劇場公開日 2019年4月5日

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「生真面目な世の中へ」麻雀放浪記2020 モロもろきゅうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生真面目な世の中へ

2019年4月18日
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麻雀放浪記(1984)を前日に予習してから鑑賞へ。
未来に降り立った坊や哲は、全自動卓に驚いたりといったカルチャーギャップコメディが展開されていく。
舞台の2020年では、無駄なセグウェイやスカウターっぽいものなど未来描写はバカバカしさ込みの面白さがある。
と思っていたら現実と地続きであるような描写が出てきてハッとさせられる。
超タイムリーになった謝罪会見、グッズ回収などの社会風刺は今この時期に劇場で観る価値がある。
この映画を観て怒る人がいると思うし、他人に勧められる品行方正な映画ではないけど、こういう映画が作られなくなったら寂しい😞
真面目な人が、「なんだこの描写は!許せない!!」って怒るほどこの映画内で描かれていた構図にハマっていくところがメタ的で面白い。
斎藤工が演じる坊や哲は、坊や哲とドサ健のキャラクターがところどころ混じってたり、最後の戦いにママがいたりと予習していったからこそ混乱したところもありますが、基本的にはパラレルなのかな?

モロもろきゅう