グリーンブックのレビュー・感想・評価
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魂を揺さぶられる映画
これほどまでに成功してるピアニストでさえ、
差別を受けてしまうという黒人差別の歴史が実感できる映画だった。
才能があるだけでは不十分なんだというバンドメンバーの言葉が印象的。
雨の中、差別を受けることに感情を爆発させる主人公の姿に魂を揺さぶられる思いだった。
でも、素敵な映画です。
また必ず観ると断言できます。
たった50年前
向き合ってみなければわからない
観に行って良かったという友人の言葉により家族と観に行ってみました。
ちぐはぐな二人が互いに影響を与え合い、かけがえのない友人となっていく物語は心あたたまりますね。
人種差別という重いテーマを扱ってはいますが、くすりと笑えるシーンが多く散りばめられており、この二人にはお似合いな感じ。
自分が好きな場面は、フライドチキンのシーン、手紙のシーンです。
フライドチキンの骨は土に還るからいいけどカップはだめ。どさくさに紛れて捨てることは出来なかったらしい。
粗暴なはずの彼からあんな手紙が来たらまあわかるよね!彼女の方はもともと人種的な偏見はなく、黒人を嫌悪していたトニーの筆でシャーリーの言葉が伝わってくるのは、二人と言葉を交わしているようで嬉しかったでしょう。
レッテルではなく、深く向き合ってみなければわからない。そういう映画なのかな、と思って観ていました。観て良かったです。
今まで人種という難しい問題に直面したと感じたことのない環境にあったため、詳しく調べたことはありませんでしたが、人種差別についてもう少し詳しく知りたくなりました。
かっこいい漢の話
フライドチキンが食べたくなる。
人種差別やLGBTなど、重たいテーマを扱っていて、ショッキングな場面も多々あるものの、そこまで重苦しくなりすぎず、コメディ要素もあり、心温まるところもあり…そういう意味でバランスのとれた作品だなと思いました。
また、「黒人だからみんな差別されてかわいそう」みたいな単純な話ではなく、黒人同士でも、白人同士でもさまざまな違いがあり、差別があることも表現されていて、もしかしたら自分自身も、人を肌の色や外見的なことでくくって、無意識に差別意識や偏見を持っているのかもしれない…ということに気づかされました。
二人が車の中でフライドチキンを食べるシーンが好き。初めてのフライドチキン、笑いながら骨を車の外に投げるところ…すごく爽快感がありました。一生思い出に残る味だろうなあ。
いい映画を見たなあ
観た後人に優しく出来る映画
男の友情
2人の友情が熱い。
周りに流されやすい方は見て
この映画を見終わったとき「あぁ、良かった」と自然と声に出るぐらいの気分になっていました。
こういったあらゆる差別を取り上げる映画というのは難しく考えられる場合が多かった印象があります。
けれど、この映画はライトにそれが分かりやすく、少し意識を変えるだけですぐにそれが変えられるんだという実感が持てました。
この映画で差別の中にある最大の敵は周りに流されていること。
家族みんながそうだから、昔からの伝統だから、俺たちはそういう人種だからといった、周りに流されてしまったことで生まれたものだと思いました。
そして、最後に一人の意識が流されることなく変わることで、みんなを変えることが出来るという答えも分かった気がします。
周りに流されやすい日本人と言いますが、イジメ問題などこれに近いことなのではないかと思いました。
一人の味方がいるだけで、変われることが出来る。
そんな答えが眠っている作品だと思います。
ぜひ見てください。おもしろかったです。
現実そのものを映画化することは可能か。
たしかに、差別の表層しか描かれていない。しかし、現実そのものを描くことは無理だ。なぜなら、現実そのものは現実にしかない。したがって、描くという意味で映像に写す/移すことはできない。唯一可能なのは、直に撮ったドキュメンタリー映画である。
また、メッセージや勇気、内省を観客にプレゼントするのが映画の役割である。
「この救いようのない人生をスクリーンで見たい」「希望も光も笑いもユーモアもなしで」「ありのままを見せてくれ」「感情の高まりなんか描かずに美しさのかけらもないむき出しの現実を」「クソな人生を映し出す重苦しいドキュメンタリーを」無理だ。
これはグザヴィエドランの言葉だ。重いだけの映画は映画ではない。なぜなら、役割を果たせないからだ。
ちょうどいい差別(いいのかな…)
正に映画
期待通り
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