麻雀放浪記2020のレビュー・感想・評価

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麻雀放浪記2020

劇場公開日 2019年4月5日
73件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

白石和彌監督の毒気は今の日本で貴重

第三次世界大戦で2020年の東京五輪が開催中止になった日本、という設定が“不謹慎”と批判されるのを懸念してか、公開前にマスコミ試写が行われなかった本作。ひょっとして3月中旬のピエール瀧逮捕を事前に察知していた?というのは考えすぎか。

30代後半イケメンながら学ラン・ふんどし姿の童貞「坊や哲」を喜々として演じる斎藤工も、思えば奇特な俳優だ。映画オタクとして知られる彼の熱望により、このリメイクが決まったという。将来斎藤が製作や監督に活躍の場を広げる可能性もありそうだ。

そして、暴力とエロでエッジの効いた映画を撮り続けている白石監督。本作では大いに羽目を外しつつ、テレビ業界の軽薄さやアイドルの枕営業といった毒のある風刺をしっかり盛り込んだ。あのベッキーを起用して艶っぽい演技をさせるなど、忖度も自粛も無縁な姿勢に感服する。変に丸くなったりせず、このまま尖った映画を作り続けてほしい。

AuVis
AuVisさん / 2019年4月26日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  笑える 楽しい
  • 鑑賞方法:試写会
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このクソったれな世の中へ ネタバレ

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現代をディスりまくってる作品かな。

戦後からタイムスリップしてきた「坊や哲」が戦後に帰りたいと宣う。
その理由が本作の大筋。そう思うと、主人公が賭博師なのも頷ける。
荒廃した時代よりも、物が溢れて平和な時代の方が幾分か住みやすいと思うのだが、命の煌めきを肌で感じれる世の方が、彼には良いのだ。
そんな対比が語られるわけなのだが…。

どおにも監督自身の反骨精神なのか、不満なのかが相当濃くてあてられる。
この低予算っぽい作りを「逃げ道」と捉えるか「謀反」と捉えるか。
現代に蔓延する正義という名の理不尽に悉く噛み付いたような印象だ。

そんな内容を受け取っちゃったものだから、今回の騒動は渡りに船だったんじゃないかと思える。公開できない理由などではなく、だからこそ、公開するべきだと主張する理由に。
ただ、ちっと洒落では済まなくなったなぁと。

色々、物議を醸してるであろう本作。
だけども、見終わった今、ちょいと胸がスッキリしてるのは何故だろう?
多分、空耳なんだけど「うるせえ、バカヤロー」とこぼす監督の声が聞こえてくる。
色々とタブーに切り込んだ本作ながら、表現者たちも一緒くたに混ぜちゃったもんだから、ナマクラな刀で斬ったような愚鈍さが残る。

U-3153
U-3153さん / 2019年5月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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中途半端

白石監督作品ということで注目したが期待ハズレ。一体何を伝えたいのか分からず中途半端。終始集中出来ずに何度も睡魔に襲われたzzz…もっと雀士の壮絶な争いと駆け引きが観たかった。
2019-104

隣組
隣組さん / 2019年5月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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斎藤工を見に行くならアリ

ピエール瀧周りの一連の流れで、自粛、作り直しではなく、そのまま上映に踏み切ったというその一点で観に行きました。

原作麻雀放浪記のシーンから雷鳴に打たれて2020年の未来へ!
現代に現れた無一文の哲はふんどし姿で「九蓮宝燈」をあがって過去に戻れるか!

麻雀放浪記にあるエピソードを数点拾って組みなおしつつ、
アンドロイド、AI、生体IDなど未来要素を加えている。
ピエール瀧はセグウェイにのって会議に出るえらい人(クズ)役で2,3カットしか出ない。

・麻雀が分かって
・原作知ってて
・斎藤工の怪演で

ちょっとだけ楽しめるかなというところです。

Jiro
Jiroさん / 2019年5月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  笑える 楽しい 単純
  • 鑑賞方法:映画館
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麻雀の知識は必須。奇想天外すぎる、珠玉の痛快破天荒ムービー!!

