ブルーアワーにぶっ飛ばすのレビュー・感想・評価
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東京から茨城ではロードムービーにならない
映画館で観たかったけどスケジュールが合わず観れなかった
友達?と一緒に実家に帰る話
その点だけだと日本初のカラー長編映画『カルメン故郷に帰る』に似ている
ちょっとぶっきらぼうな夕佳(夏帆)とちょっとすっとんきょうなあさ美(シム・ウンギョン)のコンビが面白い
っていうか今回も日本人役なのね(^_^;)
シム・ウンギョンが登場するまではつまらない
映画で芝居の舞台裏描かれても興醒めしちゃうというか苦手
シム・ウンギョンのユーモラスで細かい演技が素晴らしい
これが彼女本来のポテンシャル
シム・ウンギョンの魅力を十二分に引き出しているのは新聞記者ではなくこっち
イモトに似ていると酷評する馬鹿はまずこれを観ろ
清純じゃない役の夏帆の方が断然好きだ
おばあちゃんの爪を切るとき緊張していたけどあれは演技じゃないね
演技だとしたらすごい
チーママ役の伊藤沙莉が秀逸
はじめ誰が演じているかわからなかったしエンドロールで伊藤沙莉が出てきたからあれ出てたっけと思い調べて改めて観たら彼女凄いわ
それにしてもなにあれあのオチは????
気持ち悪くてこれだけで星一つ減点
こうしなければいけない必然性が全く感じられず論ずるに値しない
故郷はいいなと思う話だった
日常生活に疲れていた名佳。
友達のあさ美と一緒に名佳の故郷茨城に、おばあちゃんの見舞いに行くことになった・
名佳は実家の家族を嫌がっていたが、故郷を後にするときは寂しい想いをしたという内容だった。
退屈な話でした。
なんだかんだで、家族はやっぱりいいんだなと思いました。
岩間には帰りたくないってか
山内マリコ原作のモノは地方都市(田舎)で暮らす女子の悲哀なんですが、この作品は地方都市(田舎)出身の女子が東京(都会)から田舎に帰りたくない。帰省すらしたくない女子の物語。帰ったら自分が駄目になる。故郷が中途半端に近く頼りたくない、基本帰ったら負けだという訳のわかんない強迫観念。都会の多忙なキャリアウーマンに多いかも。そんなアラサー女子を夏帆が演じます。監督はCMディレクターを生業とする箱田優子という女性で自分を投影しすぎのきらいがあるかな。初監督作品でコンクール作品だから荒削りは仕方ない。ただ映像はかなり秀逸でキャストもよくこんな名優たちが。シムウンギョンなんて日本アカデミー最優秀主演女優賞だよ。
(ごめんなさいだいぶたってレビューしました)
伊藤沙莉がスナックの女の子やっていてサマーナイトタウンを熱唱するシーンが個人的にツボでした。
なに笑ってんの?それ、ブスだかんね!
自分の育った田舎が嫌で、嫌で、嫌で。
そこから離れたくて都会にでても、やはり自分の中には切っても切れぬ存在がある。
クールに否定している自分がいても、それをダサいと思っている自分もいる。そう、それがまさに清浦だ、、、と思っていたら、なるほどそういうオチか。
チリ紙に包んだ小遣いなんて、子供のころは得した気分だけでなく恥ずかしかった。それが大人になってから貰うと全然違う。このくらい間に合ってるよって気分よりも、まだ自分を可愛いと思ってくれている気持ちに素直にありがたいと思えるようになる。そう、自分の中には「育ってきた田舎」がしっかりと存在しているからだ。そのことに気付いた時、砂田は素直に微笑んだのだろう。ささるなあ。
ブルーアワーとは、一日の終わりと始まりの間に一瞬だけ訪れて、空が青色に染まる静寂の瞬間、だという。黄昏、逢魔が時、と同じか。それはまさに、砂田の意識の境でもあるんだろうな。
お金をかけた学生映画
雰囲気で観る映画なの。東京でもやもやしている主人公が田舎に帰って、死にそうなお婆ちゃんみて、なんかつかんで、東京で頑張ることになるの。
肩に力の入った台詞なんだけど、役者さんはこういう台詞を言うのがうまいんだわ。散々練習してるんだろうな。
役者さんは豪華で、脚本・演出は学生映画ノリだから、お金をかけた学生映画って感じなのね。それで学生映画は低予算の方が面白いと思ったよ。
SAVE THE CATの法則なんてつまらない
各シーン、おもしろくて、
芝居もしっかりしていて、
セリフも笑える。
が、
主人公に乗れる人と乗れない人がいるかも。
乗れない人にとっては、
フィニッシュにウルトラCを決めても、
他人事の距離は縮まらない。
いわゆるSAVE THE CATの法則なんてつまらないし、世界マーケットで100億円以上回収する為のフォーマットなので一部しか参考にならないけど、その一部の一部分だけでも参考にしていたら10.00とはいわないが、少なくとも、9点台は出てたはず。
素晴らしい女優さんの共演でした
上映時間の短い作品。ストーリーが、淡々としているもんで、睡魔に負けてしまった…。映画が終わってから、サイトのストーリーを読んで、もしや…と。清浦って、砂田の中のもう一人の自分だったんじゃないの?はぁ…もう一回、観た方がいいのかしら?
