「重い、厳しい、辛い…」Fukushima 50 トッティさんの映画レビュー(感想・評価)
重い、厳しい、辛い…
ニュースや報道では、なかなか表には出てこなかった部分が描かれていて、緊張感を持って視聴した。
あの局面に際して、現場を放棄せず、任務に当たり続ける民間人がいる、というのは、本当に凄いこと。民間人が、自らを顧みず、命がけで任務に当たることがあるんだ…というのが最も率直な感想。結果そうはならなかったものの、自衛隊の人達に撤収を促しつつ、自らはそこに残り続けると言う民間人たち。彼らをそこまで動かしたチカラは何だったのか? それは、使命感の一言では片付けられないものではないかと思う。そこは別の次元でもっと掘り下げて欲しいと思う。
また、当時の所長さんはこの時から数年後に病気で亡くなられたが、それはこの時のストレスが原因と言っても過言でなはいだろう。そうしたとき、その他の方々は今どうしておられるのか。そこもすごく気になる。その部分も別の次元でフォローする記録があっても良いのではないかと思う。
重く、厳しく、辛い記録であるが、見ておかなければならない内容だと思う。いつの日か、この映画はテレビで放映されても良いのではないだろうか。
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