グリーンブックのレビュー・感想・評価
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【王道を貫く傑作。 何度観ても涙が溢れる作品である。】
タイトルなし
もうひといき
当たり前にはびこる人種差別の描写はとても良かったが、無骨な白人がヒーローとしてインテリではあるが弱者でもある黒人を助けるイメージが強い。差別する側だけでなくされる側の心理にもう少し踏み込んで欲しかった。とくにドクターの「自分は社会の中の白人にも黒人にもなりきれない」という葛藤は見ものであり、掘り下げてほしい。また主人公以外の白人による差別については解決に至らなかったというか、踏み込まれなかったのも悲しい。
王道を行くロードムービーに捻りはない
顎高く孤高な主人公:ピアニスト・ドクは彼自身の全てを対比されるようなガサツな男と旅をしていく中で、
最後には「孤高な主人公の顔の表情までもが変わった!」という王道を行くロードムービーに捻りはない。
2人の登場人物のキャラクター性すら直球勝負なので、
予告編を観ただけで、映画の内容すべてが解ってしまいます。
そして、ロードムービーお約束の警察登場!
映画全体に影響を与えることなく、定番としてエピーソドに入れたはいいが
その後での扱い方が判らず、後半には対比させる為に、2回目の出来事までつくってしまう。。。
脚本家の苦悩は解るが、
もっとシンプルな構成にした方が良かっただろう。
映画のキーポイントになる筈のグリーンブックに関するネタはないが、編集でカットしてしまったのか?
レインボーネタも不要。
ピアニスト・ドクが差別の残る南部での演奏ツアーを行った理由は説明会話で解ったが、
突っ込んだエピソードが入らず残念。
アカデミー作品賞を受賞するも、シナリオの脆弱さは隠しきれない。
アカデミーショーは只「黒人映画」に賞を与えたかったのであろう。
帰り道、アメリカの縦(南北)横断を2日で走破するという凄さ!
2人で何を話したのだろうか? 表現したら野暮だな
KFCが出てくるが、僕達の知っているKFCではない
晩餐で鶏肉が出るが、手で食べるエピソードが入ると思ったが
編集でカットされちゃったのでしょう。
途中、ララランドの曲が一瞬かかるが、その意味は解らなかった。
ゴミ箱でパーキングメーターを隠すシーンで笑えばいいのだろうか?
アメリカ文化が判らない僕には、どこで笑ったらいいか判らない。差別問題を深く考えさせられる映画
だが、戦ってはいないし、抵抗はするが社会への問いかけや広がりは与えていない。
それでは、何をしにツアーに出かけたのか?
この映画を観たら、次に「最強のふたり」「ドライビング ミス デイジー」を観たらいいと思う。
誰とどんなシーンで観ても外さない感動実話。
黒人差別を扱ったノンフィクション映画としては、劇中の過激な描写が少なく、ファニーな描写が多い、気軽に観ることができる作品である。一方で、感情が大きく揺さぶられるような山場が無いのが残念な点。
教養として楽しむなら◎だが、映画として楽しむなら△
※以下ネタバレ含む
黒人差別が残る1960年代のアメリカで、差別に屈せず南部での演奏活動を行う黒人ピアニストと彼の運転手役として旅を共にするイタリア系アメリカ人が友情を育む様子を描いた実話。
鑑賞後の所感としては、理不尽な状況に屈さず、勇気を持って自分の信念に従って行動する主人公2人に感服した。
暴力ではなく品位のある言動で世論を変えようとしたドクターと、周囲に惑わされることなく自分の心に素直に生きるトニーの2人の姿は、自分の行動を省みる良い機会となった。
華やかさは無くも感慨深い。友情が育んだ、本当の勇気。
【賛否両論チェック】
賛:差別と正面から向き合った2人の奮闘を、時に感動的に、時にコミカルに描き出していく様が、得も言われぬ印象深さを生んでいる。
否:ストーリーはかなり淡々と進むので、興味を惹かれないと眠くなってしまいそう。
がさつで黒人を嫌っていた主人公と、プライドの高い黒人ピアニスト。最初は全く反りが合わなかった2人が、黒人差別の過酷な現実を当事者として経験していく中で、次第に熱い友情を育んでいく様が、観ていて心が温まります。
こうしたテーマは、ともすると雰囲気も重くなってしまいがちですが、本作は違います。反発し合うトニーとシャーリーの姿を時にコミカルに描きながら、差別の実像を浮き彫りにしていく感じが印象的です。そしてそんな差別に心折れそうになりながらも、シャーリーにツアーを続けさせるために奮闘するトニーも、またカッコよく見えてきます。
「勇気が人を変える。」
という言葉が心に沁みる、そんなステキなロードムービーです。
鑑賞記録
ウチの職場の元ボスは「アカデミー賞作品賞」と聞いて小難しい作品なのかな?と感じたらしい。僕も格調高い作品を観るのかなと勝手に息巻いて鑑賞を始めたのだけど、思っていたよりもずっとずーっと観やすくて可愛らしい、そんな作品でした。
人種差別蔓延するアメリカ南部を黒人ピアニストがツアーで回る、その道中の物語。今なお人種差別は世界的な問題としてあり続けており、だからこそ胸に響く内容ではあるのだけど、「差別は悪!」という道徳的メッセージよりも、如何なる状況においても己の品位をおとしめず、凛として立ち続けることの難しさと尊さを強く感じさせられる物語でした。
水と油のコンビが紆余曲折を経て無二の親友になるなんて話、今までありとあらゆる映画で観てきてるんだけど、やっぱりいいですよね。エンディングなんて多幸感しかないよ。
一つ文句をつけるなら…これ、クリスマスに公開しろよ!遅れて公開になるのはしょうがないけどさ。。これから先テレビで放映するんだったら絶対12月の金ローでやるべしだ。そしてケンタのチキンを頬張りながら観るべしだ!
博愛
人種とは何か…人とは何か…
黒人と白人の人種差別は、社会の授業で習った程度だったが、ここまでの差があるとは思ってなかった。
自分は黒人でありながら優遇されながらも、白人と同じ所に立つこともできず、その もどかしさがなんともいえず、、人種が違えど分かり合える事もあるということ、
それは今の社会においても、嫌いな人もいるし、わかり合えない人もいる 話してみればそんなことも無く、また同じ立場に寄り添ってくれる人がひとりでも居れば多少なり救われるのかと考えさせられる作品でもあった。
これからの日本も国際多様化な人種が増えていく、特に子供たちには、生まれは違えど同じ人として気軽に接していける世の中になってほしい。
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