川沿いのホテル
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解説
韓国の名匠ホン・サンス監督の23作目となる長編作品で、キム・ミニとの6本目となるコラボレーション作品。漢江沿いのホテルでのある冬の一日を舞台にした会話劇をモノクロ映像で描く。
ある冬の日、漢江沿いにある静かなホテルに滞在している老詩人ヨンファンは、何となく自分が死ぬような気がして、疎遠となっていた2人の息子をホテルに呼び出した。しかし、親子は同じホテルの違う場所で待っていて、なかなか出会えない。ようやく互いを発見した親子は、ホテルのコーヒーショップで久々に会話を交わすが、話がうまくかみ合わない。一方、ホテルの別の部屋では、失恋して傷心の美女サンヒが滞在している。ヨンファンは彼女を気に入ってその後を追うが……。
2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベストテン第6位に選ばれ、第68回ロカルノ国際映画祭ではキ・ジュボンが最優秀男優賞を受賞。日本では第19回東京フィルメックスのオープニング作品として上映された。
2018年製作/96分/韓国
原題または英題:Hotel by the River