「当時の様子を鮮明に思い出す。」Fukushima 50 クララさんの映画レビュー(感想・評価)
当時の様子を鮮明に思い出す。
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災での、巨大な津波による被害をうけた福島第一原子力発電所の事故で、奔走し奮闘した人々のヒューマンドラマ。
忘れることができない、いや決して忘れてはいけない、大地震と津波。
これは、東電・吉田所長物語といっても良いだろう。本当は何が起きていたのか?真実は何か?が良くわかった。
現場での東電の奮闘に反する本店の指示、海水注入し続けてよかったよ。
当時の様子や、「イラカン」や「ただちに人体や健康に影響を及ぼすことはない」という言葉を思い出し、政府や東電幹部の嘘や間違った指示対応に、悔しくて怒りで目頭が熱くなった。
あ~田中角栄が首相だったらどうだったかな~と、ふと頭を過る。田中角栄が大蔵大臣だったころ、昭和39年の東京オリンピック、代々木競技場の吊り屋根構造の膨大な費用を、よっしゃよっしゃ俺が全責任を取ると快諾した、あの手腕。東海道新幹線開業のときもそうだよね~。ただね~ロッキード事件のワイロが残念だけど、国のお金の有効活用とリーダーシップは、認めないわけにはいかない。
と、話が違う方向に行ってしまいましたが、この映画は、日本人ならぜひ見ていただきたい作品です。
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