劇場公開日 2019年3月1日

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グリーンブックのレビュー・感想・評価

全730件中、421~440件目を表示

5.0現代アメリカを描く

2019年3月18日
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鑑賞方法:映画館

昔の話の様で今の話です。映画に描かれている黒人への差別はみんなが理不尽だと感じると思いますが、現在では黒人が難民に代わり同じことが起こっているのでしょう。きっと、今見て欲しくてこの映画は作られたのだと思います。

難しく考えなくても、ロードムービーとしても面白いです。

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ヒイロ

4.5ケンチキ

2019年3月18日
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鑑賞方法:映画館

文句なく良かった。バディ・ムービーでもあり、ロード・ムービーでもある。フライドチキンはアメリカの奴隷がチキンを古い油で揚げて食べていたものという事を後で知った。車のハンドルは大丈夫なのか?
Lotrでは2枚目アラゴルンを演じたビゴ・モーテンセンの変貌ぶりに驚き。

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hanataro2

4.5最高に素敵なバディ物語

2019年3月18日
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まずは、60年代のアメリカがまだこんな差別の国だったということに驚いた。60年代って、俺、生まれてるじゃん! これまでの自分は、こうした事実を、学生時代の授業でも、ニュースなどの一般常識としても、何度も何度も見聞きしたはずのこと。それなのに、映画を観てこんなに驚くとは、当時見聞きしたはずのものが、いかに身になっていないかということなのだろう。改めて、映画を観たり小説を読んだりして追体験することの価値を感じる。

さて、本編だが、「最強のふたり」もそうだが、バディムービーは、ふたりが大きく違っていることだけでなく、お互いが足りないものを補いあっていてこそ、素敵な映画となる。

この映画では、音楽家で紳士、黒人差別を無くすという目的を持つ黒人シャーリーに対して、無頼でガサツ、日々を暮らすだけのイタリア人トニーが補えるところなどあるのだろうか、全くないのでは、と思えるが… いや、是非観てください。
何を トニーが補うのか、何をシャーリーに気づかせるのか。もちろん腕っぷしもあるけれど、それだけではないですよ。

腕っぷしの点では、トニーはそれこそ文句なしだ。それは、前半から遺憾なく発揮される。
しかし、俺たちは後半で気付くことになる。俺たちは「差別?けしからん!ぶっ飛ばしちゃえ!」というシーンを、いかに好んで観て、爽快な気持ちになっていることか。 だが、この映画の中で、トニーや我々観客は、シャーリーがトニーに語る言葉で、差別を撤廃しようという活動にとって、そんな痛快シーンが、いかに無駄で、逆効果なのか、を気づかされる。

そして、この映画のもうひとつの見どころは、今でも愛に満ちているトニーの家庭だが、"手紙(文字)によって、さらに幸せを深めることができるんだよ" とトニーに気づかせてくれるシャーリー。

こういった全てのシーンが、押し付けではなく基本的にはコメディで語られる。あくまでも気づくのは観客である俺たちだよ、という押しつけない作りは、たしかにこの作品を作品賞として評価したくなる!
こういう映画をもっともっと観たい!

最後のシーンに、もちろん文句はない。素晴らしいと思う。一方で、その少し前の、トニーが「そんな呼び方をするなよ」と言うシーンがある。このシーンで終わっていたとしても、それはそれでかっこよかっただろうなあ、と思いながら、劇場を出た。

お互いが補いあう面について自分が感じたことは、公開中の今は書かないでおきます。公開終了した頃にいずれまた。

2020/4/20追記
しばらく経ったので、トニーがシャーリーを補った点について書いておきます。ここから以降、ネタバレなので、未見の方はご注意ください。

ケネディ司法長官とも友人なのに、その力を借りて留置所を出た際に、"力" による差別をなくそうとしている自分が、牢獄から出るためとは言え、"力" を行使したことを悔いてしまうほどストイックなシャーリー。彼は、そんな性格から、「ピアノを弾いていないときは、白人に取っては私はただの黒人。でも黒人たちにも受け入れてもらえない」といったように、つい孤高の立場になってしまう。そんなシャーリーに対して、明確に口に出して言うわけではないが、「そんなの関係あるか、俺たちは友達じゃないか」「迷ったら、まずやってみろや」と行動で伝えてくるトニー。二人で旅する中で、変わっていったのは、トニーだけではない。シャーリーもまた、トニーによって大きく変わった。それが、ラストシーン、つまり、"シャーリーがトニーの家を訪れる" に繋がっていったのですね。

素敵な映画だった!

