「信じる事の大切さ」ミスター・ガラス こたさんの映画レビュー(感想・評価)
信じる事の大切さ
アンブレイカブルとスプリットの続編で最終章。
この2作品を観ていないと分かりづらい部分もあると思いますが、見ていなくても大まかには楽しめると思います。
驚異的な身体能力を持つ"監視人"デヴィットと"群れ"ケヴィン?、天才的な頭脳を持つ"ガラス"イライジャ。この3人を中心に話は進みます。
彼らは自分の能力をマンガに登場するヒーローの様に感じ、その人智を超えた能力を使って各々の目的、欲望を行なっていきます。
そしてこの3人の噂は次第に都市伝説の様にメディアやネットで広まり、遂には能力を危険視した警察が介入してくる事態になっていきます。
そして3人は捕まり、精神病棟に入れられます。
そこで彼らは医師から「君たちは実は普通の人間で、過去のトラウマや偶然が重なって出来た事からまるでマンガのヒーローの様だと勘違いしているだけなんだ。」つまりは3人の能力はただの"思い込み"だと指摘されます。
この指摘にデヴィットとケヴィン?は自信を無くしたり動揺したりしますが、イライジャだけは自分が信じたものを信じきっていました。
そしてラストの「これは誕生の物語だったんだ」に繋がっていきます。
この作品では他人に何を言われても自分を信じる事の大切さを感じました。
周りの目を気にし過ぎたり、他人から言われた事を鵜呑みににするのではなく、自分や自分を信じてくれる人たちを信じていこうという希望のある作品だったと思います。
イライジャのやり方は過激だとは思いますが、、、
イライジャがなぜ捕まっているのか、デヴィットとケヴィン?はどうやって能力に目覚め、自覚したのかは前作2作品で描いているのでそっちを観るとより一層楽しめると思います。
ケヴィン?にいちいち「?」が付いているのは実際に観て感じて頂けると良いと思います。