「新聞記者」に続き今作もシム・ウンギョンさん。「新聞記者」に比べると、天真爛漫な役だったので、とっても笑顔が素敵でした。こんなに可愛い人だったんだ…と見とれてしまいました。でも、これまた、彼女である必要があるのでしょうか?役名も清浦って日本名じゃないですか…。偏見かもしれませんが、やっぱり、日本の女優さんの方が良かったような気がします。
夏帆さん、ある意味、らしくない役でしたね。でも、私は、実力のある女優さんだと思ってるので、可愛いだけの役だけじゃなくて、こういう役を演じてる時の方が好きです。
それから、驚いたのは南果歩さんでしょうか。とても綺麗な方なのに、くたびれたオバさんに見えました。メイクのせいもあると思いますが、やはり、素晴らしい女優さんです。
睡魔と戦った結果、ストーリーは、あまり理解できていないので、女優さんについてのレビューです。
夢の中に潜む現実はリアルな夢
夏帆最高。
監督さんもかなりエッヂかわいい。
勝って気ままに解釈して観たら
めっちゃ楽しくうなずきまくった。
南果歩さんの声はもう半端なく無敵(笑)
映像・音・編集・脚本・わたしは
大好きな作品だった。
夏帆ちゃんが出演してるからかなぁ〜
田舎あるある
まるで自分を見ているようだった。
田舎のあるある 主人公の気持ちも物凄くわかるからこそ、同時に嫌悪感もあって、見ていて胸が痛かった。
故郷を離れて都会で頑張ってる人、是非観て欲しい。
それぞれに何か琴線にふれるものがあると思う。
前半部分はなんだか大袈裟な演技で下品な演出が嫌だったけど、
後半部分からグッとくる。泣けました。
おばあちゃんの演技、最高だな。
役者が良い。
役者がいちいち良かった。特に南果歩は凄いね。あのポータブルテレビ観ながら一人ご飯のところが良かった。壊れていた実家が妙に生生しくて。色々な布石っぽいのも全て回収することもなく、皆さんの解釈に任せます!みたいな演出には好感。
☆☆☆★★ 途中まで…と言うか。ほぼラストシーンまで、何を描いてい...
☆☆☆★★
途中まで…と言うか。ほぼラストシーンまで、何を描いているのか?が分からずにいた…のだが。
ラストの夏帆のショットを観た瞬間に、フッと思い当たる節に気が付いた。
とは言え、全てはこちらの勝手な解釈ですが(-_-)
作品中には、色々な動物を始めとする生き物が登場する。
犬は車に轢かれそうになるが無事だった。
猫はある日居なくなり。父親役のでんでんに「あれはもう死ぬんだ」と言われる。
蝉は儚い寿命を全うし、死の淵にいるが。触ると未だ生き続けようとする。
あれは赤トンボだろうか?今まさに羽根をもぎ取られる瞬間だ!
