グリーンブックのレビュー・感想・評価
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2019年 マイベスト!!な感動作でした
観たいみたいと思いつつようやく観た1本。
ピアノの演奏が素晴らしくて
人種差別を超えて、心が通い合っていく過程が
心に響きます。
奥様に手紙を描くシーンが
最後の奥様と対面場面での完結の展開に
思わずこちらも笑顔になってしまう
心にくい展開。
素晴らしかったです。
良いな〜
見たかったけど、仕事が忙しくて、劇場では見られなく、WOWOWで見ました。
良かった点は、他の人も書いてる通り。
あと、自分はラストに尽きる。
旅から何とかしてクリスマスイブに帰って来た2人。
トニーは家族、友達が居る温かい家庭へ、ドクは優雅だけど1人で寂しい部屋。
そして、ドクはトニーの家のクリスマスへ行く。
ドクを紹介したトニーの友人達は一瞬固まるけど、直ぐにドクを受け入れる。
トニーの奥さんに関しては、一瞬の迷いもなく彼に笑顔で接して、ハグまでする。
そして初対面なのにドクの笑顔。
ここを何回でも観たい!
観なきゃ損!
いい映画だった!この思いは誰かに伝えたい。そして、ぜひ観てほしいと薦めたい。正直、あまり期待せずに観だしたのだけど、一気に引き込まれて途中で止められなくなった。
時代は1960年代。まだ黒人差別が色濃く残る南部アメリカへ、黒人ピアニストのドン・シャーリーは演奏ツアーに赴く。随行するのは運転手兼用心棒のトニー・リップ。始めはギクシャクしている2人だったが、苦労を共にするうちに友情が芽生えてくる。
映画の音楽も素晴らしい。特に飛び入りで演奏したショパンは絶品。ちなみに私はジャズを好んで聴くけど、シャーリーのことは全く知らなかった。調べてみると本当に才人で、最近まで存命していたのにどうして埋もれてしまったのか謎。
車中でフライドチキンを食べるも面白い。ただ、フライドチキンのルーツは黒人奴隷の料理にあることを知っているとまた観方が変わってくるかも知れない。
一方で映画には批判もある。黒人差別を批判的に描いているように見せて、その実、常に白人に救われる黒人を描くことで二重に差別しているのではないかというもの。なるほど、そうした感性は研ぎ続ける必要があるなと反省。しかし映画で描かれるトニー自身、イタリア移民で、必ずしもアメリカ白人のメインストリームにはいない。移民で構成されるアメリカ社会の複雑さを感じる。
めちゃくちゃいい映画
説教臭くなく絶妙なバランスで
見た後は爽やかな気持ちよさが残る。
いい映画だなぁ。
余計な説明や演出がなくて良い。
テンポがいいし、笑いもある。
このご時世にこういうテーマだと重くなりがちで
メッセージ性が強くなる傾向にある。
それはそれで好きではあるけど、
この映画はそこを強調しすぎず、
「人間捨てたもんじゃないな」って思える。
ドクが初めてフライドチキン食べるシーン最高!
トニーの心根がいい。真っ直ぐな人間性に惹かれる。
グリーンブックってそういう意味なんだ。
ドクの放つ「黒人でも白人でもない」って言葉に凝縮されてるけど、当時のアメリカで黒人で裕福、インテリかつ最高峰のアーティストでゲイってなると、ものすごく孤独で生きづらかったんだろうな。
南部ツアーに出るときの彼には理解者もいないっぽかったし。
そんな状況に彼自身心を閉ざして見えたし。
良かったよホント、トニーと出会えて。
ラストも良かった。
トニーの奥さん、わかってたのね。
いい女だね!
