サムライマラソンのレビュー・感想・評価
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それなりの時代劇? 西部劇?
けっこう酷評されてますが、自分にはそこそこ楽しめたかな。
「恋は雨上がりのように」で見せた小松さんの速そうな身体かたちは、今回も生かされていたし、ちゃんと走れるようになってました。成長したのでは?
行きはマラソン、帰りは戦 という前宣伝どおりのストーリーだった。面白いストーリーだな、と思うのだが、一方でそれによってごった煮になったため、焦点が絞りにくい映画になったかもしれない。
スポーツであれば、課題の克服とかスポーツマンシップと勝敗の葛藤とか勝利の喜びだろうし、戦であれば戦うか和平かの葛藤や戦場すなわち斬り合いシーンの迫力だろう。
この映画の残念なところは、盛りだくさんだがいずれも寸足らずなところ。
国を守るべき姫の江戸を世界を見たいという気持ちとの葛藤、潜伏先を愛してしまった草の仕事と郷土愛の葛藤、ワザと負ければ金をやると言われた快速足軽の葛藤、死んだ父のようになりたいと出場する少年と暖かく見守る「引退せよ」と言われて落ち込んでる老武士、と素材は目白押しだが、いずれも焦点にはならず。
では、短銃という近代兵器を加えたチャンバラの迫力か、というとそこまでではなく、たしかにポイントは絞れない。
きっと、TVで時代劇を見るような気持ちで見ればいい映画だと思います。
何かのために走る姿は美しい
自分の正義のため、自分の信念のめ、自分の愛する家族のため、自分自身のため、はしる姿は素晴らしいと思うし、後半は自分たちの暮らす大切な藩の為に走る姿は大切なことを守るということを教えてくれると思います。
江戸と明治の過渡期ということ、また走りやすさ、藩の貧窮具合などを、考慮したワダエミさんの衣装は文句なく素晴らしいと思います。例え時代考証にそぐわないといわれようと、映画です。時代劇の女性がお歯黒をしないように、映画に合わせた舞台装置や衣装は必要だと思います。衣装としては特に、雪姫の着ていたティファニーブルーの着物が、来たる西洋の時代を映す鏡としての役割を美しくはたしていたと思います。
相対的な評価は低いようですが、個人的には非常に面白い映画だったと思います。
ただ、ラストの流れがまるきりボヘミアン・ラプソディーと一緒だったのはいかがなものかと思いました。
期待以上
豪華キャストということでとりあえず鑑賞。
主演は佐藤健だがメインキャスト全てが主人公といった感じで
それぞれにストーリーがあり最後もスッキリ。
佐藤健、森山未來のアクションは素晴らしく
竹中直人も安定の演技で一部笑わせてもらった。
ややグロい部分もあり苦手な方はどうかと思うが
グロを気にしない歴史好きにはお勧めできる映画だと思う。
なんちゃて日本のアドリブ映画
1855年(安政2年)に安中藩主が、藩士の鍛錬のため行った徒歩競走「安政遠足(あんせいとおあし)」の史実をベースにした、創作小説が原作。
豪華配役はいいんだけど…
脚本にセリフがなく、役者たちで動きやセリフを構築していく撮り方をしたみたいで。
実際、既存の時代劇のイメージには被らないし、結構エンタメに徹して面白いっちゃ面白いんだが。
役者がアドリブで演じてるってことだし、外国人監督らしいかなりキワモノの作り。
『ストエンペラー』のジェレミー・トーマスがプロデューサー、『フランケンシュタイン アダム・ザ・モンスター』『キャンディマン』のバーナード・ローズが監督だけに、考証がいい加減な「トンデモなっちゃって日本」で、ファンタジー度合いが『47RONIN』『ラスト サムライ』レベル。
幕府の刺客が戦略なしでやってきて、弱すぎてなぁ…
殺陣が健くんと青木くんのるろ剣対決以外はイマイチ…
ってあたりで、いまいち乗り切れなかった私であった。
違和感だらけの時代劇
原作は未読である。「史実に基づいた物語」という触れ込みであるが、どこからどこまでが真実なのかはよく分からない。おそらく、そのような事実があったという程度の話ではないかと思うが、むしろこの出来上がりを見る限り、史実云々という件はあまり強調しない方が良かったのではないかと思う。
