バイスのレビュー・感想・評価
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アダム・マッケイ節‼️
マネー・ショートの絶大なインパクトそのままを持ってきたアダム・マッケイの監督、脚本の手腕は本当に素晴らしいと思う👍
そしてクリスチャン・ベールのなりきり振りもさることながら、エイミー・アダムスやスティーブ・カレルの役どころも最高🙌
チェイニー、そしてブッシュ👏
無茶苦茶な奴らだ🤚
そんなにおもしろくもない
なんちゅう映画笑
日本で言うとどういう感じだろう、小泉政権あたりの映画観てるような時代感覚ということでしょうか。よくやるわ。。
クリスチャンベールの仕上がり具合。腹が完璧。それは、もういいか。
なんだろう、興味を引かれる部分もあるが話自体はそんなにおもしろくもない。たしかにねじ曲がってるけど、これ以上にねじ曲がってインパクトある人が直近でいたし、この程度の権力掌握ではごく当たり前の政治家の話に思える。なので感想は以上になる。
知らなかった、チェイニーの存在
911の背景に、
ブッシュ大統領に、
副大統領のチェイニーの存在があったことをこの映画で初めて知った。
最近、側から見ている政治が、参加しなければ何も変わらないこと、興味を持って、政治に参加する必要があるんだと強く感じる。
チェイニーが最後に言ったように、
民主主義では、政治家を選んだのは自分で、
その結果は自分に跳ね返るものだから。
チェイニーなの人柄は映画を通して多くわかったが、
木の映画で言いたかった事は何なのか。
うむそを通して大量虐殺をしてしまった事?
誰得なのかが分からない。
何の為に?
3.2権力
権力の反乱を見たような映画でした
全体としてきっちりかっちり完成度の高い映画でした
コラージュのように様々な場面、ユニークさを散りばめていていて飽きずに見れました
最初はあまり共感できる場面がなかったので、平凡な印象でしたが
徐々にイラク戦争とPR作戦、権力の反乱の場面が見れて
「権力はしょうもない」という感情が湧いたのでそこで0.2点くらい心的パラメーターが動いたような気がします。
ディックの家族風景を見るたびに思ったのは、その数十億の資産と権力を「なんのために手に入れているのか」という点が疑問に移りました。
魚釣りにはそこまでの資産はいらないはず
アレ?そこまで信念もなかったはず
かれはただ「勝ちたかった、なめられたくなかった」だけなのだろうと思いました。
資産も、経営もできちゃう、しかも一元的なパワーを持ってる点というで「勝たないと」意味がないという発想だったのだろうと思いました。
しかし、少し勝負する機会が少なかったのではなったのかとも思いました。
「なんのために勝たないといけないのか」その点を考察する時間がアレば
もっと欲しい物が簡単に手に入ったのではないでしょうか。
そうしたことを妄想できたという点では良い映画だと思いました。
あとアメリカの法律本当に乱れとうやんけと検索する機会もあったので良かったかなと。
ただ総合的には3.2点という感じでしょうか
もう少し共感性と、パンチのほしいところはありました。
ラスト数秒でアメリカの実態が分かる
チェイニーがラムズフェルドの弟子だったというのは初めて知った。個人的な権力欲だったのか国家の非常事態での緊急手段だったのかはよく分からないが、エンドクレジットのギャグが表現するように、人生一回詰んだと思えばなんでも出来たというところか。ともあれリベラル=先進、保守=時代遅れという単純なモノでもない事はよく分かった。米国のように外交からLGBTまでセットで究極の二択と、日本のように選択肢が多すぎてどれも中途半端なのと、どちらが理想の民主主義に近いのか、これを観るとますます答えが出なくなる。ライス補佐官は思わず本人カメオ出演かと思ってしまった。
権力の怖さ
権力を乱用した副大統領の人生が描かれています。
社会は映画のためかなり重い内容です。
序盤でこそクリスチャン・ベールとわかりますが後半は全くわかりません。
マシニストとは真逆で増量したとのこと。
海外では当たり前なのかは知りませんが、
役作りへのこだわりには頭が下がります。
このアメリカ大統領たちに振り回されているんだよね。
ブラックジョーク満載のバイスプレジデント、チェイニーの真実だが、正直、ブッシュも相当とんまなヤツだと思う。
はっきり言って、アメリカもレーガン、パパブッシュ、クリントンまでは、それなりの権威を持っていたと思っていたところで、
ブッシュが大統領になって、ん???なんか、この人大丈夫?ということになり、裏で、ここまで、チェイニーがやりたい放題とは知らず、
日本もずいぶんとこの人たちに振り回されていたんじゃないかと。
そして、その後のトランプ政権。
アメリカって、ブッシュ以降、実はなんでもアリってことになっていたのでは。
でも日本も安倍さんに散々やりたい放題されて、それでもよしってことになっていたことを考えると
今の民主主義は、取り急ぎ、経済さえ回っとけば、あとは感知せず。
それが、国民の本音なのかもしれない。
強欲と混沌の国
面白い。監督の優れた手腕のお陰でアメリカの政治の歴史を分かりやすく笑えるエンタメとして成立している。まぁ実際には全く笑えないわけだけど。
子ブッシュ政権を牛耳る副大統領の話なのだが、この時に限らずアメリカは
法の拡大解釈
メディアを使った誘導
とってつけたような大義
つまり何でもできる権力を使って世界をかき回してきたんだなと
日本を戦争に引っ張り出したときもイラク戦争のときと何ら変わっていない。
最後のペンタゴンの市民のインタビューシーンが今の世界を表している
この映画の語り手の意外な正体
上手すぎるクリスチャン・ベール
子ブッシュにしか見えないサム・ロックウェル
権力ババアすぎるエイミー・アダムス
俳優陣にも拍手!
