劇場公開日 2020年3月6日

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「とりあえず見ておこうと─」Fukushima 50 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5とりあえず見ておこうと─

2020年3月21日
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鑑賞方法:映画館

タイトルがなんかものすごく嫌で見るのをためらっていたけれど、半ば義務のような気持ちで鑑賞。
ちょっとだけ裏事情が知り得たことは良かったかも。
ヒューマンドラマ的要素が、予想通り、多くて、やっぱ嫌だった。
前半はかなり見入ったけれど、後半は引いた目でしか見ることができなかった。
人間の無力さというテーマなのかどうか・・・
吉田所長だけに絞るとか、福島第一原発というものを丁寧に掘り下げるとか、そういう劇映画を見たいのだけれど・・・
2020年3月21日、サクラはまだほとんど咲いていない。だからこの映画も、やっぱ嫌だと思ってしまった。

SH
SHさんのコメント
2020年3月22日

フィフティーというキーワードで全てを昇華させるような作風がとにやく嫌で、福島の桜は満開だけど…とか、されどいまだ先が見えない原発処理・・・とか、事実を元に─といきなり銘打っているのだからもっと現実に目を向けてほしい、現実逃避のファンタジーをつくっているわけでもあるいのに─、とまぁ不満ばかりが出てきてしまいます。
映像作品を見たとき、見知ったところが出てくると我々観賞者は敏感に反応してその映像に集中できたりするものですけど、制作側は絵づくりや合理性という名のもとにそこのところをあまり意識していないように思います。仕方がないところもあるのでしょうが。

SH
ごだいさんのコメント
2020年3月22日

原発が最悪の事故をおこしていたとしても、放射線汚染の影響外に住まう者ですが、こちらはすでに満開ですよ。福島を銘打った映画ですが、ロケ地は福島ですらないのではないでしょうか。
桜の時期しかり、あのエンディングしかり。福島への愛というか、福島をえがきたい!という意欲に欠ける作品であったような印象を受けました。

ごだい