サムライマラソンのレビュー・感想・評価
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炎のランナー幕末秘境篇 残念の章
制作は「おくりびと」や「十三人の刺客」などのセディックインターナショナル。プロデューサーは「戦メリ」や「裸足の1500マイル」のジェレミー・トーマス。監督はバーナード・ローズ。当たり外れのGAPがでかそうなメンツだよなぁ、と思いつつも、小松奈菜に惹かれ、この週末の一本目に選択した俺の判断は間違っていた。だって、人、無茶苦茶多いやん!なんで?混んでるのは苦手です。
冗談はさて置き、作り手側メンツからの期待値に対しては、okの下限と言うところだったと思います。
原作は未読ですが、物語りとしては面白いと思います。が、映画としては「やっつけ感」が半端ない。幕府側の内情表現、草、殺陣、ゴールシーン、その他一杯。かなり消化不良。残念感と満足感、半々です。
竹中直人が、明らかに、と言うか、自ら望んで浮きに行ってる。台詞も演出も、半分はアドリブでしょう?褌姿は、監督演出なのか、その場の勢いなのか、竹中さんに聞いてみたい。
役者さんには外れはなかったです。
してやられた。
キャストも豪華やし、タイトルもストレート。今どきの時代劇を想像しての参戦。でもポスター見てたら、監督、音楽、衣装、の欄で軽く混乱。
良い意味で混乱が的中(笑)。確かに時代劇な導入ではあるのだけれど、次第に西部劇なテイストも含みつつ、不思議な幕末日本に放り込まれる感じに。どちらかと言えば「魔界転生」や「里見八犬伝」を視ている印象でしょうか。だもんで、和製平成時代劇を期待してしまうとポカーンな事態に陥る事でしょう。
それでも、草と侍と足軽の違いやなんかは、殺陣をみてもハッキリ違うのは丁寧な仕事な気がするし、小松菜奈は素晴らしい。オチの展開は雑だけれど、それもB級感を煽っていて、わざとだったら凄いなぁと思う。きっと違うけども…(笑)。
因みにマラソンは付け合わせ程度ですので、ご用心。
武士道
とにかく、走る!走る!走る!
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