【賛否両論チェック】
賛:終戦直後から2020年へとタイムスリップしてきた主人公が、ぬるい時代に風穴を開けて一大旋風を巻き起こしていく様は、痛快の一言に尽きる。
否:そもそも麻雀のルールを知らないと、全く楽しめないこと請け合い。設定や展開も荒唐無稽で、なかなかついていくのが難しい。ラブシーンもあり。

 まず大前提として、麻雀の知識は必須です。最低限のルールが分からないと、なんだか全く分からないまま話が進み、そのまま終わってしまいそうです。
 物語は、まさに奇想天外・荒唐無稽・破天荒といった言葉がピッタリな内容です。終戦直後の東京で、命を賭けて麻雀を打っていた哲が、良くも悪くも平和ボケした2020年の東京へとタイムスリップしてきて、やがて社会旋風を巻き起こしていく姿は、非常に痛快に映ります。
「勝負しねえで生きる奴に出来ることはな、長生きだけだ。」
という言葉が、メチャメチャカッコよかったです。
 ただ、肝心の展開も思いのほかメチャクチャで、ツッコみどころも多すぎる印象を受けてしまいます。真面目に観るというよりは、その辺りも加味して軽い気持ちで観るのがイイのかも知れません(笑)。
 ラブシーンやグロシーンも結構あったりしますので、好き嫌いは両極端にハッキリと別れそうな作品といって間違いなさそうです。

映画コーディネーター・門倉カド
映画コーディネーター・門倉カドさん / 2019年5月5日 / PCから投稿
  • 評価: 0.5
  • 印象:  知的 難しい 寝られる
  • 鑑賞方法:-
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☆☆☆★★ 何やら聞こえて来るのは低い評価ばかり。 元々、内容から...

☆☆☆★★

何やら聞こえて来るのは低い評価ばかり。

元々、内容から政府内でチェックが入り。更にはピエール問題で揺れる等、散々の様でしたが。私自身、この監督の作品としてはこれまで観た中では…。

…ん?意外と面白いんですけど(・・?)この監督の作品としては(当社比)
尤も、和田誠版と比較してしまってはダメですよ〜!
(=゚ω゚)ノそれはダメ!ダメよダメダメ(古っ)

阿佐田哲也原作は未読ですが、題名だけ借りた別物として考えた方が良いのでは…と思えました。映画の方向性として。コメディーに寄っているのは明白な様に。コンビニの雑誌コーナーに有る【麻雀漫画】の(のような)映画化を志向している…節が見えました。卓を囲む面子が時代を越えて出揃う辺り等は、小説の世界と言うよりも、よりマンガの世界観でした。
こんなマンガが喫茶店等に入った際に置いて有ると、ついつい読んでしまう…って言う《アレ》ですね《アレ》。
まあ大抵の作品は、竹中直人が出て来るとやりたい放題になって。真面目な作品でもコメディーに寄って行ってしまいますけど(´ω`)

それにしてもNGなしの斎藤工は偉いわ。最後に突き抜けた『リアル鬼ごっこ』程では無いにしても。幾つもの場面で思わずクスクスとさせて貰え、「嗚呼!これは肩肘張って観なくても良いんだ!」…と。
大体、斎藤工が真面目な顔をして「俺の名前は◯の哲!」…ですから(=^▽^)σ
その台詞・演技を観てしまうと。この作品に対して「あゝだ!こうだ!」と言うのは野暮な話ってもんでしよう…と。

そのおかげなのか?劇場内がガラガラで観やすい状況だったのと。今日のTOHOはポップコーンデーだったのも有り。周りを気にせずに、ポップコーンをポリポリと食べ。中身も頭を使わなくても良いし…で、暇つぶしとしてはなかなか良い時間を過ごさせて貰えた。
…と言いつつも、「期待して観に行ってはダメよ〜」ですけども(=^ェ^=)