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CB

5.0作品賞の影響

2019年3月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

バディムービーとして想像出来る内容であり特に惹かれてなかったけれど、やっぱりアカデミー賞をとった作品ということで気になってみてきました。
最後の最後に泣かされました。ドロレスが素敵でした。

勉強になるレビューが多いです。

作品賞をとったことで、見過ごしてた方が1人でも多く見る機会があったらいいなと思いました。

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えぷりん

5.0素晴らしいの一言に尽きる。

2019年3月18日
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もうなにも言えないです。
とりあえずこの映画は観といた方がいいとだけ言っておきます。
笑いあり涙ありの超大作です。
また近いうちもう一回みにいこうかな。笑

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Gen Miyaji

5.0深い笑い

2019年3月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

差別意識は、ぼくにもある。
例えば、黒人の男性と握手をしたとする。その時、どんな感じだろうか?それは差別というより、違和感といったほうがいいかもしれない。だけど、その違和感が差別につながっているともいえるだろう。

この映画、初めのうちはトニーの差別意識からはじまった。黒人労働者にサンキューの意味で飲んでもらったコップをトニーは汚いものだとしてゴミ箱に捨てた。そんな夫の姿に少し呆れた様に、でも、非難せずに元の位置に返した妻がいた。そんなトニーが黒人ピアニストと2ヶ月に渡って演奏旅行する。その間、彼はどう変わったのか?変わるのか?がこの映画のテーマでもあった。

例えば、トニーを雇ったドクターシャーリー。上流階級の観客の前で演奏するのが職業になっていることに対して、トニーは毒づく。「あんたはブラックなのか?それともセレブになりたいのか?」それに対して、どっちににもなれない自分の存在に悩んでいるシャーリーがいた。
トニー自身も自分の差別意識に疑問を持ち始める。
演奏を行ってもらうVIPのシャーリーに黒人というだけで、お客のいるテーブルで食事することは許されない。トニーそんなことがあるか!と怒る。私が言ってるんじゃない。レストランのしきたり、決まりなんです、と。レストランの支配人は言う。差別を受ける相手の立場に立つことで、こんなことはいかん、あってはならないことだと気づき始めるのだ。

今までの世界と違った人との出会いでお互いに新しい自分に出会う。新しい世界と出会う。そんなことができるのも違う文化と触れ合ったからだろう。出会いというものは刺激がある。違和感といってもいいかもしれない。そのあと、どう感じ、どう整理し、どう位置づけるのか。それが教育になんじゃないかと思う。ヘイトの方に行くのか?多様性の方向性に行くのか?
差別は本人の意志よりも、その場のしきたり、ならわし、きまりに左右される。雰囲気とか、場の空気といった漠然としたものに知らず知らずによってしまうのではではないか。

そういえば、いま勤めている保育園では「差別」は全くといっていいほどない。子供達は新しい人との出会いを楽しむ。新しい先生や新しい園児は大変な人気者になる。その違和感を楽しむ園児たちの姿がそこにはある。これは一つの答えじゃないだろうか?

この映画、最後のクリスマスの日、素敵な出会いがあった。
トニーの妻とシャーリーの抱擁。
妻はすごく視野の広い夫になって帰ってきたことへの感謝と、シャーリーは2ヶ月の間、自分に与えてくれたトニーの深い愛情への感謝を込めて。
それはクリスマスの夜にふさわしい光景だった。

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xtc4241

4.0アリも素晴らしいけどモーテンセンもイイ!

