一度死んでみたのレビュー・感想・評価
全259件中、1~20件目を表示
近年続く松竹×気鋭のCMディレクターの意欲作
松竹のチャレンジ枠とでも言おうか、気鋭のCMディレクターを監督として抜てきして製作した作品のひとつ。基本的にはコメディだし、荒唐無稽なツッコミどころに細々と茶々を入れるのは野暮ってもの。
広瀬すず、吉沢亮、堤真一、リリー・フランキー、松田翔太、柄本時生、西野七瀬、さらに佐藤健、池田エライザ、志尊淳、古田新太、妻夫木聡ら凄い面々が短い出番ながら嬉々とした演技を披露している。
今作を観直して改めて感じたのは、リリー・フランキーというのは実に美味しいところを持って行くなあということだろうか。
1時間03分付近でスイッチが入る
ギャグが決まらんなあ、フラットな展開が続くなあと思って見ていたら、1時間03分付近から、突然スイッチが入ったかのように映画が動き出した。そこまでは、すべて伏線の設置に終始していたわけだ。同じフジテレビ映画なのに、「ヲタ恋」と全然雰囲気が違いますよね。こっちは、ちょっと鈍くさい分、親しみやすいというか。
完璧に仕上げられたプロットに驚愕
全てが伏線。
純文学でない限り、物語の構成において伏線はマストだが、この作品はすべてが伏線でできている。
母の死によって父を完全に嫌いになった娘が、父の会社の陰謀に巻き込まれながら本当の父のことを知ることで腐っていた自分自身を再発見し、再生する物語。
敵役は誰もが簡単にわかる体にして、父が生き返る時間まで必死になって取り繕う姿をドタバタコメディで描いている。
「本当は何がしたいの?」
吉沢亮くん演じるゴーストくんのセリフは、実に多くの人が抱えてしまっている真実を暴いているように感じた。
星の王子様のようなセリフ「本当に大切なことは目には見えない」など普遍的な要素がテーマとして明確に表現されている。
タイトルには不思議なニュアンスがあり、二度見してその意味を考えようとしてしまう技がある。
このタイトルと七瀬の歌、そしてそれが父の会社の若返り製薬の開発過程で偶然できた「2日間だけ死ぬ薬」というものを、一本の串で貫いたかのように作品の中心となっている。
何の前情報もなく観てしまったが、伏線が一つずつ回収し始めてからは物語に吸い込まれてしまった。
しかし、
たった一つのシーンに主役級の俳優たちを使い捨てるような配置はいいのか悪いのか?
郷ひろみさんの講演が中止になって、そのポスターを利用して「野畑計葬儀会場」。
さらに、小澤征爾さんと野口聡一さんの登場にはすごいを通り越してあきれるほどだ。
この作品は誰を対象にしたものだろう?
家族の絆をテーマにしているので幅広い年齢層であるのは間違いないが、このやりすぎ感を感じてしまうのは対象年齢ギリギリなのかなとも感じた。同時に、一度死んでみなければわからないのは、見えているものしか見ていない証拠かもしれないとも感じた。
そういった感じ方ができれば、豪華俳優陣をまき散らしてもそれ以上にこの「テーマ」の比重が重いのかもしれない。
「お前ら、見えているものしか見てなくね?」そんな声が聞こえてくようだ。
素晴らしい作品だった。
豪華キャストのクーソー映画
魂ズのヴォーカル役の広瀬すずさん、歌がうまい。
ジイさん役の松田翔太さん、カッコ良い。
あんなところにあんな俳優がいたり、『オオカミ少女と黒王子』の日下部のような吉沢 亮さんがエンドクレジット後にあんなことをする。
回想パートは4:3インチの画面になって分かり易い。
薬…治験で逝ってきます。
製薬会社…儲けのために殺人計画して強行突破。
宇宙服…さっと着れて火の中も平気。
三途の川…渡りきったら戻れない。
お経…山手線を唱えても違和感なし。
クスリはヤバいけど薬は良いとか、化学では解明できないことが多いとか、死後の世界とか、葬式の茶番らしさとかブラック・ジョークのオンパレード。
パスワードの場面も好き。
クライマックスのミサは凄く好き。
ツッコミどころが満載な空想映画。
超おもろい
................................................................................................