ベッキーのロボット顔がここまで活かされていたのも意外。笑うと怖いんですよね〜((((;゚Д゚)))))))
冒頭にピエール問題に関する字幕有り。
重要な役で撮り直しが効かない…って事だったが。
別に重要とも思えなかったが、撮り直さなければダメとも思わない。

明日は降ってくれるかな〜(´ω`)

カネの雨が降るぞ〜

オカダお願いね(−人−)

2019年4月9日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン10

松井の天井直撃ホームラン
松井の天井直撃ホームランさん / 2019年5月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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個々のシーンは面白いが一本の物語としては… ネタバレ

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面白いシーンが多々あり楽しめたが、一本の物語としては引っかかる点が多かった

良く感じた点→主人公を始めとしたキャストの熱演でギャグがより面白く観れた

悪く感じた点→1.設定と描写の不整合。例えばオリンピックの代わりとなる麻雀大会が出場四人では代わりになると思えない

2.麻雀の描写が悪い。特に最後の勝負、追い詰められた主人公のお粗末なイカサマ。物語の都合でそこで勝負が終わらなければ100%バレていたのに勝った風にされても…

3.最後タイムスリップ前の時間に帰ったこと。主人公が一歩も前に進んでいない?無限ループ?と自分は感じスッキリ終われなかった

to
toさん / 2019年5月4日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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チンチロリン ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

原作未読
原作からのアレンジなど色々と情報では知ってるのですが、まあ割と楽しかったというか
若干、テンポ悪いかなって思ったのはタイムスリップしてきたカルチャーショックでちょっと博徒としては勢いで足踏みした感じがあって、特に麻雀アプリのくだり…

75年後の未来での麻雀対戦での顔ぶれが過去の再現って既視感になるのはベタだけど面白かった
途中、手積みになるのもアイデアとして良かったと思う

想像なんだけど、チンチロリンの老人が95才位だとしたら、多分75年前の哲と同い年
そこら辺でもしかしてあの老人は哲なのでは?とも思えた

にょむ
にょむさん / 2019年5月4日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  楽しい 怖い
  • 鑑賞方法:映画館
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レビューが悪いので見ました。

麻雀の事も知らないし麻雀放浪記も見てないけど白石監督、大丈夫かな?と思ってしまいました。岡崎体育さん朝ドラの演技も良かったですが今回のキャラも良かったです。因みに岡崎さんの音楽は知りません。

ぺっえ
ぺっえさん / 2019年5月2日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:映画館
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自己中心派

「スーパーズガン」
を映画化したらいいのに!

コンブ
コンブさん / 2019年5月1日 / PCから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:映画館
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2の2の天和でカット割っちゃダメ。

映画のなかで坊や哲(斎藤工)が「ヒリヒリした勝負がしてぇ」と口癖のように言うのだが、それを見ながら「もっとヒリヒリした映画が見てぇ」と僕は心のなかでつぶやく。

映画のなかで勝負しているのは坊や哲だけで、他の人物たちの欲求などがはっきりしない。矢島健一が扮したAIの開発者の野心だけが際立つ。

冒頭の戦後すぐのシーンに白石和彌の真骨頂があったのではないか。
あとは才能の浪費に見えてしまった。

和田誠の傑作には遠く及ばない。せめて「2の2の天和」をワンカットで見せてくれれば溜飲も下がったものを。

mg599
mg599さん / 2019年5月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:映画館
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時代は変わる、馬鹿は変わるな。

原作小説の『麻雀放浪記』はおろか麻雀のルールすら
知らない自分だが、やたらギラついた映画を連発
してる白石和彌監督と、映画への造詣が深い上に
イケメンという許し難いスペックの俳優(←持たざる
者目線)、斎藤工主演というタッグに惹かれて鑑賞。

出演者のピエール瀧を巡り色々報道されていた本作。
あの件については様々な意見が出ていたけど、ま、
いつも通り作品単体としてレビューしていきます。
……とはいうものの、そんなグッと眉を寄せずに
「はー、くだらねーッ!」と笑えば良い映画でした。

...

