「不可視の存在」グリーンブック ひろたんさんの映画レビュー(感想・評価)
不可視の存在
ドクター・シャーリーの演奏ツアーが十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かう物語と重なる。
二千年前の悲劇が舞台とすれば、トニー・リップはローマ総督ピラト役なのかもしれない。
差別が制度となっていることに対する違和感は偽善で、シャーリーのピアノ演奏に酔いしれる白人の目に演奏者は見えていない。
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ドクター・シャーリーの演奏ツアーが十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かう物語と重なる。
二千年前の悲劇が舞台とすれば、トニー・リップはローマ総督ピラト役なのかもしれない。
差別が制度となっていることに対する違和感は偽善で、シャーリーのピアノ演奏に酔いしれる白人の目に演奏者は見えていない。