2003 年の「ラストサムライ」や、2013 年の「47 RONIN」や 2016 年の「沈黙−サイレンス−」のように、外国人監督が日本を舞台にした映画を演出することが増えてきたが、必ずしも成功しているとは言い難いものが多い。その最初の例として忘れてならないのは、何と言っても 1980 年に放送されたテレビドラマ「将軍 SHOGUN」である。日本人から見ておかしな描写が目立った時代劇だったが、アメリカをはじめ世界中でヒットしてしまったために、誤った日本像を世界に広めることになってしまうという皮肉な作品であった。
それぞれの監督は、自分の異国性を意識するあまり、過剰な日本らしさへのこだわりを盛り込もうとして、結果的に違和感が増してしまったのではではないかと思っている。本作品の監督バーナード・ローズはイギリス人で、名作「パガニーニ、愛と狂気のヴァイオリニスト」を手がけたことで良く知られている。本作もまた、違和感が終始気に障るところが残念なのだが、その理由は日本らしさへのこだわりなどではなく、逆に、日本らしくないものを気安く持ち込んでしまったためではないかと思われる。
まず、足軽だから小刀のみを帯剣しているというのは誰のアイデアであろうか?足軽も歴とした武士であるので、二本差しは当然であったはずである。勝手な変更は日本らしさを損なうばかりである。また、レボルバー式の拳銃などを易々と持ち込んでしまったのも頂けなかった。更には、隠密が派手派手なレザーファッションというのには頭を抱えたくなってしまった。江戸時代の話に西部劇のガンマンが出てきたら、雰囲気がぶち壊しになってしまうのは考えるまでもないことである。
役者については、時代劇らしい風貌をしていたのが森山未來だけだったのも不満であった。いよいよ日本には、時代劇を演じられる俳優というのが絶滅危惧種なのだと思い知らされたような気がした。姫様役の小松菜奈も、全く日本の姫らしさが感じられなかったのが残念であった。役どころから言って、若い頃の大原麗子あたりが似合いそうな役であったが、現在この役を演じられそうな女優はちょっと思いつかないような気がした。
容赦なく首が飛ぶシーンや、倒した相手にトドメを刺す演出には、かなり好感を覚えたが、他の要素がそれを打ち消して余りあった。そもそも、一位になった者に望みの褒美を与えると言っておきながら、ああいう終わり方にしてしまったたのはどういう訳なのだろうか。非常に釈然としないものを覚えた。音楽は、同じようなフレーズを単調に繰り返すばかりで、全く良いところがなかった。日本を舞台にしたおかしな映画がまた1本増えてしまったのではという懸念が拭えなかった。
(映像4+脚本3+役者3+音楽2+演出3)×4= 60 点。
ペイチャンネルで見るドラマ
映画館でわざわざ見るタイプの内容ではないと思った。
とにかくツッコミ所が満載、もうつっこむ気力も失せるような内容_| ̄|○ il||li
別の映画でも指摘したが、時代劇は山で撮影してはいけないと思う。伝えたい事の1割も伝わらないと思う。
あと収穫前の貴重な田んぼで、何やってんだよ(҂˘̀^˘́)งと怒りも込み上げた。
熊出てきた時点で、コントになっちゃってたし(呆)
衣装はやたら豪華なのに、お城などのセットがしょぼ過ぎるのもイタかった。
キャストは素晴らしい
佐藤健くんと小松菜奈ちゃんファンなので初日に観賞しに行ったけど・・・
盛り上がりなく淡々と進行していく感じ
せっかくの豪華キャストなのにもったいないかな
ちょっと違和感のある日本の描写も残念かな
小松菜奈ちゃんのお姫様は綺麗でした(≧▽≦)
明治維新から150年かー
安政と言うと、安政の大獄とか、桜田門外の変とか、日本が揺れに揺れた時代なので、地方にもそんな緊張が伝わっていたのではないかという着想から生まれた物語なんだと思う。
ただ、本当は、安政の遠足は、幕府に目をつけられるどころか、ちょっとした半分ピクニックのようなものだったらしいですよ(笑)。
