選挙に出たい

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選挙に出たい

解説

「歌舞伎町案内人」の呼び名で知られる李小牧が、2015年の新宿区議選挙に立候補した際の様子を記録したドキュメンタリー。中国から1988年に来日した李は、東京・新宿歌舞伎町で外国人観光客相手に飲食店や風俗店などを案内するガイド業をスタートさせ、「歌舞伎町案内人」として知る人ぞ知る存在となった。そんな彼が20年以上の年月で築いた地位を捨て、新宿区議選挙への立候補を決意する。中国から日本に帰化し、批判や罵声も一身に受けてまで、李はなぜ政治家を目指そうとするのか。言葉や習慣も異なる異国でのドタバタ状態で繰り広げられる選挙活動に日本在住の中国人女性監督ケイヒが密着した。

2016年製作/78分/中国・日本合作
配給:きろくびと
劇場公開日:2018年12月1日

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映画レビュー

3.0東京の今

2019年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

新宿区会議員選挙に立候補するため、中国から日本に帰化した李小牧のドキュメンタリーで監督も中国人。
行動力はさすが中国人という感じで、新宿一帯の今がよくわかり、さらに言えば日本のこれからが暗示されているかも。

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いやよセブン

0.5反日中国人の映画

2019年4月5日
iPhoneアプリから投稿

特に選挙公約には驚愕しました。恐ろしい事を考えてる民族だと恐怖を覚えます。この方は日本人の為では無く中国人の為に選挙に立候補してます。何故、この様な人間を帰化させてしまうのか…

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唐丸

4.5非常に面白くて、尚かつ考えさせられる

2018年12月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

現在の政争下、ひいては世界情勢において見る意義を感じた。外国人を受け入れることとはどういうことなのか、あるいは根強い偏見や無理解といったものも強く感じた。
学ぶべきところは大いにあったけれども、そんな小難しいこと関係なく、純粋に面白い作品で、素直に泣き笑いした。
終演後に、李小牧氏がサプライズ登場、スクリーン同様に楽しい語り口・知己・人間力といったその人柄が魅力的だった。
そこでの感想や質問で、中国の方が多く見に来ていたことが印象的だった。
監督も李さんも中国出身だし、やはり在日外国人に強く響く作品なのかもしれない。
個人的には、外から来て日本のことを必死に変えようとしている対象に、嫉妬や恥ずかしさ、あるいは新たな発見等、突き刺さる事柄がたくさんあったので、これは我々へのメッセージだと強く感じた。
我々というこのくくり─今現状、それぞれの意識中でどういうものなのか、深く考えさせられる。
中国出身の李さんが日本で民主主義を賛美しているところも、なかなか感慨深い。単に社会主義とか民主主義の対立構造という陳腐なものではなくて、いま日本が世界から閉鎖的な国として見られている現状を考えたときに、果たして自分たちは民主主義的なことをしているのかどうか…何か無性に気恥ずかしくなってしまった。
あの民主党はもう…自民党だったらどうだったか─。ちょっとした政争の茶番、外国人材ばかりではなくその人権…、とにかく頭の中がいい具合にぐちゃぐちゃにされたような気がします。
映像は決して映画的ではないとは思ったけれど、多くの人に見てほしい。テレビでもいいから流してほしいなー

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SH

4.0政治に関心のない人に観て欲しい

2018年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「元」中国人の男性が帰化して新宿区議選に出馬した顛末を、中国人女性監督が撮ったドキュメンタリー。
彼の訴えはもはや「選挙に当選したい」を逸脱して自由自在に語られる。最初はきちんと政策を訴えようというのが感じられるのだが、段々と日本という国はどんな国なのか、そして日本の選挙とはどんなものなのかを映し出す鏡となっていく。
日本は政治的な話があんまりおおっぴらにできない精神性みたいなものがある気がする。私自身も含め無関心過ぎるという感覚が、李小牧という人物を通して否応なく映し出される。
映画自体に政治的メッセージはなく、主人公である李小牧氏のキャラクターの強烈さも相まって、特異な選挙映画という見方もできるが、これはやはり、我々にこの国を考えさせる鏡のような映画だと思った。
淡々と映し出される選挙戦だけでも本当に色々考えさせられる。
多くのものをカテゴライズして型にはめてみるものの見方は合理的ではあるが難しいな、ということを痛感させられた。日本人だとか、外国人だとか、サラリーマンだとか、水商売だとか。自分自身にも課題だ。
政治に無関心な人にこそ観て欲しい映画である。

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