牛舎の牛は同じ場所で生まれ、乳を搾られ、最後には肉塊となる。
そして人間は…。
この映画には、直接的に【死】を扱った描写は無いのだが。都会で生きるこの主人公には、確たる目的もなく。或る意味では《既に死んでいる》のかも知れない。
そんな主人公から見たならば。都会に比べて、何もない田舎は【死んだ場所】にしか見えないのは必然でしかない。
そんな主人公が、その田舎の現実と立ち会う事で。田舎の日常に潜む【生と死】と向き合い、ほんの少しだけ前向きになり。生きる糧を得た…のかも知れないと💧
出演者の中では、南果歩演じる。田舎で生きていかなければならないお母さんがとにかく圧巻。
その疲れ果てた表情に、農作業で黒く焼けた肌。「死にたいよ!」と言いながらも、自分が倒れたら家族も家もダメになってしまう…と思っているのだろう。その気丈な心の奥、カメラを向けられた時にはにかむ仕草は素晴らしいの一言。
(おそらく)観た人の殆どが1番良かったと思う場面が、おばあちゃんの◯を◯る場面。
とにかくその美しさにはため息が出た。
そして…。
ワンシーンだけで全てを持って行く伊藤沙莉には感服。最強だっぺよ(´Д` )
上映終了後に監督のティーチインあり。
「出来るだけサイン書きます!」との事だったが。ひょっとして、そのサインに茨城の山と太陽を表す【 へ ° 】は入ったんだっぺか?
2019年10月30日 テアトル新宿
面白いけど荒削り
最後のある種の「真実」をハッキリさせるラストはわかるのだが、飲み込むのに少し時間がかかった。全編を思い返して、本当にこの解釈でいいのかあやふやだった(幸い、上映後監督のティーチインがある回で、その中でサラッと「虚実がないまぜになっている」と発言があった気はする)。これがもっと上手く飲み込めるようになっていたらもっと良かったと思う。あと、最初の10分を見れなかったので、そこで何があったのか気になる。
田舎の居心地の悪さを醸し出す面々の演技は良かった。何よりシム・ウンギョンの底抜けて垢抜けた、しかし親しみのある空気がとても良かった。日本人の女優じゃなくてシム・ウンギョンである必要あるのかなと見ている間は少し思ったが、違和感を埋めたのは却って悪くなかっのかも。
ソフトランディングした『ファイト・クラブ』かもしれないし、違うかもしれない。
映画って難しいなあ。
何か最初から若い子が背伸びして映画作りをしているような感じでした。
若者言葉が溢れかえり、仲間内受けする言葉が次々と・・・。
年寄りにはつまらない。もっといろんな世代の人に通じるストーリーにして欲しかった。
せっかく実力派のシム・ウンギョンを使い切れていない。もったいない。『新聞記者』でも重要な役で大活躍していた。今回このストーリーでは、一生懸命に演じていたが、この人の目の奥に見える情熱の炎が不完全燃焼しているように感じた。脚本の力不足だと思う。この人にはもっともっと日本映画で活躍してほしい。その力が十分にあると信じている。
いっそ、コテコテのコメディーなんかで演じる姿を観てみたいなあ。
一方で病院のおばあちゃんのシーンはキラッと光っていました。あのおばあちゃん小野敦子さん、さすがだてに役者やっていないなあと思わせるシーンでした。
【都会暮しの中で、愛想笑いが貼り付いてしまった30女が久しぶりに”イバラキ”に帰省し、再生していく姿を丁寧に描き出す】
東京で映像の仕事をしている”スナダ”(夏帆)は冒頭から観ていて切ない位に心が荒んでいる。
ぶっきら棒な話し方や自分の身の回りの様々なモノに対して斜に構えた態度が彼女の心の様を表している。
だが、ここからの強引な展開(ここは敢えて細かい突っ込みをせず映画の流れに身を任せる)が良い。えーと、この人誰だっけ?という”清浦”(シム・ウンギョン:コミカルエンギモオーケーナノネ)の車で”スナダ”の故郷へ車でGo!
