パリの恋人たちのレビュー・感想・評価
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“貞節な男(原題)”をめぐるブラックコメディ
邦題やポスターから受けた印象とはずいぶんと違う、あっけらかんとした喜劇だった。とはいえ、フランスのコメディに多いバカ映画ではなく、巧みにミステリーも絡めながら、人間の裏表をさらりと描き出す。どこまでが監督・主演のルイ・ガレルの持ち味なのかはわからないが、フランスらしい恋愛至上主義のラブコメであり、ウディ・アレンにも通じるダメ男映画でもある。そして、ガレルを右に左に翻弄するのが、レティシア・カスタとリリー・ローズ・デップという世代の異なる女優たち。誰もが身勝手な中で、女性たちの方が一枚上手という図式は使い古されたクリシェのようだが、女も男も同じようにバカっぽく、同時に繊細さも描かれていて好感が持てる。混雑していた客席はあまり笑いで沸かなかったが、みんなで笑う雰囲気で観ると楽しさも倍増する気がする。
嫌になったら別れる。これが一番!
日本人では考えられない不思議な恋愛観
あげくの果ての天秤
若い女がいいとは限らない
ジョニデの娘さんが演じた女の子の奔放さ(と豊満さ)が好き。。。
ロバートダウニーJr.のドクタードリトルが、あまりにも退屈過ぎて三十分でギブアップ!
で?ドクタードリトルを見た後(厳密には見てない)だからか?本作の冒頭十分の情報量の多さに、喜々としてしまった。
『会議を長引かせるのはインド人。会議に何でも反対するのがフランス人!』て諺も思い出したよ。
これは「俺向き」で面白かった。
普通の人には?
ドクタードリトルがおもろくって、こちらに違和感なのかも知れない。
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シャルロットゲーンスブールとセルジュゲーンズブールが、実の親子でありながら恋人役!て映画を見た事が有る。
本作は?監督兼主演が?実の恋人と?別れた恋人役?をする、て言うスタートから奇異だ。
うむむ。。。
何だか凄いぞ。・゜・(ノД`)・゜・。
ちなみに?
↑ここまで?75分の内15分だからな?
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日本とフランス(と台湾)は、同じ土壌の変態文化が流れている。
同じ『ロ/リ土壌』と言っても良い。
・・てな訳で・・
俺なら?まごう事無く『ジョニデの娘』を選ぶがな。
恋愛映画かな?と思ってDVD借りたら?全然違った!!!(褒め言葉!)
オドレイトゥトゥの【愛してる愛してない】を思い出しもした。
良作、これはおもろい(=´∀`)人(´∀`=)
ジョニデの娘がかわいい度】☆⑤
フランス人の恋愛のおおらかさは→ガチ度】☆⑤
おおらかさ?と言うか→頭おかしい度】☆⑤
伯爵の→準品質保証作品に認定!!!
吹替が無いので、一文字たりとも字幕逃すな!
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その国を知りたければ、その国の旨いモノを喰い、酒を飲み、その国の女を抱け!て諺有るよね?
俺は一生フランスを理解出来ないな、と改めて思った。
そして?
数年後、日本もこんな風になるのかな?と恐怖した。
邦題がなんとかならなかったのか?
邦題がなんとも平凡〜〜
もうちょっとなんとかならなかったのかしら?
大人な内容の映画なので
「お子ちゃま」にはハードルが高い映画です。
エッチなシーンなどはほぼ有りませんが
ヒロインの恋愛に関する考え方が
いい意味でおおらか、逆に言えば悪女。
優柔不断な男と奔放な女〜
でも、この男だから振り回されたのかな?
女が悪いとも言い切れないと感じました。
ロマンティックなラブコメでもなく、
恋にボロボロになるような激しい話でも無い。
愛の形は人それぞれ〜ということですね。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
会話劇的な要素が多いのですが
派手な言い争いがあるわけでも無いので
実は一番良いところで、昼食後の観覧だったため
うっかり睡魔に襲われてしまいました(笑)
でも、フランスって恋愛に関しては
男尊女卑的な部分が無くて気持ちいい。
本当はあるのかもしれないけど
少なくともこの映画の中では感じられなくて
やっぱこのくらい同等に恋愛できるのも
「男にしがみ付かなければ〜」
みたいな悲壮感が子持ちのヒロインに全くない。
自分の意思で男を選んでいく。
そこが小気味良いわ〜
で、最後のあるシーンもこの映画みたいに
自由に選べれば良いな〜
@お勧めの鑑賞方法は?
配信でも良いとは思うけど、
集中力が私の様に続かない人は劇場の方が良いかも
レティシアカスタ未亡人のキャリア役フェロモン全快、でもイヤらしくなくて素敵
「愛の国」フランスらしい映画
自由な恋愛観、なんともフランスらしい。
有名人の不倫がこれだけ問題になる日本ではあり得ないでしょうね。個人的にはフランスが羨ましいです笑
男と女の関係でも
・カラダだけの関係
・恋人
・愛する人
・夫婦
ここの線引きって夫婦以外は難しいと思う。男女の気持ちって変わっていくから。
エヴのストーカーともいえるほどの、アベルに対する熱い思いも、手に入ってしまった瞬間に普通の男だと気づき冷めていく。
これ、あるあるで笑ってしまった。男女や国など関係なく
マリアンヌはとても美しい。ファッションも見応えあった
。
マリアンヌの奔放すぎる行動には笑うしかないが
フランスの女性は子どもを産んでも
男>子ども いつまでも女であり続ける姿は日本人も見習うべきだと個人的に思う。日本は母親になったら子供に専念しなくてはいけないという風潮が根強く残っているから。
いろんな意味でフランスらしい映画を観られて大満足です。
女と男
ブラック
辛辣なのに何故か温かい男と女の物語
「グッバイ・ゴダール!」でイケメン過ぎるゴダールを演じたのルイ・ガレルの監督・主演作。
まるで泡のように不確かな男女の関係。1人の男性と2人の女性、それぞれが一人称で語る身勝手だが素直な心情の吐露が痛くもあり、清々しくもあり。クールに突き放す、まさにヌーヴェルヴァーグ・テイスト!
