グリーンブックのレビュー・感想・評価
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心が晴れる
人種差別モノの中でも必要以上に煽らず淡々と、ただ、お互いが少しずつ心を開いていく様がテンポよく描かれていた。
強いていうのであれば、日本語予告編の謎の奇跡推しは本作品を安っぽく見せてしまい残念。
クラッシュのような人間ドラマが見られる一作である。
良い話なんだが
いや、実話ベースだし、すごく良い話だし、何重にも折り重なる「差別」の構造を描きながら、ある種のバディムービーとして爽快感もあるしラストはキッチリ感動させられる秀作だけど。
のどごしが良すぎて胃の腑に落ちていかないというか、(テイストやテーマは違えど)「ブラック・クランズマン」を抑えてアカデミー作品賞を取るほどの作品かなー?という印象。
トニー・リップを演じるヴィゴ・モーテンセンと、 ドクター・シャーリーを演じるマハーシャラ・アリは凄く良かった。
印象項目の選択が少なすぎる
このサイト、映画の印象は最大3つまでしかつけられない。
泣ける、笑える、悲しい、楽しい、怖い、興奮、寝られる・・・12項目もあるというのに、つけられるのはたった3つだ。
何が言いたいのか?そう、この映画の印象を評価するには、この印象項目の全てが当てはまるのだ。
寝られるって?そう。寝られる。南部のコンサートツアーに出かける前段は、映画のプロローグはしばし休憩の時間だ。それはそれでいい。
笑える?そう。フライドチキンの食べ方は豪快にだ。
悲しい?そう。全編を貫くのは哀のメッセージだ。
・・もう3つだ。
楽しい、興奮・・・
知的?そう、この映画の最たる特徴はその内容の重層性にある。これを知的と言わずして、何を知的と言おうか。
・・・
萌え?そう。プールでのシーンだ・・。そうしておこう。
トニーとドクターの仲は永遠に不滅です!
黒人差別がテーマなので、深刻で悲しい内容なのかと思いきや、全然違って良かった!
なんて言ったって、トニーの男気がとっても素敵!
彼みたいな人がこの時代にいたら、きっと差別のない世界になったんじゃないかしら?
彼自身もイタリア人の地が混ざっているから、差別への偏見は多少なりとも共感できる部分があったのかも知れない。
でも、そんな差別に臆することなく、自分を信じて快活に行動する姿に感動しました。
そして、白人から差別を受けても紳士的な対応で冷静沈着だった、ドクターの大人の対応も素敵!
はむかって暴力を振るったら、そこで終わりと分かっているからこそ、自信の貫いてきた正義を貫き、あくまで冷静に対応する姿が素敵でした。
一見すると真反対な2人ですが、演奏旅行を続ける中で、徐々にお互いの気持ちを理解し、助け合う姿がとても素晴らしかった!
旅の途中の様々な事件が実際にあったのだとしたら、想像するだけで辛いけど…。
2人の機転を聞かせた対応で、その場をどうにか乗り越えていく姿が面白かったです。
また、トニーの妻への手紙が最高に素敵!
トニーの為に、ドクターが妻への手紙の書き方を伝授するシーンが、とても和やかで楽しかったです。
また、夫からの手紙を待ちわびる妻の姿がとても可愛らしくて、微笑ましかった
(●´ω`●)
なので、クリスマスの夜にトニーが家に帰ってきた時の2人の姿を見ていると、本当に幸せな気持ちになりました!
トニーとドクター。
全く違う星の元で生まれ育った2人だけど、この旅を通じて、生涯の友となったのは確か!
どんな困難も、この2人なら何だって乗り越えられる!
そんな、自信を感じられるくらい最高のコンビでした
╰(*´︶`*)╯♡
なので、2人の仲の良さを観ていると、この時代の差別的な態度や言動が目立ってしまって、白人たちの態度が腹立たしくて仕方ありませんでした!
この映画では、そこまで僕力や差別的なシーンは描かれてはいないものの、実際の黒人の人たちはきっと相当な苦労を強いられてきたのだろうと想像できます。
でも、この映画は、そんな差別する人達が霞んで見えるくらい、楽しくて楽しくて、最高でした。
また、友達っていいなと心の底から思えました。
私自身もトニーと友達になりたい!と思うくらい(笑)
途中、涙がほろっと出てくる部分もあったりしましたが、最後は心が豊かになって最高に幸せでした。
私も2人と一緒に演奏旅行を楽しんで、最後まで楽しく観れました。
年末最後に、素敵な映画をありがとうございました
(//∇//)
このウェルメイドさを皆侮り過ぎている
自分でも驚くほど好きな作品だ。多幸感を噛み締め、時には理不尽な差別描写に歯を食いしばった。伏線や台詞がお上手で、ウェルメイドなアメリカ映画の美点が凝縮されたアカデミー賞に相応しい傑作(勿論いい意味で)。異論反論に理解はするが、納得はしない。今更だが、俺は文句なし
ヴィゴ・モーテンセンのピザの食い方(食べ方と表現すべきではないと思う)が最高だった
アイデンティティが揺らいでいる「はぐれ黒人」のマハーシャラ・アリが、旅の終わりに黒人・白人どちらのコミュニティにも受け入れられるのが感動的だった。どちらも居場所であるべきなんだ
ガサツなトニーリップを演じた俳優の演技が秀逸!
