再現している作品だな、と思いました。例えば、この作品の第二の主人公ともいえる、吉田昌朗が指示をする、緊急対策室のセットや、主人公である伊崎都夫などがいる、1・2号機中央制御室のセットなどです。実際の写真と比べてみると、とてもそっくりに作っていて、実際に福島第一原発に務めていた人が見ても、驚くほどの、再現度だったとか・・・。また、津波のシーンは見ている観客が衝撃を受けるようなシーンだな、と思いました。他にも、台詞や、役者の動作(吉田さんの動作)はとても再現されていると思いました。私は、劇場で見たあと、この福島第一原発事故について、詳しく調べました。そのあとブルーレイでもう一度鑑賞しましたが、本当にいろいろなところをこだわっていると思えるような作品です。是非、私が言った、事に注目して鑑賞していただくと有難いです。
この作品の、第二印象は、第一印象に少しつながるかもしれませんが、役者の表情などの、動作です。鑑賞していて、ストーリーが進んでいく内に、役者の表情はだんだん疲れたような表情になっていき、本当に現場にいるかのような表情を出していきます。特に、マスクをつけて、しゃべるシーンは顔が見えにくいのに、表情が分かってしまうと言った、シーンが多く、驚きました。
そして、最後に、私はこの映画を見終わったあとに、私たちが出来ることは、こういう事実を知ることがとても重要なのではないか、と思いました。私は劇場で、映画を見ていて、感動して泣くことはないですが、なぜか、この作品だけはとても感動し、涙を流してしまいました。あまり、この原発事故の真相はあまり知られていないと思います。だからこそ、このような事を二度と起こさないためにも、日本人としては知るべき事だと私は思います。あなたの見るべき映画とは何ですか。私はこのような映画だと、この作品を見て感じました。