男と女ってホント面白い。結局、追い求めているのは「愛」なのですね。
マリアンヌを演じたレティシア・カスタが魅力的だった。彼女に翻弄され続けるのもやむを得ず。実生活でもルイのパートナーだったのですね。
そしてイブ役のリリー=ローズ・デップはジョニー・デップとバネッサ・パラディの娘さん。個性的なルックスが今作にアクセントを加えた。
ラブコメディとして秀逸
浮気に関する感じ方は、日本人とフランス人とで大きく異なるようだ。倫理観の違いである。倫理観は、人間はどうあるべきかを考えるものであるより前に、人間とはどういうものかを考えるものである。
フランスの倫理観には、人間はこういうものだという世界観があるが、日本の倫理観にはそれが欠けているように思える。人間はこうあるべきだという一方的な考え方が支配的で、ドラマなどでよく耳にする「浮気するほうが悪いんでしょ」という台詞に代表されるように、浮気がすなわち悪であると考えられている。
日本の法律には浮気に対する刑事罰はない。歴史的に権力者は多くの愛人、妾、側室などを囲っていて、法律で罰則を設けてしまうといの一番に権力者を罰することになる。そういう経緯から、刑法に浮気に関する条文を入れるのは難しいと判断されたのだと思う。しかし世界の国の中には浮気に対する刑事罰を定めているところもある。イスラム圏などはとくにそうだ。逆に売春が合法の国となると欧米の殆どがそうかもしれない。
人間の本能は他の動物とあまり変わらず、オスはなるべく沢山のメスに種付けしたいし、メスは優秀なオスの遺伝子を欲しがる。生命が自己複製のシステムである限り、生殖についての生物の振る舞いは変わらないだろう。
さて本作品は、同居している恋人マリアンヌからの衝撃的な告白でスタートする。しかし哲学の国フランスらしく、主人公アベルは告白を客観的に冷静に受け止める。このあたりの淡々としたところがフランス映画らしくてとてもいい。アベルは弱気で人の言うことをすぐに信じて、願いを聞いてしまう。だから原題は「L'homme fidele(忠実な男)」だ。名前しか登場しないポールも同じような人間だったと推測できる。
一方で女性は逞しい。マリアンヌもポールの妹エヴも仕事をしていてちゃんと収入があり、誰とでも対等に接することができる。その辺りも、アベルが翻弄される一因になっているのだろう。
本作品の第二の主人公とも言うべきジョゼフはマリアンヌの息子で、母に似て人との駆け引きに長けていて、主人公とエヴを振り回す。ジョゼフは物語のトリックスターであり、話を前にすすめる狂言回しでもある。子供にその役をやらせたところが非常に面白い。そしてジョゼフもまた、ポールとアベルの間で揺れ動いていたことが最後に知れる。
監督主演のルイ・ガレルの演技もよかったが、マリアンヌを演じたレティシア・カスタの演技は特によかった。パリで生きる女のしたたかさが出ていると同時に大人の女の妖艶さも存分に表現していた。ジョニーデップの娘はそれなりだったが、ジョゼフを演じたジョゼフ・エンゲルが素晴らしい。子供は情報の吸収がとても速くて、大人が気づかないうちに成長している。
日本のドラマでは決してありえない展開が続き、いろいろなことが不明のまま、あれよあれよという間にエンディングだが、ラブコメディとしては秀逸だと思う。登場人物は精神的に自由で、パラダイムに縛られている日本人よりもずっと幸せそうに見えた。
【可哀想なアベル君、二人のファムファタールに振り回されるの巻。ルイ・ガレル監督、父を超えるにはまだまだかなと思った作品】
主演・監督ルイ・ガレル。
(おお、「グッバイ・ゴダール!」以来だな。髪がふさふさなので、最初分からなかったぞ。あの時は”負けた!”と思ったよ。(何に負けたと思ったのかは、男だから言わない・・。))
ールイ演じるアベルを振り回す二人の女性ー
・3年間同棲した、キャリアウーマンのマリアンヌ(レティシア・カスタ)
・少女の頃から、アベルが好きだったエヴ(リリーローズ・デップ:ますます、お母さんに似て来たなあ。ちなみに、名付け親はゴシック・ロック歌手”マリリン・マンソン”である・・。)
それにしても、二人の女性の小悪魔的な言動、行動にはビックリである。フランス女性って皆さん、あのような感じだったら怖いよ。
マリアンヌは大人の女性だから、辛うじて理解出来る気がするが、エヴに至っては、アベル君、お気の毒 としか言いようがない・・。
マリアンヌの息子ジョセフ君の毒を秘めた言葉は、分かるけどね。
ルイ・ガレル監督、偉大な父を超える日は来るのかな?期待して待つよ。
フランス映画らしい
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