あらすじ。
1945年の戦後日本で、麻雀に命を賭ける主人公・テツ!
ある夜テツは凄腕雀士たちとの対局で大技・九蓮宝燈
(ちゅうれんぽうとう)を成功させるが、その時に
発生した落雷の衝撃により、ディストピアと化した
2020年の近未来日本にタイムスリップしてしまう!
九蓮宝燈を成功させれば1945年に戻れると考えたテツは、
ヒロイン・ドテ子と共に、強敵との麻雀対決に明け暮れる!
くしくもその時、中止された東京オリンピックに代わる
国民的競技大会として、世界最強の雀士を決定する
『麻雀オリンピック』が開催されようとしていた……!

……は?

...

『日本で一番悪い奴ら』『孤狼の血』など、'70-'80年代の
邦画を彷彿とさせる"無消毒"感が特徴的な白石監督だが、
近未来SFギャグ映画である本作でも持ち味は健在。
今日日地上波でやったら色んな方面から怒られそうな
あんなシーンやらこんなシーンだらけだし、
くわえて今回は、もうどこからツッコめば良いのか
困ってしまうような荒唐無稽なギャグだらけである。

麻雀が国民的スポーツになっていたり、人工知能に
麻雀仕込んで世界征服みたいなノリになっていたり、
『麻雀オリンピック』なのに日本と中国の2ヵ国から
4人しか出場してなかったり、バカバカしさが全編に
満ち満ちておる。途中で何度「一体俺は何を
見せられているんだ……」と己に問うたことか。
白い内装+白い服装+白い軸無しセグウェイで表現した
SF的風景の激安感も個人的に笑いのツボで危なかった。

『翔んで埼玉』同様、こういうギャグは役者さんが
真剣そのもので演じるからこそ笑えると思うのだが、
その点で斎藤工、ベッキー、ピエール瀧、矢島健一は
非常に真剣な顔で非常にバカバカしくて良い良い。
なかでも斎藤工演じるテツは、色々と間違った方向に
振り切れている。強敵を引き寄せるため、“ふんどし王子”
としてメディアを席巻する流れは笑いを堪えるのに
必死だった。いくらイケメンでもあんな
変態ギリギリファッション流行るかいッ!
そこからなんだかんだあっての謝罪会見の流れも
超バカバカしい(この映画、謝罪率高過ぎない?)。
あとね、終戦直後から来た割にはタマゴの食べ方が
勿体無い。どうしていつも握り潰しちゃうの(笑)。

だがテツのなりふりかまわない麻雀馬鹿っぷりは、
どんな時代だろうが、どんな非難を受けようが、
好きなものを貫き通すという点で、なんだかんだ
格好良い所があるとも感じてしまう。
それに満載のギャグのうち幾つかは、すぐに
メディア発信のブームに乗っかる人々やら、
モラルを振りかざして安全圏から執拗に個人
を袋叩きにする集団心理やら、割とブラック
な笑いにまで昇華されている所が妙味。

...

とはいえ、総合的には「くだらねー!」と笑えば
良い映画なのでそこまでの高尚さやガッチリした
出来を求めちゃいけないです。笑いたい時の
息抜きとして観るくらいが丁度良いかな、と。

中弛みはあるしラストも粗いというかブツ切り
な感じだし(ドテ子どうなったの?とか)、
それに……下ネタが苦手な人ならドン引きするような
お下劣ギャグ満載なので、正直誰にでもオススメとは
いきません。まあ実は自分はそういうのニガテなので、
そこも含めて今回イマイチの2.5判定な訳ですね、ハイ。
なかでもベテラン怪優・竹中直人さんは登場シーンの8割が
ド下ネタでしたね。とても楽しそうで良かったですね(白目)。

...