実話を茶化したのはクレーム逃れ?
ケネディ暗殺や世界を震撼させた9.11ですら未だに諸説あるのですから、クレジットにあるように本当のようなフィクションというのが落としどころでしょう。
変なおじさんが度々出てきましたがまさかドナーだったとは、シェ-クスピアまで引用して妙にコメディ仕立てにしたところやエンドロールの演出を観てもアダム・マッケイのエクスキューズが見て取れます。実話といいつつ茶化したのはクレーム逃れだったのでしょうか・・。
高校時代のガールフレンドだった妻の尻に敷かれ娘を溺愛する凡庸な人間が狡猾、冷徹な政治家に成り上がったかはドナルド・ラムズフェルドの影響とみてとれました、チェイニーの大体の策略にはラムズフェルドが絡んでいますしね。政治家絡みのダーティな話は映画でも多いので亜流の一つくらいの印象しか受けませんでした。ただ、どこの世界でも悪知恵のブレーンはいるものですね、地球温暖化を気候変動、相続税を死亡税に言いかえるくだりは笑えます。
今まさに大統領選の真っ最中なのでフロリダの開票結果の件は興味津々、ゴアが勝っていたら歴史は変わっていたでしょう、ちなみに本作のプレミアに来たトランプ一家は途中退席したとのこと。チェイニーは観ていないようですがノークレイム、ノーコメントなのは大人の対応とも思えます。
駄目ブッシュ再認識。
序盤はかなり眠い感じだったけど、話の展開が有ったときから楽しめた。
やっぱり政治って世襲は駄目だよね。
政治にお金が掛かるというのが一番悪い事。
どこの国ももっと国民も賢くならないと駄目。
どこまで許せて許せないのか
無能だと馬鹿にされ続けても、自分の信条と家族を大切にして取り組み続けていれば、報われる時がくる。国家の最大の危機を冷静なリーダーシップで乗り越え・・・という話にできなくもない。ワシントンD.C.で起こっていることに関心を持ち、学び、考え続けなければいけないと思いました。
権力とカネの亡者を、アメリカ型民主主義では排除できない。
権力とカネの亡者。
チェイニー元副大統領を一言で評するなら、この言葉がふさわしいのでしょう。
他人がどれほど死のうが良心のカケラもとがめない、クズ中のクズ人間。
こいつが率いる「戦争産業」「石油産業」の儲けのために、いかに政府を乗っ取り、独裁権を行使したか。
クリスチャン・ベールの名演技によって、克明に描かれている映画でした。
911テロを受けて、テロの犯人であるアルカイダと無関係なイラクを相手に、アメリカは開戦します。
狙いはイラクの油田地帯の権益をぶん獲り、山分けすることです。
開戦の口実は「大量破壊兵器が存在すること」でした。
完全なデッチアゲでしたが、パウエル国務長官に国連でデタラメな演説をさせ、開戦へと持ち込みます。
パウエルは、この演説が人生で一番嫌な仕事だったと述懐しています。
この演説中、実際にはイラクにいくらでもいる単なるチンピラの一人に過ぎないザルカウィの名前を挙げて、「イラクにもアルカイダの手先がテロ組織を拡げている」とことさら危険をアピールしたため、ザルカウィは周囲から過剰な注目を集め、テロリスト志願者が勝手に押し寄せるようになり、1年で本物のテロ組織「イスラム国」が出来上がってしまいます。
反米を後押ししたのは、またしてもアメリカ自身だったという構図です。
チェイニーは、政府に入るにあたって、CEOを務めたハリバートンから超巨額の退職金を受け取りますが、副大統領に就任後、同社と随意契約を繰り返し、数十億ドルの契約を同社に与え、ハリバートンの業績は急上昇、株価も5倍に値上がりしたとのこと。
こういう映画を観て、思うのです。
民主主義体制というのは、それを悪用する人間が出てこないことを前提にしている体制です。
そのために極悪人を排除する装置が選挙という制度ですが、本物の極悪人なら、この制度を悪用しようと思えばいくらでも悪用できるのだという警鐘なのだろうと感じたのでした。
たった一度や二度の選挙で、人に全権を与えてしまう制度の弊害が、アメリカにせよ韓国にせよ、明白になってきた昨今、日本のように、何度も選挙のチェックを受けてきた人間だけしか権力の頂点に到達することができない議院内閣制度のほうが、実は民主主義の制度として優れているのかも知れないと考えさせられました。
直接民主制の「国民投票」によって、英国がBREXITでどれほど悲惨な状況に陥ったか。
韓国がローソク革命でどれほど酷い売国奴を大統領に選んでしまったか。