いや〜映画って、本当にいいものですね。
水野さんなら、淀川さんならこの映画
どんなふうに紹介してくれるのかなー。
才能だけでは十分じゃないんだ。勇気が人の心を変える
映画「グリーンブック」(ピーター・ファレリー監督)から。
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部が舞台なので、
作品の中に「黒人差別」についての表現が出てくる。
タイトルの「グリーンブック」そのものが、
「南部を旅する黒人が泊まれる宿が書いてる」本のこと。
黒人が「不愉快と縁のないバカンス」が出来る本ということらしい。
黒人ジャスピアニストを演奏会のゲストに招いた主催者でさえ、
演奏前の食事を、白人とは別にしておきながら、
「個人的な差別じゃない、土地のしきたりなんだ」と言い切る。
そんな時代に、風穴を開けた主人公の行動は、
私たちでは想像もできない痛みを伴いながらも、
少しずつ理解され、今日に至っていることを実感できた。
当時の黒人が、人種差別著しいアメリカ南部で、コンサートを開くことは、
誰もが、どうして?と首を捻るようなことだったに違いない。
その理由を、物語後半に私たちは知ることになる。
「ドクターがなぜこの旅に出たのかと尋ねたな?」と、
同行している楽器演奏者が、イタリア系白人運転手に告げる。
黒人の彼は、こう言ったようだ。
「才能だけでは十分じゃないんだ。勇気が人の心を変える」
どんなにピアノ演奏が上手くても、人の心は変えられない。
差別されることを知っていても、それに対して行動する勇気、
それこそが、人の心を動かすことになる、ということなのだろう。
パイオニアと呼ばれる人は、みんな同じフレーズを心に秘めているな。
良くも悪くもいい話
人種も生活水準も性格も違う二人が、心を通わせていくところまでは、心温まる素晴らしい話だと思った。キャストのお芝居も素晴らしく、とくにトニーの妻を演じたリンダ・カーデリーニの表情に心をつかまれた。
が、終盤。白人向けレストランでの演奏を断り、黒人の集まるバーで頼まれてシャーリーが演奏するシーン。黒人どうしでも、生活の違いでわだかまりが起こることもあったのに、ここはすんなり過ぎない?
そして、ラスト。トニーの家のクリスマス・パーティーで、シャーリーが歓迎を受けるシーン。バックにクリスマス・キャロルが流れ、判で押したようなアメリカの幸せなクリスマス像。それまで丁寧に描いてきた、アメリカの人種差別問題の根の深さに対し、「でもね、友情で乗り越えられるんだぜ!それが自由の国アメリカさ」と上からフタをされてしまったようで、なんだか釈然としなかった。
実話だと言われれば、そうなんだけど、、
旅は道連れ、世は “ 品格 ”
人種差別を暴力で解決しようとするのでなく
《品格》で持って世直しをしようとしたふたりの物語。
肌は白いが “ イタリア系 ” というだけで
差別を受けてきたトニー。
“ ニガー ” と罵られながらも毅然とした振る舞いで
音楽という文化的な武器で世を渡るシャーリー。
人種と階級層が渦巻くニューヨークのナイトクラブで
用心棒を続けてきてヒトの底辺を見てきたトニーは
腕力と、でまかせ(はったり)でしか
世渡りの術を知りませんでした。
劇中でトニーが言います。
「俺は黒人よりも黒人だ!」と…
一方、当のシャーリーは
幼い頃からピアノの才能を見出され今に至るので
虐げられている同胞の苦労を
真の意味で理解していなかったかもしれません。
また彼らを救う術も持ち合わせておらず
無力感にさいなまれ、
少し卑屈になっていたと思います。
実はシャーリーよかトニーの方が
人種差別という問題を
より肌身に感じていたのかもしれません。
が、トニーに卑屈さは微塵も感じませんでした。
旅の道中で音楽や文化、そして食べ物という
《共通の言語》をふたりが獲得していき
同じ目線、同じベクトルが重なったときが
本作『グリーンブック』が提示している
差別と偏見に対する考え方の
ひとつの答えなのでしょう。
決して卑屈な態度でいるのではなく
品格と笑顔で持ってしてヒトと接し
(あと多少のハッタリも必要かな?)
人類共通の文化的な言語を用いて
ヒトとヒトとが理解し、共感し合える。
そんな世界の、そんな人間に、わたしはなりたい…
個人でも社会でも外交にでも言えることですよね!
スピルバーグ氏のNetflix作品への一連の発言で
部門新設などの大改革にブレーキをかけたり
米アカデミー賞にて司会者の “ 差別発言 ” だったりして
本作『グリーンブック』が作品賞に輝くとは
なんとも皮肉なものですね…
2019/03/14 劇場にて鑑賞
もうひといき
当たり前にはびこる人種差別の描写はとても良かったが、無骨な白人がヒーローとしてインテリではあるが弱者でもある黒人を助けるイメージが強い。差別する側だけでなくされる側の心理にもう少し踏み込んで欲しかった。とくにドクターの「自分は社会の中の白人にも黒人にもなりきれない」という葛藤は見ものであり、掘り下げてほしい。また主人公以外の白人による差別については解決に至らなかったというか、踏み込まれなかったのも悲しい。
王道を行くロードムービーに捻りはない
顎高く孤高な主人公:ピアニスト・ドクは彼自身の全てを対比されるようなガサツな男と旅をしていく中で、
最後には「孤高な主人公の顔の表情までもが変わった!」という王道を行くロードムービーに捻りはない。
2人の登場人物のキャラクター性すら直球勝負なので、
予告編を観ただけで、映画の内容すべてが解ってしまいます。
そして、ロードムービーお約束の警察登場!