幕末の幕府は、現代にあっても、悪者にするには打って付けのエレメントなのだと思うけど…、
ただ、土佐や越前藩をできる限り排除して、薩長中心で構成された明治政府が色々書き換えた歴史を、客観的に見直して、この国がどのように右傾化し、デモクラシーを排除し、日本を自滅の道に迷いこませたのか考えることも必要なんじゃないかと、ふと思ってしまった。
そんなことを思わせてくれたという意味や、きっとワダエミさんがデザインしたと思われる姫や侍女達の衣装がすごく綺麗だったこと、これから期待される役者も多く出ていたことなどから、そこそこのポイントは付けましたけど、物語は安易でした。
テーマとストリームがチグハグな感じ
豪華俳優陣なので期待してたが、期待した程面白くなかった。
遠足、チャンバラ、時代の移り変わりを背景にした政治や忠誠心を試される場面があり、何に焦点を置いているのかよくわからない感じがした。特に戦いの場面はスプラッター映画?って感じでグロ過ぎて驚いた。 最後のエンディングがテーマと思われるが、その割にはストーリー展開がそれに則していないので「えっ?」って感じでした。いろんな意味で残念な感じが否めない映画だった。
遠足 notえんそく 「とおあし」
マラソン大会の起源がここにあったんですね。勉強になりました。
豪華キャストで期待度Maxでしたが内容的には今一つ。佐藤健くんの立場が微妙過ぎて・・・。
小松菜奈ちゃんと阿部純子ちゃんで良しとしたいと思います。
お疲れ様でした
走って走って戦って、戦ってはまた走って、我々が観ている以上に、さぞかし俳優さんたちは大変だったでしょう。
紅一点の小松菜奈は、外の世界に憧れを持つ気の強い姫様がよく似合っていた。
森山未來も強烈なキャラを熱演していた。
佐藤健は芝居はもちろん、身のこなしも殺陣も、ビジュアルも文句は無いが、主役の割にはイマイチ存在感が薄い。
やはりこれも、目立たぬようにということなのか。
もう少し、活躍させてあげたらよかったのに。
遠足と書いて『とおあし』。
音読みだと『えんそく』。
読み方一つでずいぶんニュアンスが違うものだ。
ラストのあのシーンは不要だな。
炎のランナー幕末秘境篇 残念の章
制作は「おくりびと」や「十三人の刺客」などのセディックインターナショナル。プロデューサーは「戦メリ」や「裸足の1500マイル」のジェレミー・トーマス。監督はバーナード・ローズ。当たり外れのGAPがでかそうなメンツだよなぁ、と思いつつも、小松奈菜に惹かれ、この週末の一本目に選択した俺の判断は間違っていた。だって、人、無茶苦茶多いやん!なんで?混んでるのは苦手です。
冗談はさて置き、作り手側メンツからの期待値に対しては、okの下限と言うところだったと思います。
原作は未読ですが、物語りとしては面白いと思います。が、映画としては「やっつけ感」が半端ない。幕府側の内情表現、草、殺陣、ゴールシーン、その他一杯。かなり消化不良。残念感と満足感、半々です。
竹中直人が、明らかに、と言うか、自ら望んで浮きに行ってる。台詞も演出も、半分はアドリブでしょう?褌姿は、監督演出なのか、その場の勢いなのか、竹中さんに聞いてみたい。
役者さんには外れはなかったです。
してやられた。
キャストも豪華やし、タイトルもストレート。今どきの時代劇を想像しての参戦。でもポスター見てたら、監督、音楽、衣装、の欄で軽く混乱。
良い意味で混乱が的中(笑)。確かに時代劇な導入ではあるのだけれど、次第に西部劇なテイストも含みつつ、不思議な幕末日本に放り込まれる感じに。どちらかと言えば「魔界転生」や「里見八犬伝」を視ている印象でしょうか。だもんで、和製平成時代劇を期待してしまうとポカーンな事態に陥る事でしょう。
それでも、草と侍と足軽の違いやなんかは、殺陣をみてもハッキリ違うのは丁寧な仕事な気がするし、小松菜奈は素晴らしい。オチの展開は雑だけれど、それもB級感を煽っていて、わざとだったら凄いなぁと思う。きっと違うけども…(笑)。
因みにマラソンは付け合わせ程度ですので、ご用心。
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