「もっと映画的な世の中へ」ホットギミック ガールミーツボーイ ビビさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと映画的な世の中へ
才能は誰もが認めるところなんだろうけど、このように神輿を担ぐようなやり方では、結局低レベルな作品しか生み出せない。
彼女を神輿で担ぐのではなく、自力で歩かせて表現させないと
もしも彼女の才能を信じるならば、絶対に漫画原作ではダメだと思う。絶対にオリジナルでやるべきだと思うし、このまま漫画やり続ければ彼女はサブカルジャンルから抜け出せない監督なってしまうと思う。
映像や、音楽の使い方はやはり飛び抜けた才能があるんだけれども、結局は他人が生み出した物語に音楽や映像的なアプローチを乗っけてるだけで、彼女がのたうちまわる「哲学」なんて飾り物でしか無くなる。1番良い例が、男たちのキャラ設定だと思う。あんなのいねーよって。単純に冷めてしまう。言葉も若干恥ずかしい。
前作がヒットしたからといって、乗っかるやり方も、この漫画原作で、若い女性監督で、なんか凄い世界観で…
全部消費されることが詰まってる気がする。ブルジョワやファッション感覚、でしかない。
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