インフェクテッドZ
2018年製作/93分/イギリス
原題または英題:Patient Zero
スタッフ・キャスト
- 監督
- ステファン・ルツォビツキー
- 製作
- ビンセント・ニューマン
- 製作総指揮
- スティーブ・ノリス
- グレン・S・ゲイナー
- 脚本
- マイク・リー
- 撮影
- ベネディクト・ノイエンフェルス
- 美術
- ジョナサン・リー
- 衣装
- スージー・ハーマン
- 編集
- マーク・スティーブンス
- 音楽
- マイケル・ワンドマッチャー
2018年製作/93分/イギリス
原題または英題:Patient Zero
感染パンデミックものではあるが、ウィルスによって直接死に至ることがないという設定なので、ほぼゾンビ映画と同じ感覚。難を逃れた人々が核施設のある巨大な地下で身を潜めていて、そこの研究室ではワクチンを完成させるため“Patient Zero(第一感染者)”を探そうと試みていた。
そこでは主人公モーガンが感染したのに、発症していない例外的存在で、そのため感染者と会話ができるという特異な性質を持っていた。わかったようなわからないような、第一感染者を探すよりも、発症しないモーガンの血液からワクチンが作られてもよさそうなのに、期待もできないゼロを探すとは・・・
愛妻ジャネットも隔離されているモーガンだったが、女性医師ジーナとのセックスシーンがあることでドン引きする方も多いだろう。ただ、このモーガンの体液は感染しない何かがあると思われるので、ジーナの方から誘った可能性もある。途中、ジャネットが代理妻がどうのこうの言ってたから、そっちの方向だったわけだが・・・
設定もあやふやだが、音楽で発狂する感染者たち。人間の奥底に潜む“怒り”というものが重要なメッセージでもある。面白くしてくれたのは、教授という感染者スタンリー・トゥッチのレクター博士のような演技だった。だからどうなんだ?って。売ろうとするためか、邦題に“Z”をつければいいってもんじゃない。『ワールド・ウォーZ』には及ばないし、『マジンガーZ』にも及ばない。さらに言えば、ももいろクローバーZにも・・・
なかなかのクソっぷりに驚愕
主人公がクズすぎてイライラするし、研究者が半感染者と性行為をするのはどうなんでしょうか?
終わりも中途半端だし、いいこと言ってる風ですが、終始本当に主人公にイライラしかしなかった。
ただの虐殺ゾンビ映画として見るならいいです。が、胸糞悪い映画でした。
これは単に激怒しやすい人間じゃないか?
しかもタバコまで吸ってるし、音楽聞くと苦しむとか訳が分からない。
作品自体は丁寧に撮っており、咬みついてくる人間とその謎を解き、ワクチンを作りたい人間(感染しているが理性が残されている主人公)の会話がメインになっている。
その会話すら主人公の妄想ではないか?と途中で思ったりする。
発症してない主人公と性交渉に及ぶ女博士もいるので、感染に緩い様子は研究としてどうなのか?
作品として派手なゾンビホラーらしさはなく、少々違うホラー作品として見た方が良いと思う。