映画全体に影響を与えることなく、定番としてエピーソドに入れたはいいが
その後での扱い方が判らず、後半には対比させる為に、2回目の出来事までつくってしまう。。。
脚本家の苦悩は解るが、
もっとシンプルな構成にした方が良かっただろう。
映画のキーポイントになる筈のグリーンブックに関するネタはないが、編集でカットしてしまったのか?
レインボーネタも不要。
ピアニスト・ドクが差別の残る南部での演奏ツアーを行った理由は説明会話で解ったが、
突っ込んだエピソードが入らず残念。
アカデミー作品賞を受賞するも、シナリオの脆弱さは隠しきれない。
アカデミーショーは只「黒人映画」に賞を与えたかったのであろう。
帰り道、アメリカの縦(南北)横断を2日で走破するという凄さ!
2人で何を話したのだろうか? 表現したら野暮だな
KFCが出てくるが、僕達の知っているKFCではない
晩餐で鶏肉が出るが、手で食べるエピソードが入ると思ったが
編集でカットされちゃったのでしょう。
途中、ララランドの曲が一瞬かかるが、その意味は解らなかった。
ゴミ箱でパーキングメーターを隠すシーンで笑えばいいのだろうか?
アメリカ文化が判らない僕には、どこで笑ったらいいか判らない。差別問題を深く考えさせられる映画
だが、戦ってはいないし、抵抗はするが社会への問いかけや広がりは与えていない。
それでは、何をしにツアーに出かけたのか?
この映画を観たら、次に「最強のふたり」「ドライビング ミス デイジー」を観たらいいと思う。
誰とどんなシーンで観ても外さない感動実話。
黒人差別を扱ったノンフィクション映画としては、劇中の過激な描写が少なく、ファニーな描写が多い、気軽に観ることができる作品である。一方で、感情が大きく揺さぶられるような山場が無いのが残念な点。
教養として楽しむなら◎だが、映画として楽しむなら△
※以下ネタバレ含む
黒人差別が残る1960年代のアメリカで、差別に屈せず南部での演奏活動を行う黒人ピアニストと彼の運転手役として旅を共にするイタリア系アメリカ人が友情を育む様子を描いた実話。
鑑賞後の所感としては、理不尽な状況に屈さず、勇気を持って自分の信念に従って行動する主人公2人に感服した。
暴力ではなく品位のある言動で世論を変えようとしたドクターと、周囲に惑わされることなく自分の心に素直に生きるトニーの2人の姿は、自分の行動を省みる良い機会となった。
よい2人…
何度も繰り返し弾くあのピアノの音色には、まあ素敵だなあ…とフラットな気持ちで思っていた。
が、終盤の同胞達に囲まれて弾いたピアノがいつも以上にとても楽しそうで、観ていて腹の下がカッと熱くなる。孤独を感じるピアノと仲間に囲まれて弾くピアノの差に彼の心を感じた。
2人のキャラクターが互いに影響し合い進むストーリーは、飽きる事なく楽しんで見られた。
悲しい現実問題もあるけれども…
一番好きなシーンは
フライドチキンを投げるやり取り。
つい笑った。周りの人も。
今なお残る差別
遅ればせながら観賞。
アカデミー賞の紹介を見ている限りでは、ヴィゴ・モーテンセンがもっと差別的なキャラクターで、彼の心境の変化が主題の映画かと思っていたが、そうではなかった。冒頭こそ、そういった差別的なシーンが出て来るものの、彼はどちらかといえばオープンな性格で、早い段階で黒人ピアニストに雇われることを受け入れている。この物語は、彼の明るい性格に影響を受けて少しずつ心を開いていく黒人ピアニストと、アメリカ南部における強烈な黒人差別との戦いが主題だ。
意外だったのは、黒人差別を当たり前のように行う南部の人間たちが、「土地のしきたり」とか、「昔からの習わし」であるといった発言が多かったこと。あたかも、自分たちがやりたくてやっているわけではない、先祖代々そういう決まりなのだと言わんばかりに。(実際に法律で決まっていたりもするわけだが)本来は、自分たちの勇気や行動一つで、全てを変えられるはずなのに。
こういった土地に根付いた習わしに従って生活習慣をなかなか変えられない感覚って、勝手に日本的な感覚だと思っていたが、自由の国と呼ばれるアメリカでも同じなのだと実感させられた。近年のアカデミー賞も、一時期「白すぎるアカデミー賞」と呼ばれ、揺り戻しのように本作や「ムーンライト」が アカデミー賞を獲った。本作の世界から、60年近くが経つ現在でも、差別がなくなっていないことの証左なのだろうと、映画としては面白かった反面、少し複雑な気分になった。
いろいろ満たしてくれる映画です。
ドクター・シャーリーとトニー・リップ、人種も立場も異なる2人の心地よいロードムービー。
人種差別やLGBTも描きながら、ところどころに笑いも散りばめられていて、しっかり心温まるという満足感いっぱいの映画でした。
もちろん、音楽も最高に心地よい♪
観終わって無性にフライドチキンが食べたくなったのは私だけじゃないはず!
