おとなの恋は、まわり道のレビュー・感想・評価
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キアヌとウィノナだから許される
お互いに人付き合い下手、そして当然、恋愛下手の男女が、知人の結婚式に向かう道中で、または、式の前後で、不覚にも距離を縮めて行く。似た者同士が意地を張り合いながら求め合ってしまうイタイ設定は、しかし、演じるキアヌ・リーヴスとウィノナ・ライダーがとても楽しそうに演じているからか、終始くすくすと笑える。共に協調性とはほどと遠いキャラ設定が、2人の実像とモロに被るからだ。同世代の映画ファンは、彼らが意図的なのか必然的なのか、ハリウッドのメインストリームから外れても、こんな仕事を楽しめる余裕があることに、ひととき心を和ませるに違いない。それにしても、劇中で招待者にとって傍迷惑の極致のように描かれるリゾート・ウェディングだが、ワイナリーで式を挙げるなんて、けっこう素敵じゃないかと思う。少なくとも、常夏のハワイの砂浜で、タキシードを着た新郎が汗だくになって花嫁を抱き上げる場面を見せられるよりは。。。
二人芝居
せりふ多いなぁー、、
90分間、ほぼずっと字幕追ってたよ。
20時にペット寝かせる時もね、だから、チラチラ画面見ながらケージに毛布かけてたよ(笑)
でも、その台詞過多な感じを全然苦にしてなさそうなのも、芸達者な二人ならではですね。共演4度目って。多っ。
キアヌは実はあんまり観たことなくて、ウィノナも、全部観たのは『エイジオブイノセンス』ぐらい。(シザーハンズと"リチャードを探して"は、部分的に観ている)
「アイフィールプリティ」借りた時にこの映画の予告篇が入ってたので興味持って借りたのですが、まぁまぁ良かったです。逸品、絶品とは言わないけど、佳品という感じ。
二人とも性格はすごくシニカルだけど、けっこう哲学的な問いも多くて共感できます。現代的。R15的な表示があったのでナンゾヤ?と思ったら、けっこうそっち系のシーンが長めでした。控えめではあるんだけどね。
私の中のウィノナは、ほんとにシザーハンズや例の裁判の頃のスナップで時が止まってたので、オトナになったナーという感じでした(年上に対してアレだけど笑)
シニカル×シニカル+ハッピー。 監督とは気が合いそうだ。
負け組に幸あれ
最低な始まりから
こじらせた二人が穏やかな時間を共に過ごす話
お似合い♪
きれいなふたりだなあ
まだ恋愛できる!と勇気をもらえるかも・・・
“おとな”って定義もあやふやだけど、二人とも結構な年齢。キアヌのほうの癖は耳に指つっこんで「カーッ」と唸る行為で、ウィノナのほうは植物に二酸化炭素を吹きかける行為「光合成してね♪」と。なんだかこの二人の癖がそのままストーリー展開を表現している気もした。
ほぼ二人だけの会話劇。イーサン・ホークとジュリー・デルビーの『恋人までの距離』(1995)と『ビフォア・サンセット』(2004)を思い出す雰囲気ではあるが、この“おとな”の方は最初の出会いが最悪というハリウッドの王道恋愛劇を踏襲していて、イーサンの方は最初からいい雰囲気なのに発展しないという若者劇だ。
邦題をつけた人もすごいと思うのですが、やっぱり“おとな”向け。若いころは恋愛も経験したけど、すっかりご無沙汰という二人の設定が何とも言えない良さ。ただ、元婚約者に招待されたからといってのこのこ出席するというのも変わり者ならではの性格か。家族の面白い話題に驚くのも、元カレのキースとは会話がなかったってことなんでしょうね。
仲良くベッドでテレビドラマを見て、そのあとは寝るだけってのも年齢を感じてしまいます。やっぱり1日空けなきゃ・・・あと、R15になってるけど、R40くらいでもいいかも(笑)
ベタだけど
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