製薬会社社長の堤は、過去因縁のある別会社社長から合併を申し込まれる。
経営難ではあったが、薬を金儲けの道具にしたくない堤は即座に断った。
そして堤の部下の誰かが内通者であることも明らかとなった。
そんな折、一人の部下が新薬を開発する。48時間だけ死ねるというもの。
堤は参謀の進言を受け入れ、その薬を飲んで一度死んでみる。
堤が死んだ後の動きを見れば、誰が内通者か分かるとの進言だった。
しかし内通者はその参謀だった。別会社社長の命で動いてたのだった。
そして堤が死んだドサクサで合併の話をまとめようとするが、うまく行かない。
参謀は別会社社長の命を受けて、48時間以内に火葬を行う方向で動く。
しかしその秘密を知った部下の吉沢と、堤の娘・すずがこれに対抗する。
仲間を集めて敵の策略を逐一つぶし、何とか火葬を引き延ばす。
さらに蘇生を数時間早める方法を探し当て、実施する。
最終的に堤は火葬される直前で生き返り、敵の悪事も白日の下にさらされる。
そして敵が無理やり進めて契約済となってた合併もうまく無効とする。
すずは堤とはずっと不仲で、後継者への道を拒んでデスメタルをやっていた。
しかし一連の出来事の中で、堤の薬への情熱と、死んだ妻への思いを知り、
自分も製薬の道を志そうと決意、入社することとなる。
................................................................................................
劇場で見たが、良かったわ~。
とにかくリズムがいいし、笑いの要素も多いし、そして感動もある。
堤みたいな不器用で変人だが情熱のあるタイプ、おれは好きやわあ。
そして父を嫌い続けてたすずの変化もうまく描けてると思う。
結構ぶっ飛んだ役でもあり、何か姉のアリスと似てきたなって思った(場)
でもすずって全然浮ついたところがないから、結構ハマり役やったと思う。
笑いの部分も押しつけがましくなく、自然に笑えるような、ちょうどいい感じ。
出て来る俳優もみんないい演技してたなあ、何かほのぼのして来たわ。
あとびっくりするくらい多くの有名俳優がちょい役で出て来る。
エンドロール見て、えっこの人も出てたの?って人が何人かいた。
どこに出てたのか後からネットで調べるのも、また楽しい時間よな。
あーーーもったいない。もったいない!!
こんなに主役級の俳優使いまくって、、、。もったいない〜!!!!
伏線回収、小ネタも良かった。
俳優陣のキャラもどこかでみたことのあるキャラ設定で、
それが大集結してる感じでなんの抵抗もなく、、、
でも別にいやらしさもなく。
佐藤健のホスト、
でんでんの中華料理店、
製薬会社の七瀬ちゃんと、志尊淳くん、
プロデューサーの大友康平、
城田優と、妻夫木くん、、古田さん、他にも沢山!
ちょい役で出していいの?って
みてるだけで冷や汗ものでした、、
この名優を脇を固める中、
主演の広瀬すずちゃんが
失敗だったな〜と思ってしまいました。
もったいない!!!
これが少し若い頃の土屋アンナだったら最高、
今ならあのちゃんが良かったな。
すずちゃんだと顔が可愛いすぎて、
父親をクソジジイとか言ってるのが合わない〜!
あと歌がクソ下手くそ〜 ズだよ。最後までズでした。デス声出せないし、やっぱりちゃんとした歌手使って欲しかった、、、
あーーま〜さに〜〜もったいない!!!!
それと、正直カメラワークとライトアップが良くなすぎた。もったいないデス!
ちょい役の俳優陣がめちゃめちゃ豪華。コメディにふりきってて好き。
とにかく俳優陣が豪華でびっくりした。
ちょい役に主演級俳優さんがめちゃくちゃいすぎてええ~!?とびっくりする。
俳優さん探すの楽しい。気づいたときおおおお~!ってテンション上がる。
俳優無駄遣い映画!?
存在感の薄い彼、エンドロールで吉沢亮だと知る。
ええええええ~~~~~!?吉沢亮さんは顔が!顔がいいのに!眼鏡と前髪でほぼ見えなかったぞ!
俳優無駄使い映画!?面白いじゃないか~~!