2019年3月18日
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鑑賞方法:映画館

オスカーを手にしたマハーシャラアリは文句なしの素晴らしさだったけど、主演のヴィゴモーテンセンもまぁ素晴らしい!見事にイタリア系アメリカ人を演じ切ってました。てっきりご本人もイタリア系かと思うほど。

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MA2030

4.0万人向け、分かりやすいですが。

2019年3月17日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

その時代のアメリカで いかにマイノリティが窮屈な思いをして活きていたか、が描かれています。今の大統領の政策へのハリウッドの意思表示というか、本当にあったのかどうか疑わしい?LGBTの問題も絡めて。中途、二人を助けるのが民主党の某政治家なのも意味深ですね。

映画そのものは単純に愉しめるロードムービーです。脚本も及第点で・・・とはいえ、脚本賞をとるほどか、は疑問ですが(笑)。主役の二人の熱演もあり、丁々発止、二人の会話のリズムにも笑ってしまいました。

ただし 黒人ミュージシャンへの扱いのひどさは ちょうど60年代初めに来日したアートブレーキーなどのジャズミュージシャンがさんざん語ってきたことですし、一方でアメリカのショービジネス=ハリウッドも含めて・・・いかにイタリア移民が大きな力を持ってきたか、も有名な話です。この映画のラスト、クリスマスパーティーで流れてたのが やはりイタリア移民出のフランクシナトラですしね。

正直に云えば・・・この程度でアカデミー作品賞か、という憂いもあります。アカデミー賞候補の選出こそ、マイノリティへの差別だ、と喝破されたのが近日近年だったことも勘案したら。

たとえば 同じロードムービーでアカデミー作品賞を取った【真夜中のカーボーイ】とはとても比肩できないです。見終わった後の響き方が天と地ほど違います。

これは決して 映画少年だったその昔に名画座で独り心を震わせてみた頃と比べて 還暦近い今では心の琴線がさび付いてるわけではない、と思いますが。

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順ちゃんの夫

4.0複雑

2019年3月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

日本人としては、ある意味単純に考えやすい映画だ。
かつてのアメリカの理不尽な人種差別に憤りを感じ、
その突破口となった2人の友情に胸を熱くする。
自らもイタリアからの移民でありながら黒人にマウントする主人公が、
雇用主と理解しあっていく姿には表面的には感動する。
一方、上流階級であるように見える黒人の主人公を慮る時、
その広がる深い闇に涙を禁じ得ない。
いい映画だったんだろうな、と思う。

この手の映画は数多い。
上記のように日本人としては単純な感想で済む。
当のアメリカ人はどのような感情で観ているのだろう。
トランプの如き大統領を誕生させておきながら、アカデミー賞?
素直に感動するだけでは済まず、複雑な感情が残る。

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みみず

3.5いい映画だった!

2019年3月17日
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鑑賞方法:映画館

面白かったです。
教養、名声、お金を持っているが差別をされてる孤独な黒人と、お金も教養ないが、家族が居て幸せな白人という二人の話。
この二人の心情がきめ細かに描かれてて感情移入できた。
でもハードル上げすぎて見にいくと肩透かしに合うかもって感じでした。
でもハッピーエンドで見た後はほっこりでした。

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ののの

4.5音楽がよかったです。ピアノはもちろん、コンサートや車に流れる音楽で...

2019年3月17日
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音楽がよかったです。ピアノはもちろん、コンサートや車に流れる音楽でさえステキでした。難しいことは分からなかったんですが、音楽は隔たりのない素晴らしいものだと感じました。

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梅雨蜜柑

3.5俳優さんの演技を抜いたら普通

aさん
2019年3月17日
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主演ふたりがメッッッッッチャ良かった。
アリータも最近見たのでそれでペラッペラの悪役を演じたマハーシャラアリと同一人物かと思わせるほど、教養があり思慮深く、背景に色々なものを背負ったドクター・シャーリーの演技が素晴らしかった。
そしてキャストを見るまで全然気付かんくらいゴツいおっさんになったヴィゴに衝撃を受けた…
始めはエー!って感じだったけどトニーの善人さがヴィゴの笑顔に滲んでてやっぱヴィゴめっちゃ好きやわ〜〜演技上手いわ〜〜ってなりました。
アカデミー賞の時のヴィゴは知ってるヴィゴになってましたね。
それ以外はあんまり印象に残らなかったな。
ちょいちょい面白いシーンもあったしいい映画だったな〜って感じなんだけど1週間したら忘れそう。
すごくサラッとしてて見やすかった。
最後のクリスマスのシーンがほんわかして良かったです。

