ホテル・ファデットへようこそ

解説

フランスを代表する2大俳優カトリーヌ・ドヌーブとジェラール・ドパルデューが共演したコメディドラマ。妻の家族が経営する自動車修理工場の運営を押し付けられてきたジェラール。夫婦仲はすっかり冷え切り、妻は浮気を隠そうともしない。そんな生活にうんざりしたジェラールは新たな人生を始めるべく、田舎で売りに出された修理工場を下見しに現地へと向かう。工場の近くにあるホテル・ファデットに宿泊した彼は、奔放な女性経営者バルバラに押し切られ、しばらくそこに滞在することになり……。

2017年製作/101分/フランス・ベルギー合作
原題:Bonne pomme

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映画レビュー

4.0ドヌーブは幾つになっても、やっぱりドヌーブだった。

2023年10月18日
PCから投稿

 人が良すぎるのは考え物だ。しかし徹頭徹尾、自分より困ったことに陥っている人に手を貸すのは悪いことじゃない。それが例え行き過ぎようが行きすぎまいが結果は大して変わらない。
 長年暮らした家族を捨て去ることを決心した中年男と極めつけの我儘を最大の武器にする中年女。フランスの片田舎の自動車修理屋とその前にあるちっぽけなホテル。村の住民は開けっ広げな性格で屈託を隠そうともせず、少々親しくなれば前後見境もなく悩みを吐露する。聞かされた方も明け透けに協力するかしないかをハッキリ言い切る。社会生活はこんな具合に成り立つのであれば、戦争など起こりはしない。
主人公二人の馴れ初めの仕方があまりにフランス的すぎて閉口してしまうが、ドヌーブならではの猫族特有の放埓さで相手の心を掴んでしまう。上から目線で男に頼み事ができるのはドヌーブならではの演技。観ている方が思わず「怒れ!」と叫んでしまうほどだ。でも、物語は彼女の思いのままに進んでしまう。やっと自由を手にした中年男はこの村で暮らし続けるためにはこれぐらいのことはやらなくては・・・と思ってか彼女言いなりに掃除をしたり食材の搬入業者に代金を建て替えたりしてしまうあたりが余りにもかわいい。
そして、そんな二人が恋する二人に変わっていくシーンが散りばめられている。それが、甘い囁きのセリフ回しでないところが気に入ってしまった。
そしてラストがとても魅力に溢れたシーンだ。
真逆のパターンではあるが、「幸せはパリで」のジャック・レモンを思い出してしまった。

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はる

5.0カトリーヌドヌーブを見ているだけで幸福になる

2020年7月8日
iPhoneアプリから投稿

カトリーヌドヌーブが出ている全ての映画は、そういうことになっているのですか、
真実
とならんで、この作品で、カトリーヌドヌーブがもたらす幸福度は高い。美しい声、エレガントなわがまま、ジェラールドパルデュとのコンビが最高だ。笑うところもたくさんあって、こういうフランス映画も良いな。

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redir

3.0フランスの名優共演

2018年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

自動車修理工の主人公(ジェラール・ドパルデュー)は独立するため、売りに出ていた工場を買い取りに行く。
その工場の前にあるホテルに泊まるが、女主人(カトリーヌ・ドヌーブ)はとてもいい加減で、気のいい主人公は頼られてしまう。
この二人を見ているだけで楽しい。

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いやよセブン
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