グリーンブックのレビュー・感想・評価
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ストーリー以外にも、車、音楽も良い
二人の友情から心温まるストーリー
震えた
オスカーはメッセージ性ある作品好きだな
手堅い作品
観たあと気持ちが良くなりました
語彙が足りない
差別の中に生まれる友情
イタリア人ドライバーと黒人ピアニストが
絆を深めながらアメリカを旅する話。
正反対の2人が心を通わせていくのがたまらん!
ただ肌の色が違うだけじゃないんです。
かたや家族がいて友達がいてバカでワイルド、
かたや孤独で学があって真面目。
そんな2人が時にぶつかりながらも
お互いがお互いを理解しあって
最終的には相手の行動や考えを自分に取り入れる。
こんな素敵な話はないのでは。
「この人自分と全然違うから付き合えないわ」
って思うんじゃなく思ったことは
ちゃんと相手に伝えるべきなんだと思った。
それを彩る、ファッション、音楽もよかった、、
笑いあり涙ありでよかった〜
作品賞という色眼鏡なしでも良い映画!
終盤の無音シーンで鼻すする音を
響かせてしまって申し訳ない。笑
映画観た後、速攻タバコ吸いながら車を運転し、
ケンタッキーに駆け込んだわ。
永遠に繰り返されるテーマを陳腐化させずに描いているのはやはり凄い
皆様のレビューを拝見すると、この映画のことは殆ど言い尽くされており、レビューボタンをクリックしたものの書くことがあまり浮かばないので、鑑賞記録として、感じたことを少しばかり書いてみました。
❶愛が普遍的であるように差別もまた普遍的に存在する。
あらゆる人間関係において、差別する側とされる側の立ち位置が生まれ得る。
ナチスが出てくるような映画でもよく描かれますが、差別されている側から、スパイ役を買って出たり、賄賂などで差別する側に擦り寄り、いつの間にか同胞を差別している人がいる。本作の主人公は道徳的に清廉だが、自分のように闘わない多くの同胞への失望という形での違和感(差別とまでは言えないが)があったと思う。白人を雇うという行為は、自分は他の黒人とは違うというアピールに繋がり(実際にはそう思っていなくても)、それを受け止める他の黒人からは一種の差別に見えたはずだ。少なくとも車の冷却水を替えている時、沿道で農作業中の黒人たちからはそう見えていたのではないか。あの黒人は白人側の人だと。
❷差別されている同胞のために闘う人は、ほぼ例外なく初めは同胞からの蔑みの視線によりこの上ない孤独感に苛まれる。余計なことをするから却って懲らしめのために差別が助長される現象が起きるのだ、ありがた迷惑だと。しかも困ったことに最初にその闘いを始めた人の勇気を称賛するのは(大抵上から目線の揶揄的なものであるが)寧ろ差別してる側だったりすることが多い。これはイジメに置き換えれは容易に想像できる。
エマ・ストーンがキング夫人を演じた『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』でもそうだったような気がするし、これから公開される『ビリーブ』でもそのようなシーンが出てくるのではないか。
人間社会が人種や民族にとどまらず、永遠に解決できない差別(自分との差異化による優越感の獲得)という問題だからこそ、いつまででも繰り返し言い続けていかなければならないテーマなのだが、陳腐な印象を与えずに描ききったこの映画はやはり凄いのだと思います。
名シーンがいっぱい
アカデミー作品賞!
人種差別がテーマ?いやいや、それだけじゃない。だから凄い。
ビゴモーテンセンが四六時中何かを食いまくる映画です。というのは嘘です。凸凹コンビのロードムービー。ドッカンドッカン爆笑するわけじゃないですが、この世界って良いな、と思わず笑みがこぼれました。
あとこれ、クリスマスに観たかったなぁ。。。悔。
この映画は人種問題を扱っているのですが、正直なところ、僕はあまりそのテーマ性を強く感じませんでした。むしろ「万引き家族」に近いテーマ性があるような?気がしました。
1番好きなシーンは、旅の途中、クルマがエンコして農園の横に停車するシーン。ここだけ音響がピタッと止まる。農園の虫の音だけが聞こえる。開かれた視界の先では、黒人労働者が草刈りをしている。黒人労働者とエリート黒人ピアニストであるドクター・シャーリー、両者のコントラスト。
このシーンは凄かった。音楽もアクションも台詞もなく、たった数秒間だけのシーンにも関わらず。
この映画、中盤までは人種問題がテーマっぽいです。しかし終盤「ドクター・シャーリーが南部へのツアーを行った動機」が示され、「あー、そっちが本当のテーマだったのか?」という風に思ったんですよね。
劇中、トニーの家に集まるイタリア人達が超貧乏で、超頭悪そうで、黒人を完全に見下しているんだけど、とても楽しそうだし良い人達なんだよね。(まぁ多分、黒人に対する偏見を持っているだけで、根っからの黒人嫌いという訳ではないらしい。)
反対に、ドクター・シャーリーは、超金持ちで、超頭良くて、人に対する尊敬の念に溢れてるんだけど、すんげーつまんなそうにしてる。
ドクター・シャーリーに無いものは、コミュニティなんだよね。
これが「万引き家族っぽいなぁ」と思った理由です。
「万引き家族」は「コミュニティがない日本の社会構造マジやばいっすよ」という映画だとすると、「グリーンブック」は「たとえ地位・金・名誉があってもコミュニティに属していなければ無意味っすよ」という映画だと思いました。
Fantastic
エロくそチキン主演男優賞に決定!
ビゴ・モーテンセンが素晴らし過ぎる。
始まってすぐに気づくトニー(モーテンセン)の嫁さんや二人の子供たちへの深い愛情、そしてこの家族を含むイタリア系移民たちの固い絆。何かいいですね。
時は1962年、南部ではまだ黒人が同じ人間として扱われず、白人によるリンチや殺人がまかり通っていた時代である。そしてJFケネディはまだ生きていた。
NYはカーネギーホールで暮らす黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)はトニーを運転手に雇いディープ・サウスに8週間の演奏旅行に出る。
この旅を続けるなかで二人は深いところで繋がっていく……いわゆる「いい話」なのだが、まったく嫌味がない。アカデミー賞作品賞も納得の感動作だ。
個人的には作品賞よりも脚本賞よりも助演男優賞よりもモーテンセンに主演男優賞をとって欲しかった。
暗い背景でも笑って見られるロードムービー
基本的には「フライドチキンを素手で食べることにすら抵抗がある、上品で意志の強い天才ピアニスト」と「粗野で無教養だが素直で、やたら大食らいのイタリア系ブロンクスっ子」の凸凹コンビによるロードムービー。人種差別に対する真面目な問題意識がある映画だが、コメディチックな二人の掛け合いと、クラシックと60年代の軽快なポップスの両方を活かした音楽のお陰で肩肘張らずに楽しめる。オチもバシッと決めてくれる。
アメリカ(特に南部)での人種差別というのは頭では知ったつもりでも肌感覚ではアメリカにいたわけでもないのでわからない。とはいえ最初は黒人を「黒ナス」呼ばわりしていたトニーと、トニーの粗野さに眉を顰めていたドクが打ち解けていく様は自分の良心にとって心強い。
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