グリーンブックのレビュー・感想・評価
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これぞハリウッド映画を観て後味が◎
最近のハリウッド映画はアクションやミステリーばかりで物足りなさを
感じたが、グリーンブックは久々にこれぞハリウッド映画の楽しさだよなと感じさせてくれた。アメリカの人種差別の現実問題も直視しつつも
ヴィゴモーテンセン演じるトニーのユーモア、人間らしさにマハーラジャアリ演じるドンもトニーに少しずつ心を開く。南部への演奏ツアーも終了し、最後はクリスマスに雪の中トニーを自宅へ送るラストシーンは一番良かった。観終わった後の後味の良さの余韻を残したハリウッド
映画は久々だ。アカデミー賞の作品賞、脚本賞受賞も納得した。観て
良かったです。
対照的な男二人の友情物語
実話に基づく作品。
2019年第91回アカデミー賞において『作品賞』、『助演男優賞(マハーシャラ・アリ)』、『脚本賞』を受賞。同じく2019年第76回ゴールデングローブ賞では、『作品賞(ミュージカル・コメディ部門)』、『助演男優賞(マハーシャラ・アリ)』、『脚本賞』を受賞。
ジム・クロウ法がまだ存在した時代。黒人ピアニストのドナルド・シャーリーと、彼のドライバー兼用心棒を務めたイタリア系アメリカ人トニー・リップが、アメリカ南部に演奏旅行に出かけたエピソードを描いた作品。
アカデミー賞で作品賞を受賞した訳ですが、アカデミーの作品賞と言えば、小難しい作品な事が多いですが、この作品はそうでもありません。確かに、描いているのは才能に恵まれているにも関わらず差別を受ける黒人と言う、アメリカの嘗ての負の歴史です、ですが、時にはコミカルに、時にはシリアスに、粗野な男と才能に恵まれた男が、旅を通して友情を培っていく様が描かれています。実際、時には劇場内で、クスっと笑いが起きるシーンが、何度かありました。
ちなみに、作品では、二人の旅は8週間と言う事になっていますが、実際には1年半ほど一緒に回っていたようです。最終的に仲良くなって良かったですが、打ち解けなかったら、地獄ですね(苦笑)
いや、中々面白い作品でした。
アカデミー作品賞はいつも無難作品
まさにアメリカ人好み
明らかに面白い
余計な描写。
R指定なしの安心して観ることができる、まさにアカデミー作品賞にふさわしい出来栄えとなっています。ただ、一点、黒人ピアニストがゲイであることがわかる描写。この描写は果たして、この映画に必要だったのでしょうか。登場人物の性的嗜好にいちいち言及するのは最近の映画の悪弊です。この映画において、突然、前後の脈絡に関係なく挿入されるその描写だけが浮き上がって若干、奇異な印象を与えます。その場面さえなければ、ほぼ完璧な映画と言ってもいいでしょう。近年の映画人は作品にⅬGBTに関しての言及を必ず、盛り込まなくてはならない、そうした強迫観念に憑りつかれているように思えてなりません。
ハッピーエンドを暗示して終わるのも最近のアメリカ映画には珍しく、好感が持てました。
差別を知るために
1960年代、黒人とアメリカ横断の旅。
バディ物語として、差別を考える物語として面白い!題材は重いがコメディであり、映画館では笑い声が何度も上がっていた。主人公2人、最初はどっちも鼻に付くとこあるのに、いつのまにか大好きになってしまったなあ。形は違えど2人とも社会的弱者として、理解しあっていくのが心地よかった。
悔しいのは自分が英語圏外であること。微妙なイントネーションとか背景とか、知っていれば見方も変わったんだろう。
アカデミー賞作品賞を受賞したが、米国内では批判も多いとか。その理由は、白人が黒人を導く立場として描かれていることらしい。差別者からして、気持ちいい映画になっていると。単純に面白い!と思ってしまったが、そのような反応が出る事に、米国、そして世界の抱える差別問題の根深さを考えるきっかけとなった。
ものすごく面白い!
「黒人差別を白人目線で描いたフィールグッドムービー」という批判があったので、オスカー前哨戦で断トツだった「Roma」を打ち負かした時は驚いたし、発表直後にスパイク・リーが席を立ったり、いきなり前代未聞のバックラッシュが起こったりしているので、どうなんだろう?と思いつつ…。
一言でいうと、1962年の天才黒人ピアニストとイタリア系の付き人の2ヶ月のロードムービー。
「メリーに首ったけ」のピーター・ファレリー監督だけあって、決してコメディではないものの、イタリア系のトニーと天才黒人ピアニストのドクター・シャーリーの凸凹コンビの会話は漫才のボケとツッコミのよう。ただし、それには人種差別がへばりついているという大前提が、他のバディ・ムービーと違う点。
確かに、ドクター・シャーリーの悩みの深さは、具体的には綿花畑で奴隷労働に従事する黒人達に一斉に見つめられたり、性的少数者であったりという場面でチラッと描かれるのみ。しかしそれで十分理解できるし、差別の実際や苦悩をこと細かく説明することは他に任せて、コメディ出身の監督に万人向けの作品を作らせ、多くの観客を呼ぼうということである。
今年観たアメリカ映画の中で一番面白かった。
オスカー3冠獲得映画はハートウォーミングコメディ
“Eyes on the Road!”
1962年の実話ネタ。
クリスマスまでの8週間が実際には1年半だった、ぐらいでエピソード軒並み実話とか。
人種差別を題材にしているとはいえ軽いノリでベタな展開で笑わせてくれて最後にほっこり。過去の監督作品をみて納得。
家のテレビでみても十分同じ感動が味わえるという意味でも良いアカデミー作品。
トニーリップの奥さんはホークアイの奥さんと一緒‼
観る前は「ドライビングミスデイジー」を想像していたが、観終わった後の感じは「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
腹が減る。
次見る時は家でKFCのバケツ抱えながら見たい!
黒人音楽から紐解く本作の見所/「自由への行進」について
音楽面をチョイ掘り♪
カーラジオでリトル・リチャードが流れるシーン。運転手トニーは、サム・クックらの名も挙げ、“兄弟だろ?”と一言。
実は、彼らも黒人アーティスト。そして、観客が白人か黒人かで、音楽スタイルを使い分けているんです!黒人のバーでは、踊れる激しめの演奏でしたよね!いわゆる、ダンスミュージックが黒人は好きなんです。トニー、実はブラックミュージックが好き?
音楽・友情・社会派やロードムービー、様々な切り口で楽しめるハイポテンシャル映画。
敢えて一言で表すと、「2人の男の自由への行進」。
わざわざ黒人差別根強い南部への旅を決断。当然、差別に会うことに。
しかし、差別にも、忍耐と寛容、何より誇りを持って対峙。映画「グローリー」の キング牧師 を彷彿とさせる。
コメディ要素もあり希望を持てる内容だが、「私はあなたのニグロではない を事前鑑賞してると笑えないかな…
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