「黒人ピアニストの内面がよく伝わった。とてもハートフルな映画でオススメ」グリーンブック スイカさんの映画レビュー(感想・評価)
黒人ピアニストの内面がよく伝わった。とてもハートフルな映画でオススメ
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いい映画だった。真正面から黒人差別やセクシャリティの問題にも触れ、
二人の主人公の温かい交流に心が打たれた
最後のニガーと呼ぶな、とトニーが言う言葉にジンと来ました。
黒人差別を知る映画を私はあまり見たことがなかったのですが
この映画を見て、いかに色が違うということで
人々が苦しんできたのか、その一端がわかり、それだけでも収穫だった。
物語は、そうした社会的なテーマ性をこえ
人間と人間の温かい交流がメインテーマにもなっていて、とても見応えがあったし
安心して見ていられた。
こういう映画って、最後にどちらかが死んでセンセーショナルにまとめるものが多い印象だったけれど、この映画は最後までハートフルで見ていて元気をもらえる。
こういう映画は本当に私は好きだ。
中盤、ドクターが言っていた。俺は黒人でも白人でもない男でもない、一人で豪華な家で暮らして、白人の前で演奏を披露する、俺はなんなんだといった叫びのセリフ、
強い孤独。そうした豪華な家で暮らしても満たされない家族を持ちたいといった思い。
そうした点にもよく触れていて、しっかりドクターの内面も表現できていて、
この映画はすごいと思った。
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