そしてこの映画のディック・チェイニーが、たしかに選挙を戦ったのは事実ながら、その選挙はブッシュ大統領の後ろにコソコソ隠れて当選しただけに過ぎないこと。
こういう事例こそが、直接民主主義の陥穽なのだと再認識させられたのでした。
どブラックコメディ
9.11後のイラク侵攻を導いたとされているディック・チェイニー副大統領がいかにして、権力を持っていったのかが描かれるブラックコメディ。
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ここまでのブラックな映画を作れるのはアメリカならではだな。ディック・チェイニーがしたことを面白おかしく描いてくれて、わかりやすい。
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特に心臓移植の場面なんて、しぶとい、早く死ね、とも言わんばかりの描き方(笑)こんなブラックなのは日本では作れないだろうな到底。
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ハリウッドが作ったリベラル派の政治映画と言われてしまうかもしれないけど、最後までちゃんと見ればそれは違う。ディック・チェイニーを選んだのは他でもない国民一人一人だからね。
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2019年のアカデミー賞にこの作品もノミネートされてたけど、ブラッククランズマンといい、バイスといいかなり攻めた作品がある中結局グリーンブックという万人受けが選ばれてたんだね(笑)私はバイス2019年ノミネート中だったら好きかも。
こういう映画を作れるアメリカはすごい
まずもって、そう思う。脚本、台詞含めてどこまでリアルなのかと、実際そのままなんではないか思うし、社会的風刺、ドキュメンタリーでありながらエンタメ要素もある。ただ単にチェイニーを馬鹿にしている訳ではなく、そうさせてしまった、選んだ国民にも責任があるように描いていると感じた。クリスチャン・ベールはメイクも凄いが本人への寄せ方が半端なく、凄まじい。もはや、クリスチャン・ベールの欠片もない。ブッシュのサム・ロックウェルもそのままんだし、パウエルも本人出演かと思った。特にベールの若かりし飲んだくれのバカっぽいチェイニーから、権力を次第に得ていく、ふてぶてしいチェイニーまで演じ分けるのはやっぱり名優。確かにイラク侵攻で両国で多大な死者を出し、収賄疑惑もある犯罪者かも知れないが、家族への愛は絶対的で、人間らしいところも描いており、全面的に悪と描いていない気もする。特に自身が大統領候補だったにも関わらず、娘が同性愛者であることから、家族を守るために下野するなど、良い父親でもある。演説ベタでもあり、ある意味こんな平凡な人が、つまりは誰にでもチェイニーになりうると描きたかったのかもしれない。実際の本人は相当努力したのだろうけど。尻を叩きながら、献身妻を演じるエイミー・アダムスは安定感あり、はまり役だった。
結局チェイニーは自分の信念を全うしただけなのか?
あ~マネーショートだわ。
演出が楽しくて、史実を淡々を描くだけじゃないモノになってました。
(ただ、演出に関して言えば、途中でエンドロールに入ったのは寒かった)
エンディングの爽快感もよかったよね。
ブッシュがさらに悪印象となったけど、演じたサムロックウェルはさすがだったなあ。
激似だったし。
観終わってからも、チェイニーを責める気持ちにはならなかったけど、彼の次女だけはかわいそうかな、
ブッシュ前大統領、こんな人だったのか!
記者たちー衝撃と畏怖の真実ーと続けて観たのでなんとか理解できた。
息子ブッシュはこんな頼りない、不出来な大統領だったんだ。親の七光りと言っていいのか、、、ブッシュとチェイニーどちらが悪いのか。接戦で負けたゴア氏が大統領になっていたら今のアメリカはどう違っていたんだろうか。
チェイニー、ブッシュはもちろんパウエル、ライスみんな本人に似ていてさすが。ブッシュ前大統領もチェイニーもまだ健在ですよね?なのにこんなに暴露した(特にブッシュはコケにしている感じ)映画を創ってしまうのはやはりアメリカ!日本では無理でしょうね。
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