物語はよくある感じだと思います。いろいろあったけど、最後は進研〇ミの漫画ように全てハッピー。
安心して見れます。お子様と、ご家族と。友人と見ても楽しいと思います。
デスデスデスデス!!が頭から離れなくなった。楽しかった。もう一回見たい。
全然関係ないけど天然系の子に「そうなんdeath!」ってLINEもらったことあるけどなんか突然の死でめちゃめちゃ笑ってしまった。知ったら謝られてしまうなあと思いナチュラルにそのまま会話つづけた。本人は私に死の宣告をしたことに未だ気づいてない。
コメディですが、
やっぱり親子愛ですね。
「一度死んでみた」=「失ってみて初めてわかる」を言いたいんだね。七瀬の方はもう一つだけど、お父さんの愛情はよくわかる。お母さんとの七瀬を見守る約束を守っているし毎朝の朝食もきちんと作ってあげている。七瀬がやっとわかって目的達成。
告別式風ライブでの歌としてはいいけれど、エンドロールでのあの歌には抵抗があります。
渾身のコメディ
広瀬すず扮する野畑七瀬は、堤真一扮する父親で野畑製薬社長野畑計を最大限嫌っと聞かされたことていてロックバンドで歌っていた。しかし野畑社長が実験で一度亡くなって七瀬に社長を譲ると遺言を残していた。
広瀬すず、堤真一と言うメンバーを揃えながらの渾身のコメディは最初若干違和感を感じたな。でも葬式あたりからジワッときそうな七瀬の歌は良かったよ。
なんで失ってから気づかされるんデスか?
Amazon Prime Videoで鑑賞。
ノベライズは未読。
抱腹絶倒。ずっと笑っていました。ちょっとした役で出て来る俳優陣が豪華過ぎで、贅沢な無駄遣い(いい意味で)はなんだかフジテレビ映画っぽいな、と…
なんで失ってから大切なものに気づくのだろうか。経験があるので、水兵リーベの歌で不覚にも泣きそうになりました。
※修正(2024/04/03)
何となく可愛らしい
初監督作品ながらキャストがものすごい豪華、脇までズラッとすごいです。
広瀬すずがデスメタルバンド組んでて「デス!デス!」言ってるドタバタコメディ作品。
声を出して笑う事はないのですが、何となく可愛らしいです。
王道な作りで最後ホロリとさせるエピソードも入ってるし、手堅くはありますが及第点な作りでないでしょうか?
広瀬すずの新たな一面
話はむちゃくちゃなドタバタコメディー。
広瀬すずがデスメタルやったりして躍動感がすごかった。
またデスメタルの歌もインパクトがあって一度聞いたら忘れられないような感じでした。
出演者も豪華で、細かいことはすっとばして楽しめる作品でした。
キャストが豪華ということに尽きる
ちょい役でも主役を張れる人気俳優が出演している本作品。
そんな贅沢な使い方をして本気でコメディを軸に、人間って言葉だけじゃ伝わらないよねっていうテーマで少しほっこりする感じも出しながらという作品。
これだけ豪華なメンツなので面白くないわけではないけど、声を出しては一度も笑えなかったといえば笑えなかった。
何も考えずにデスデス言いながら観るんだったらちょうどよい。
素の広瀬すずdeath!!
CMディレクター様のネタを延々と見せられているだけの映画で、子供の頃なら楽しめたかも知れませんが、しんどかったです。広瀬すずは素で演じていたと思います。遺体を安置した棺の中の、ドライアイスから発生した二酸化炭素を吸って気を失ったまま死んだ事故が日本であったので、棺の中に充満したCO2がひたすら気になりました。
軽い殺意が湧いたときにピッタリ!
朝ドラ「なつぞら」で共演済みの主演ふたり。
役柄は朝ドラと真逆だけど、息ピッタリ!!
余談だけど、なつぞらの吉沢亮演じる天陽くんは吉沢亮の最高傑作だから、ワンシーンだけでも見て欲しい!!!
広瀬すずは、毒吐く役も最高!「デス(death)!」の連呼は、観客の鬱憤を晴らしてくれる爽快さ!
タマシーズの曲のクオリティも高くて、嫌なことあったとき「死んでくれ〜」って歌いたくなる!
死とあるので、少々重苦しいのかと思いきや全くない!かと言ってくだらなくもない!その中間の丁度いいところを突いていて、めちゃくちゃ楽しめる!
豪華ゲストの俳優陣も楽しい。ストーリーは至って単純だけど、テンポよく来る笑いが楽しい。
さて、最高だったー!と思ってたら、ラストで吉沢亮のファンを殺しにかかって来た!!油断したところでの一撃にやられそうに!数ヶ月前の山崎賢人が発覚してなかったら、ファンも二日死んでたかも。
全259件中、1~20件目を表示