以上!
イマイチの2.5判定とさせていただいたが、
麻雀好きで下ネタOKで、時代に逆行するような尖った
ギャグ映画が観たいという方なら3.5~4.0位かなあ。

まあね、観たくない人は観なけりゃ良いし、
観て笑いたい人は観て笑えば良いと思います。
その選択すらできなくなったら、それこそディストピア。

<2019.04.06鑑賞>

浮遊きびなご
浮遊きびなごさん / 2019年4月29日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  笑える
  • 鑑賞方法:映画館
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インセスト・タブーと隷属のニッポン ネタバレ

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作品をあまりにも懇切丁寧に説明しすぎるのは、鼻白むものだ。しかし、説明不足がすぎると、せっかくの「仕掛け」が意味不明になり、観客は困惑するだろう。
本作で、最も観客を困惑させるであろう設定は、ドテ子の性的奔放と、人間以外の動物(シマウマ)との性交を想像しないと感じないというものではないか。この謎は、坊や哲が「ママ」と慕う矢代ゆきとの肉体関係を拒絶されていることがヒントとなる。
推測だが、おそらくドテ子は幼少期から思春期にかけて、実父(or継父)から性的虐待を受けていたのではないか。そのトラウマにより、生身の男との性的関係を持てなくなった。
また、坊や哲は、父親との間に深刻な対立があったのではないか。その憎悪は、母親への強烈な思慕となって表れた。いわゆるエディプス・コンプレックスの強化だ。だが、母との性的関係はインセスト・タブーに触れる。
つまり、ドテ子は父からインセスト・タブーを侵され、一方、坊や哲はインセスト・タブーに拘束され、母との性的関係を断念せざるを得ず苦悩している。それが、片や性的奔放と性への嫌悪として、片や「ママ」を投影できる女への執着として表れている。
だから、坊や哲とドテ子の関係の成就は、インセスト・タブーをめぐる苦悩とトラウマの克服のドラマを通してなされる。坊や哲が元いた1945年に戻るクライマックスに、ドテ子が嘔吐を催さず哲とキスするシーンがあるのは、このモチーフの重要さを印象づける。
さて、アジア・太平洋戦争に続き、日本は再び戦争をし、敗北したという設定になっている。その影響で、2020年の東京オリンピックは中止された。この戦争の「敵国」はどこだったのか。クソ丸がヒントになるセリフを言っている。米軍基地が壊滅した、と。おそらくそれは中国だということだろう。にもかかわらず、麻雀五輪に湧く日本。徹底したケツなめぶりだ。
先の敗戦と占領により、日本はアメリカにレイプされた、というメタファーは可能だろうか。ならば、この新たな大戦で、再び中国になぶりものにされたと言えるだろう。そしてまた隷従がはじまったのだ。
ミクロで、坊や哲とドテ子のインセスト・タブーの克服のドラマを描き、マクロでレイプされた日本のどうしようもないダメさを見せつける。この対照をもう少しわかりやすく説明してくれれば、本作への「誤解」に基づく酷評も減るだろう。

マユキ
マユキさん / 2019年4月26日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的 難しい
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ほんとくっっそつまらん

何が伝えたいのかよく分からない!麻雀だけかと思ったら、いるのか?ってくらいのエッチいシーンがあったり何を見させられてんのか理解出来なかった。

むぎ
むぎさん / 2019年4月24日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 0.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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不完全 未消化

なんか中途半端だった いい加減というか
コメディとかSF?って難しいかったのでは。この監督には…麻雀放浪記にバックトゥーザフューチャー混ぜてみたような感じだった
おバカもナンセンスもいいけど 手抜きに見えてしまった。
主人公のキャラクターがきちんと描けていない ガキ使のサンシャインを引きずっているのか、それも思い切りやらず 中途半端なので、他の脇役もいい味がでない ベッキーの雀荘のママは見れたものではないが、AIは適役であった。ラストのオマケはどうしようもないが エイリアンパロディのつもりか?
 ただ、ドテ子のももは よかった。さらっと演技していて、彼女のはまりが唯一の救いだったので…☆1・5プラスして☆3っです。
だから、ドテ子と哲の二人のやりとりメインにした方がよかったか…
麻雀と世界オリンピック 近未来 社会風刺…と詰めこみ過ぎたか