テーマが難しい
人種差別がテーマであるが、現代においては敏感なテーマである為、どちらの立場も立てざるを得ない展開になってしまい、全体的な演出として薄味な印象となっていた。
そもそもドクが南部ツアーを行った理由が差別に対する反骨によるものであり、差別がひどい事を想定の上で問題解決能力の高い用心棒役であるトニーを雇ったわけであるから、行く先々でのトラブルはドク側は予想済みであり、今一怒りや危機感が伝わってこない。
更に司法長官とのコネがあるため、最終的には助かる立ち位置におり、自分から差別を受けるようにツアーを企画しているように思える。
それでもアメリカ人には長年の軋轢から心に刺さるものがあるのだろうと思うが、日本人が本作を理解するには難しいように感じた。
なかなかよかった
私個人の意見ですが アカデミー賞とか、~賞受賞作品って苦手でした。
しかしこの作品は違った。
人種差別が残る時代に 我慢して、腹を立てずに、一歩ずつ前に進む努力をしていたんだと。
最後ニューヨークに戻ってきて 人付き合いにまた一歩を踏み出して 本当によかった。
ラストでほっこりさせてもらいました
勇気ある行動が世界を変える
人の言語が多種多様に存在することの弊害が差別なら、音楽と言う言葉を持たない表現の場において、受け手はみんな等しくその価値を受け取れるのでは?
なんて、妄想よね。
本編では説教臭くなることなく、胸の内に思う偏見や差別を認識させる素晴らしい演出が多々観られた。
台詞回しや物語のテンポなど古典映画のそれと似ているので、どこか懐かしいウィットに富んだ言い回しが小気味よかった。
映画館で観る価値があった。
人種差別とヒューマニズム
今から56年前の物語。
車やファッションなどは当時の雰囲気なのだが、なぜか現代の物語のような印象が残る。
この映画で描かれている人種差別が、現在どのくらい変わっているのだろう。
ITの進化ほどに、進歩をしているのだろうか。
後半、リップになじられたドクターが車を降りて思いの丈をぶちまける。
そこから二人の絆は同士的に変わっていく。程度の差こそあれ、同じ差別を感じる者同士。
人種差別の面では、リップが上でドクターが下。経済階層の面では、ドクターが上でリップが下。
その捻れた上下関係が、対等な横の関係に変わっていくことで、同じ時と場所を共に楽しめる二人になっていく。
場末の黒人のパブでドクターが弾くピアノは鳥肌物だ。リップもどこか誇らしげ。
それにしても、ビゴ モーテンセン演じるトニー "リップ" バレロンガの人間的魅力といったら…
客をボコボコにしたかと思えば、美人な奥さんには優しく振舞い、毛嫌いしていた黒人にもビジネスの為ならボスと膝まずく。一見粗野なのに思いやり深く、浅はかに見えて賢い。
片や、マハーシャラ アリ演じる天才ピアニストは、複雑なプライベートを抱えながら黒人差別に対して勇気を持って行動していく。
この二人が、差別という社会の偏見に抗いつつ、徐々に互いを理解し友情を育くんでいくロードムービー。
理不尽な社会の中にあっても、人を信じられる自分を投げ出さない二人の物語には、万人の琴線に触れ、いつの時代も人の心を動かすヒューマニズムが、絶え間なく流れていて心地よい。
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