劇場公開日 2019年3月1日

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「「グリーンブック」とは」グリーンブック penguinさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「グリーンブック」とは

2022年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ヴィクター・H・グリーンという黒人の人による自動車で旅行する黒人のためのガイドブックだそうです(現在は廃刊)。この映画を観るまで知りませんでした。

最初、映画の中で途中シャーリーと泊まるホテルが違うことになる、てなセリフが出てきて、何も知らない私はてっきりスターが良いホテルに泊まり、運転手はクラスの違うホテルに泊まることを指すのかと思ったら、その逆。当時黒人の人たちは自由に移動することさえままならなかったという(詳細はWikipediaの「黒人ドライバーのためのグリーン・ブック」をご参照のこと)。

映画を観終わったときは単純に良い映画だと思いました。
ただ、この映画、トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子であるニック・バレロンガが製作・脚本を手がけており、映画「グリーンブック」のWikipediaによると
『いわゆる典型的な「白人の救世主」の描写』
との批判もあることから一方的(白人側からの)な内容だったのでは?とも思うのです。

映画ではシャーリーがどういう家庭に育ったのか描かれていません。Wikipediaでシャーリーのことを調べてみれば、映画の内容についてシャーリーの遺族から抗議を受けている点について合点がいきます。

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