ピエール瀧の出番は少ないが 映画は余計な情報ー役者のスキャンダルからハマり過ぎた役とかーが無い方が良い時もあるが、今回はベッキーや舛添氏 さらに主役の斉藤工さえ で落ち感があるので、さらに 今回のピエール瀧報道に関しても、偶然 被る所もあるので、監督としては、余計に変えることなく公開したかっただろう

U-TA
U-TAさん / 2019年4月24日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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観たい人だけ観ればいい映画

麻雀知識なし・シリーズ・原作知識なしの状態で観覧しました。映画館は年齢層が高く男性ばかりだったので原作ファンが多かったと思います。正直、原作からの期待値を持たずトンデモ映画&バカ映画がみたいな~というだけの動機で観たような自分の場合は、期待通りの内容という感じで充分楽しめました。例のピエール瀧の件は本当にチョイ役だったので、実はかなりカットしたのかな?という感じでした。斎藤工をはじめ出演している俳優陣はハマり役でスクリーン上の狂気とピッタリという印象。ただエンディングテーマのCHAIはあんまり合ってなかったかな。

ワンランク上野おっ
ワンランク上野おっさん / 2019年4月22日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  笑える 楽しい 興奮
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エロとナンセンスで笑い飛ばす

 阿佐田哲也の文庫本は何冊か読んだことがある。本名の色川武大名義で直木三十五賞を受賞した「離婚」も読んだ。阿佐田哲也名義の本はすべて麻雀の本で、引っ越しの際に全部処分してしまったので読み返すことはできないが、いくつかのフレーズやシーンは頭に残っている。特に印象的だったのが、老人たちと麻雀を打つ場面で、金は賭けていないが別のものを賭けていると言う。それは体の一部を取ることだ。負けたら片方の腕か、片方の目か、また歯を全部取られるか。阿佐田哲也は牌を握りながら脂汗を掻いて震えてしまう。それを見て老人たちは「阿佐田哲也が震えている」と笑う。実は彼らは戦争で身体の一部を失った人たちで、それを利用して有名な雀士の阿佐田哲也に一杯食わせたのだ。

 麻雀のシーンは、麻雀を知らない人には意味不明だろう。昔は全自動卓などなく、手積みで牌を積んでいた。イカサマを防止するためにサイコロを二度振る。一度目はどの山から取るかを決めるサイコロを親が振る。数の割当ては東家(トンチャ)である親が一で南家、西家、北家が二、三、四となる。五以降は再び東家から回る。麻雀が東西南北ではなく東南西北なのは右側の人に親が移っていく周りを示しているからである。一度目のサイコロで自分の山から取ることになった人が二度目のサイコロを振る。何度か出てきた二の二の天和(テンホー)というシーンでは、親が二を出し、南家も二を出して、合計の4山(8牌)を残して南家の山から配牌を取る。親と南家が協力して積み込めば、天和で上がることが可能だ。

 麻雀の解説はそれくらいで作品についてだが、幾多の突っ込みどころをすべて飲み込んで観れば、そんなに悪くない。昭和風のエロとナンセンスがオリンピックを笑い飛ばすところが特にいい。政府側の悪徳政治家がピエール瀧というのも、いまとなってはブラックジョークだ。実際の東京オリンピック組織委員会の森喜朗のほうは、国民の税金を思い切り無駄遣いしているから、ピエール瀧の何千倍も悪党である。
 冒頭では思い切りのいい暴力シーンの演出が冴えている。国家主義に戻った日本で警察官が反体制の人々を直接的な暴力で弾圧するプロットも面白い。その一方でオリンピックが中止となった不満を持つ大衆に対して、麻雀大会を開いて誤魔化そうとしているところは、目先を変えてはぐらかすアベ政治とそっくりだ。オリンピックよりも麻雀のほうがずっと面白いという価値観は洒落が効いている。
 役者陣はそこそこ健闘している。斎藤工はエキセントリックな役柄を上手にこなしていたし、竹中直人は名人だ。しかし的場浩司のドサ健だけはハズレ。小説のドサ健はもう少し人間に深みがあった。ベッキーは演技に難があるのを無表情なAIの役にすることで、逆に妙な色気が出たところがいい。脚を舐めるように映すシーンはフェティシズムを刺激する。ベッキーはやっぱり脚だなあと、変な感想を思ってしまった。