1962年のアメリカを描いた作品。ストーリーは天才黒人ピアニスト、ドクターシャーリーの運転手を務めることになるガサツなトニーリップ。南部を演奏旅行する街々で黒人であるがゆえに受ける数々の差別的な待遇!
当初はボスと運転手の関係だったのが天才ピアニストだが、黒人というだけで屈辱的な差別を受けるシャーリーを守るため、粗野で短気で腕っぷしの強いトニーが迫害する白人と対峙する中でいつしかお互いを理解する関係が作られる。
ラストシーンでの光景に涙が自然に溢れてきた。
それにしてもトニーを演じた俳優の運転中ハンバーガーやフライドチキンを武骨に食べるシーンは魅力的。
1960年代のアメリカが舞台なので、タバコを吸うシーンの多さとタバコのポイ捨てが非喫煙者の僕には凄く抵抗あり。これも時代背景で仕方ないのでしょうが。
こんな感動作を待っていました!
※ 春日市ふれぶんシネマでの鑑賞
当時の人種差別
現在ではここまでではないが、未だに根強い差別が残っていそうで恐い。
奴隷として働かされていた黒人を白人はどう見ていたか?黒人はどうだったのか?北と南での違いなど、厳しいものを感じた。
主人公の一人トニーが家に来た工事業者の黒人が飲んだコップを捨てるシーンも差別の印象を強くした。
人間同士での交流がない時代に売れっ子のジャズピアニストとしがない白人では生活の根幹も違っていたが、それでも理解しあえるのは人間として向き合った結果だ。
過去にこういった差別を描いた作品は多いので好み次第ではあるが、割と優しい作品だから万人向けと思う。
What's So Funny 'Bout Understanding
スパイク・リーは毛嫌いし、白人目線のみでレイシズムを描いてるとの声が出ているけど、素直に感動してしまいました。これ、相互理解を描いてます。そこへの批判もあるけど、「友達がヘイトで痛めつけられていたら、立ち向かえ。」という映画でもあります。
フライドチキン食べたい
トニーの成長、ドクのプライドの根本にあるのが黒人差別の時代背景なのだが「つらい、厳しいことがあるけどそれでも世界は捨てたもんじゃない」というテーマはビールストリートに通じるものがあり、それをよりわかりやすくした感じ。バディモノの傑作と言っていいだろう。
そして、耐えてきたトニー夫人のラストが素晴らしい。ラストの切れ味に定評があるデイミアンチャゼル監督より上、なぜなら切れ味だけでなくそこにに「粋」が加わっているから。今年ナンバーワンの気持ちいいエンディング!
人種差別問題作品でありながらライトに見せる傑作。
感想
アカデミー賞ということで、内容についてあまり調べずに見ました。最強の2人のような作品をイメージしていたのですが少し違っていました。
また、お互いにたすけあって認め合って行くという近年のアカデミー賞ではなかったアットホーム型の作品で心から嬉しいかったです。アットホームな感じをだしていながら全編テーマとして存在する人種差別というとても重たいテーマがまたいいです。
私自身2人の友情に何度も心動かされたので素直に良作と言っていいでしょう!
総評
人種差別型の映画が苦手な方にもオススメの良作。何度か涙しかけました!見ていない人にも今年公開の作品でみて欲しい映画の一本でした。
演奏シーンで100億点
トニーはガサツで無学でバクチ好き、おまけに短気ですぐに手を出す
ただ、ウソは絶対に付かない
口から出る言葉は全て本音で偽りがない
家族を何より大事にしている
そこがこの映画の背骨、つまり拠り所になっていると感じた
この彼の真っ直ぐなアプローチこそが、数々の場面でカタストロフィを生んでいく
それを最後まで裏切らず貫いてくれたこのが、とても心地いい満足感に繋がった
あとは、
演奏シーンで実際にアリが演奏している(ように見える)のは、非常に重要なポイントで、これだけで映画の説得力が100万倍ですよ
人種を越えた友愛を描いた名作
ガッツリ黒人差別をしていた主人公が、黒人ボスとの日々を重ねるうちに人種を問わぬ友情に目覚めていく過程がとても嬉しく心が温まりました。
南部の激しい黒人差別には怒りと悲しみを感じずにはいられなく、あれが実在していた世界だということが恐怖です。
派手な演出はなく、静かに感情や情景が染み込んでくるような作品。
二人が笑いあっている瞬間が、とても尊く大切なものに感じました。
話がすごく盛り上がって・・・・とかそういうのはないけど、 じわじわ...
話がすごく盛り上がって・・・・とかそういうのはないけど、
じわじわくる感動ですね。
「映画がすきな理由」
映画を解説するってバカみたい。
単純にだれだって観たら分かるから。料理とおなじ。
個人の趣味的方向性の好みのちがいがあるだけだ。ぼくのすきな映画は自分を勇気づけてくれる。
求めているのは、それだけだ。
残念ながら、「個性的」とか「芸術性」とか、まちがいなく「良い映画」もいらない。
ぼくがすきな映画。なんども観たい。
米国の「映画らしい映画」。
本当に、ひさしぶり。
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