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a

0.5評価過大。わかりにくい、ストレートに楽しめない。

2019年3月17日
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■好きなところ
心の歩み寄り。

■嫌いなところ
クスリとくる笑いを狙っているが、わかりにくい。

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プチトマト

3.5骨の投げ捨て方

2019年3月17日
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ヒラリと華麗に捨てる。後部座席でウトウトしてもお洒落な出で立ちを崩さない。酒に酔ったり、この映画の肝にあたる独白などでそれは崩れる。崩れるときのサマにならない居心地の悪さ。マハーシャルアリの真骨頂、見事である。
群れから外れた人の孤独は人種のみならず普遍的なテーマ。活躍する女性にも置き換えることはできる。この映画において、異種から仕打ちについては明確な行動として描かれるが、同種からの行動は控えめ。しかし、無言の眼差しは浴び、拒絶感に戸惑う。他方、異種は、興味は持つが、所詮異種としか認知しない。バーにて同種と和解したのかもしれない。しかし、ラストで、彼は同種への回帰ではなく、種の壁を超越する。
フライドチキンのくだりはこの映画のテーマを汲み取る名シーンでもある。よくできた本であるし、コメディ要素も多い。最後に連発する伏線の回収は少し技巧的かもしれないが。

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Kj

4.0観て良かった!

2019年3月17日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

実話の映画化て聞いてたので、演出は?と不安もあったけど、
素直に感動できる映画でした。
ヴィゴの役作りも凄かったな、あのボヨンとした下っ腹は記憶にこびりつくわ。
ラストに、主役はトニーの奥さんじゃないの、て判りました。
素敵だった。

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maggyblue

3.0満点付けるのはどうかと…

2019年3月17日
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あまりにも周りの評価が高いなか
友人の1人はそうでもなかったよと観る直前に感想聞いてて
実際どうなのかも楽しみで観ました。

最高!

とまでは、いきませんでした。
実話に基づいた内容なだけに、タイプのまったく違う2人の素敵なシーン
はとても多かった印象です。

ただ、今回実話だからこそ逆にそれ以上がないというか、人間模様は良かった面もありつつも、そんな事は昔だったらあり得るよね、っていうなぜか冷静な気持ちになってしまった部分もありました。

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よしザイル

5.0テーマは重そうだが…

2019年3月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

作品として決して重くなく、むしろ痛快な軽やかさがあった。その時代、その文化を全く知らなくても、その痛みや苦悩が伝わってくる。よく描かれていると感じた。
こういうテーマの作品は、もう一度観ようとなった時、どこか構えるというか、お腹にグッと力を入れないと観られない事が多いが、この作品にそんな重苦しさはない。すぐにでももう一度観たいと思った。

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shin-

4.0「人生は単純じゃない」

2019年3月16日
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鑑賞方法:映画館

派手さはないが、じんわりと味わい深い映画。鑑賞中よりも帰り道で場面を反芻して考えさせられた。ほんの半世紀前と世の中は変わった部分もあって、少しは前に向かっていけたのかな、いや、たいして進歩してないかな、なんて考えた。

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zita

4.5伏線の回収は⁉️

2019年3月16日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

あの時代の黒人差別がどういうものかが、事細かに分かるいい映画ではあります。
さすがアカデミー作品賞受賞作品❗️
ただ、満点をつけなかった理由は。自分が一番気になっていた伏線の回収がなかったからです。

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イロエンピツ

4.0アカデミー賞に不満だったが

2019年3月16日
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最近のアカデミー作品賞は政治色に偏向し過ぎて、もう一度観たいと思うような映画は無かった。だからボヘミアンラプソディーが作品賞には妥当であるに違いないってのが観る前のバイアス。

ところが観終わったら、こりゃアカデミー作品賞取るわなって真逆になったのだから申し訳ない。

黒人の苦悩と白人(イタリア系移民)との立場のギャップをツアーを通して埋めていく。とてもハーティーな物語。

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紺野