耶馬英彦
耶馬英彦さん / 2019年4月21日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  笑える 楽しい
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全然面白かったですよ

公開2週目?くらいなのに、すでに上映館が少なく、慌てて鑑賞しに行きました。
口コミがよくないのでそのせいなのか、東宝とかはピエールのことを気にしてなのか?

しかし、なぜここまで低評価?というかんじです。
自分はとても楽しめました。麻雀を知っていたらもちろん楽しいですが、そうでなくても十分楽しめます。
観客はおそらく麻雀やってるんであろう年齢層高めの男性ひとりで見ている方が多かったです。

出ている方の演技が誰もが素晴らしかったです。
特にドテコと岡崎体育は最高でした。アーティストだけど演技うまい。ドテコのいい意味で普通さがとてもいい。いつも映画だと滑り気味な竹中直人のギャクも面白かったです。

ストーリーもわかりやすいし、今までこんな麻雀を題材にした映画ってなかったんじゃないかな。

強いて言えば、もっと白石和彌の強い表現?みたいのあってよかったような。

あと、ピエールさんの冒頭のクレジットもいらないな。
見たくない人は見なければいいだけの話。

サメちゃん
サメちゃんさん / 2019年4月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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オリジナルをレイプ!

白石和彌監督の「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たちへ」と好きだったので、名作をリブートするとどうなるのかと気になって見に行った。

感想は、はぁ〜〜

麻雀放浪記の主人公、哲が1945年から2020年の未来都市TOKYOへタイムスリップしたらどうなるかと、悪ノリして思いついた事をクールジャパンな映画にした映画。

オリジナルの1984年版の「麻雀放浪記」はイラストレーター、コラムニスト、平野レミの夫などをしている和田誠に角川が監督させた一本。
まだまだ若い真田裕之を主人公に、相手役のマダムに加賀まりこ、ライバルのドサ健に鹿賀丈史、健気にどこまでもドサ健に惚れ抜く彼女に大竹しのぶと芸達者を揃え、白黒で撮る事で戦後感を感じさせ、引いたトーンで博打打ちの青春と博打に行きぬく人間の業を感じさせる純文学のような名作。

それだけに未来感を感じさせる為にやたら白い無機質な部屋を作ったかと思えば、貧富の差を出す為かドヤ街を作ったり、クールジャパン感を出す為にメイドと、キッチュな部屋とごちゃ混ぜにして作り込みました感を出している割には、ロケは現代のただの浅草と、リアリティーラインをどこにしたいのかわからない。
セットにも話にも奥行きが無くて、久しぶりに途中で映画館を出たくなった。
見せ場の麻雀のシーンも格闘感ゼロでヌキどころが無いし…

何よりも加賀まりこの役をベッキーが演じるのは無理がある!

唯一、途中で出てくる記者会見のシーンだけはピエール瀧の今回の事件へのアンサーのようで面白かった。

是非とも和田誠版「麻雀放浪記」を見て欲しい。

Ishikawa Pero
Ishikawa Peroさん / 2019年4月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 0.5
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原案 阿佐田哲也

って、阿佐田先生に申し訳ないですね❗
あの時代の、その後の「坊や哲」かと思い、期待していました😰 お蔵入りになった方がよかったかも…

つもろう
つもろうさん / 2019年4月19日 / Androidアプリから投稿
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