久しぶりの実家は引き籠りの兄(黒田大輔)や鎧兜、日本刃収集に嵌る不愛想な父(でんでん)、イバラキ弁丸出しの母(南果歩:いやー、びっくりしました。凄いなあ。)でこちらも荒廃度合が進んでいる・・。
居たたまれず、田舎のスナックに繰り出してみればママからの強烈な一言(ここ、効果的に野太い声にアレンジされているように聞こえた)。
けれど、祖母の老いていく中懸命に生きる姿や田舎の自然の美しさ(今・昔が混然と描かれる)、久しぶりに実家で食べるお米と納豆”イバラキだからね”と味噌汁。そして、常に笑顔で”スナダ”の近くにいる”清浦”。
言葉遣いや表情がどんどん丁寧に柔和になっていく”スナダ”。
そして、あのラストシーンである。
<予測はついたのだけれども、見せ方、上手いなあ・・>
豊かな才能を持つと思われる脚本をきちんと書ける”箱田優子”監督のデビュー作。素直に喜びたい。
痛い大人のキツイお話
主人公の砂田(三十路女)が友人キヨと田舎の実家に帰りノスタルジックな経験と現在を見つめ直す映画…なのだろうか
鑑賞中最初の印象はキッツーだった笑
まず主人公砂田が痛い
出てくる人間が大抵痛い
痛い自分をよくわかってる。でもそれがやめられない
そんな自分が嫌い…それはなんとなくわかる
でも自分(砂田)を好きな人が好きじゃないの発言からコイツは甘えてる。拗ねてるだけだとおもった
一番キツイと思ったのがキヨだ
日本人のはずなのに片言の外国人が演じている
しかも超ハイテンション!なんだコイツは!と思った
でも一番まともなのもキヨだった
片言ながら敬語を使い、空気を読み、施設でお年寄りと一緒に笑顔で体操する姿にグイグイ好感度が上がった
実家に帰りノスタルジックな感傷を味わい自分を見つめ直したように見えた砂田
しかしこれから変われるだろうか。人の良さそうな夫はたぶん全てに気付いている
自分を見つめ直すのも大事だけど夫婦関係を見つめ直す必要があるなと感じました
観る人を選ぶ作品だが私は好きだ
すべてのことがどうでもいいと思う自分、故郷や家族に対する愛憎、急激に老いていく母、朽ちていく祖母。自分自身の記憶が呼び覚まされ、かなりヘビーに突き刺さった。
夏帆ちゃんの醸し出す空気や彼女の造形そのものが今作を特別なものにしている。ファンにはたまらん作品だ。そしてシム・ウンギョンが彼女に寄り添った。
ダサいって最高です
最初の映画のぐだぐだ感半端なく、寝落ちしそうになったが・・
よくよく眺めていると・・・
何、この不細工な生き方、だっせえじゃん。
妙に誰かに噛みつき、自分の今や未来に自暴自棄になり、ちっともカッコよくねえ。
田舎に帰っても、やっぱりだっせえし、全くいけてない。そんな田舎にやっぱり腹をたてる。
だけど、
入院してるおばあちゃん「一生懸命生きてるんだけどねえ、何が一生懸命なんだかわからないねえ」
東京に帰る娘たちを家の前で見送る母「もう、いつ死んでもいいと思ってたけど、人間いざとなると死にたくないねぇ」
そうなんだ、人間なんて所詮泥臭くダサいんだ、ダサいの最高じゃん。牛や猫だけが泥臭くて、人間だけスマートなんてあり得ない!
見終わって思い出したのだが、うちの実家へ私がたまに帰ったときのこと、そろそろうちに帰ろうとする私をやっぱり玄関を出たところまで見送りに出てくれる母親、見送らなくていいと言うのだが、離れていく子供の背中に手を振ってる姿が脳裏に焼き付いている。
そんなダサさって最高です。
生きるってやっぱり最高ですね。
ダサ茨城県のブルーアワー
濃い人間関係が煩わしいヒロインの気持ちには、同じ様に田んぼの真ん中を走る道のある田舎に育った私には共感できる。ヒリヒリ演技の夏帆の横で、シム・ウンギョンが良い味を出している。カラオケスナックのシーンは傑作!あるあるこんなスナック、田舎には。南果歩の茨城のオバサンには驚いた。誰にも心を開かないヒロインがバアちゃんにだけは素直になれるシーンには泣かされる。ダサいのは人がその土地で地道に生きているから、というメッセージは良い。
全51件中、21~40件目を表示