「人生を戦う人の強さ」グリーンブック どすこいたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
人生を戦う人の強さ
人種差別、歴史的背景などは、生まれてこの方日本から出たことの無い私には理解が及ばないところがありました。でも、だからこそ楽しめた部分もあったのかなぁ、とちょっとモヤモヤした気分です(笑)
グリーンブックという存在について知ることが出来たのは良かったです。当時の黒人が受けていた差別、迫害がどのくらい酷かったのか、この映画が全てだとは思いませんが、その一部でも感じる事が出来たのも良かったです。
黒人に対して差別意識の強いトニーが、徐々にドンと打ち解けていく様が丁寧に描かれていますが、これがとても面白い。飲み屋での喧嘩や服屋での扱い、道中様々な差別を受けるドンを目の当たりにし、トニーの意識に変化が表れます。監督がコメディ映画を得意としていたみたいで、クスリと笑えるエピソードが散りばめられているのも見どころです。
人種差別問題だけでなく、ドンが孤独な天才ピアニストであったという点に胸を打たれました。彼が抱えていた感情を爆発させるシーンは見ていて辛くなります。
ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの真に迫る演技が素晴らしい、観るものに勇気を与えれくれる映画です。
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Sakiさんのコメント
2024年5月15日
どすこいたろうさんおはようございます!
共感ありがとうございます^_^
おっしゃる通りクスリと笑える要素が散りばめてありとても楽しく、そして深みがありました。