「時代劇にプラトニックな純愛は似合う」居眠り磐音 Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)
時代劇にプラトニックな純愛は似合う
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時代劇のニューヒーロー登場。主人公の設定にやや不幸な影があり、愛する人と再会できないもどかしさ。流れに任せているうちに、剣の達人として復活。再会できた最愛の人が花魁になっていたとは。悲しくも豪華なクライマックスの展開は原作かな。映像化できて成功でしょう。見事にエンタメ作品に仕上がった。昭和の時代なら、TVドラマになっても不思議でないし、同じキャストで続編があれば、と期待してしまう。
松坂桃李さんは硬軟併せ持つ役柄が上手になったな。一本の役柄よりも合っているのかも。それと同じぐらい敵役の柄本さんだ。凄みと迫力は好対照で良かった。
さらに、周りのキャスティングの贅沢さで、主役級を豪華に投入し、さらにちょい役もなかなかの配役。これだけの役者を集めたのも凄いが、作品としてしっかりまとめ上げた本木監督に拍手。
宮本武蔵に始まり、時代劇ヒーローとプラトニックな純愛は良く似合う。生死をかけた剣の道と人を想う安らかさかなあ。それが僕ら日本人にぴったり合うんだな。
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