グリーンブックのレビュー・感想・評価
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太ったウィゴさんも素敵
笑いあり涙ありの心温まるストーリーに感動できる素敵な作品でした。運転手がトニーでなかったら、辛い旅になってたと思います。彼のぶっきらぼうさと強さと明るさがあってこそでしたね。本当に何度も笑わせてくれました。綺麗に描かれすぎなラストもあれはあれで良かったです。
多様性への寛容さ
文句なしのアカデミー賞!
現代に蔓延する差別や偏見、格差社会を完璧にユーモアに包んで風刺する。エンターテイメントのあるべき姿。
映画賞は往々にして哲学的なものに寄りやすいが、こういう誰にでも分かりやすく楽しめる作品が選ばれることは意義があると思う。
トニー・リップとドクター・シャーリーのキャラがどちらもとても愛くるしく、素性や経歴や性格も様々な点で真逆だが、どこか通じ合うものを持っている。
昨今の対比されやすい多様性のほとんどをそのふたりに詰め込むキャラづくりの巧みさと、決して主張を押し付けるわけではないユーモア溢れるストーリーに引き込まれる。
違いを認め合う寛容さこそ、この世界を平和にする唯一の術なのだろう。
受賞作見てみた
グリーンブックかー…
後味良し!
人として敬意を払う大切さ
迷っていたのですが、話題の作品なので、鑑賞してきました。結論から言って、評判どおりなかなかよい作品でした。主演の二人が、しだいに心を開き、相手を理解し、友情を育んでいく様子が、とてもよく描かれていたと思います。
初めは、黒人の使ったグラスさえ捨てていたトニーが、仕事ではなく人としてドクを守ろうと変わっていったのは、彼のピアノの腕前や胸に押し込んでいた思いを知り、一人の人間として彼に敬意を払うようになったからでしょう。
一方、差別や偏見による苦しみ、悲しみ、痛みを我慢で飲み込んでいたドクが、それに抗い、自分の思いを声に出そうと考えるようになったのは、トニーの生き方に大きな影響を受けたからだと思います。
当時のアメリカの事情を詳しく知りませんし、グリーンブックなるものの存在も本作で初めて知りました。しかし、本作を通じて、ドクの南部ツアーは相当危険で勇気が必要なものだったことは容易に想像できました。だからこそ、ドクが心に蓋をしてきた思いを叫ぶシーン、黒人バーで楽しそうにピアノを弾くシーンがとても印象的でした。欲を言えば、そんなドクをもっと掘り下げ、彼の目を通したトニー、白人社会、黒人差別等をもっと描いてほしくも思いました。
本作を見ながら、NASAのマーキュリー計画を支えた黒人女性を描いた「ドリーム」等、いくつかの作品を思い出しました。人種差別もの、バディムービー等、既視感があり、作品としてはありきたりに映るかもしれませんが、歴史的事実を紹介するという意味では、今後もこのような作品は作られ続けていくべきだと思います。
アカデミー賞、作品賞にふさわしい作品
黒人に偏見を持つ環境で育った白人・トニーと裕福な家庭で育った黒人・シャーリー。共通点がない二人は長旅によってお互い心を通わせる。何故シャーリーは高待遇の北ではなく差別が色濃く残る南へ向かったのか。答えが分かった時、胸が熱くなりました。批判に関しては事実に沿っている以上許容範囲かと。
ガサツだけれど心優しいトニーは人間臭くて愛おしく、ラストのピアノを弾くシャーリーの『本当の笑顔』、そしてトニーの奥さんの言葉に泣きました。二人が乗ったグリーン系の車は監督が触れていた『希望』でしょうか。
とても素敵な映画でした。
2人を中心とした様々な出演者のセリフ、仕草、笑い、演出、演技の素晴...
男2人者はいつもよい
笑って、泣いて、考える超優良作品
黒人差別が厳しかった時代。黒人アーティストがアメリカ南部をツアーで回るのは本当に大変だったんだろう。当時の厳しい雰囲気がとてもよく伝わってきた。
雇う側と雇われる側、当時の一般的な関係とは逆の2人が、黒人の扱いに戸惑う(戸惑うのは現代の我々なのだが)シーンをちりばめながら、徐々に心の距離を縮めていく。こんなの感動しか待ってないだろ!と思ってたら、いい意味で予定調和の感動が待っていた。ただ、その感動は予想よりもはるかに心暖まるものだ。
それなりのトラブルや事件が起こるものの、意外と淡々と時が過ぎていく。終わり方もこれ見よがしに泣かせる感じはない。むしろニヤッとしてしまったくらい。でも、この淡々とした感じがジワジワと心に沁みいった。実話の持つ力かも。
さらには人種問題だけではなくLGBT問題も匂わせていて、いろいろと考えさせられる話だった。
今年の個人的ベストの中に確実に入る映画。
ニガーイタ公そんな時代
視野が広がりました
人種差別
アメリカの根の深い問題、特に南北戦争時のアメリカは黒人を奴隷として扱っていた その後のアメリカ社会でも常に人種差別問題で暴力や暴行など頻繁に繰り返されていた、そんか時代背景の元 非凡な才能で名声を手にしていたドク、彼は感じていたんだろう 自分は何なのか?人種差別とはどういう事なのか
勇気を振り絞って回った南部の地域、そして運転手として行動を共にする 純粋で生活は楽ではなかったがそれなりに幸せな人生を送っていたイタリア人トニー
しかしこの作品はそんな問題も孕みながら 生活習慣さえ違う2人が一緒に行動していくうちにいろんなトラブルに巻き込まれ 黒人であるが故の現実に向き合い 心を通わせていく 奇跡的な真実の物語である
トニーとその家族は明るく開放的で、賑やかな家庭の日常が羨ましくも思った、家族の姿もこうあるべきで人種を超えた人間愛に心を掴まれた、泣くような映画ではなかったかも知れないが ドクをドロレスが歓迎し抱き合いながら耳元で囁いた時は涙が出てしまった。
この作品は全ての人に見てもらいたい。
マハーシャラのピアノは素晴らしい、本当に演奏してるとしか思えなかったが。
感動というよりも心温まる映画
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