記憶にございません!のレビュー・感想・評価
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日本の大人
子供達にとって、今の日本の大人達は誇れるものか?自分自身は子供達に明るい未来を見せてあげられる大人でいるだろうか?
日本の代表として、政治家として、仕事をしている人々は、そこに相応しい人々を私達は選んでいるのかな?
等々、ふと見終えてから考えてしまいました。
コメディ作品ではありますが、ひっかかるポイントはたくさんあります。
一国の代表、総理大臣を主人公に繰り広げられるストーリーはとてもよくまとめてあって、テンポが良くて、周りのキャラクターもなかなか濃い目。
頭から最後まで、退屈することなく鑑賞できました。
記憶をなくした総理(中井貴一)が、小学校の恩師である柳先生(山口崇)に公民を教えてもらうシーンは好きでした。あんなとこからまさかの政治のトップが勉強するんかい!って笑えるところではありますが、今の日本の政治家を見ていると、そこから勉強しなおしてこいよ。と言いたくなる人がいっぱいいます。恥ずかしいですけどね。
三谷幸喜監督作品はこれが初めての鑑賞でした。
なかなか良いスタートのようで、他にもいろいろ見てみたい。なんせ出演者が豪華やな!
レビューの数を見る限り、たくさんの方々鑑賞されたように思いますが、こんな総理が実際に存在するには夢を見ないといけませんが、その夢が少しでも現実になればいいなと心底願うばかりです。
と、願ってるだけではどうにもならないので、私もちゃんと勉強して、こんな総理が誕生できる人間を今後も選挙で応援していかないとな、、、と、コメディ映画みて考えるきっかけをもらいました^_^
意外に良かった
喜劇王復活
芸人のオーバーアクションや下ネタに頼るB級コメディとの格の違いは歴然です、喜劇王復活とも思える正統派コメディ、三谷さんは歴史ドラマやナンセンスSFなど多才であることのアピールに懸命で、もはや初心を忘れたのかと半ばあきらめていたのですが笑いの大学以来の風刺を交えた王道の喜劇が戻ってきました。
プロットは替え玉大統領が活躍する「デーヴ(1993)」にも通じる味わいですが個性派俳優を揃えた分、幕の内弁当のような味の宝石箱に仕上がりました。
三谷脚本は当て書きでも有名ですが、例によってキャラ設定やセリフ回しも絶妙です、大体はこの人ならというはまり役、胡散臭い役をやらせると佐藤浩市さんは絶妙ですし、ディーンさんほどのハンサムならよろめくのは致し方ないと妙に納得、意外性では吉田洋さんが蓮舫もどきの野党の党首でお色気むんむん、あのみょうちくりんなキャスターが有働さんとは気づきませんでした。
政治風刺といっても毒気もほどよく、これならイデオローギーが右系の方でも左でも文句は無いでしょう、くすぐり方も巧みです。久々に堪能させて頂きました。
三谷劇場満載!
三谷さんの映画は「ステキな金縛り」以来の鑑賞でした。
その時にも中井貴一さんがとてもいい味出していたので期待して観はじめましたが、やはり期待通りの滑稽な総理大臣を見せてくれました。
悪名高い総理大臣がおでこに石が当たったことで記憶を失い、そこから真っ当な政治家に変身して行くコメディなので、タイムリーな政界イジりの三谷流ブラックユーモアも含まれています。
時代錯誤な省エネルックの大臣が居たり、政界ではお馴染みな強気発言する白スーツの女性代議士が居たり、どの役者さんも楽しそうです。
最近では妖艶な悪女までこなす小池栄子にはやはりコメディが似合います。宮迫博之や山口智充と生き生きとコントをやっていた頃を思い出しました。
滑稽なオジサンたちの中に高貴な白薔薇の如く存在するディーンフジオカもクールな秘書官がとても似合っていました。
ひとつ残念ポイントを挙げるとするのならば、豪華過ぎる出演者にお金が掛かった為なのか、衣装のチープさが否めませんでした。
まあセット感満載なのも三谷さんの映画ではいつもの事なので、チープさも三谷さんのこだわりなのかもしれませんね…。
エンドロールで名前を見るまで誰なのか分からない出演者が何人かいるので、是非エンドロールも最後まで見逃さずにご覧ください。
思ってたより良かった
こんな簡単ではないけども・・・
所々ほんとにあるかもと思ってしまう政治の話。悪徳政治家が記憶喪失になったことで、良い政治家になっていく。ストーリーはありきたりと言うか、全てが良い方向に簡単に向かってしまい、いつもの三谷作品より、クスッとさせられる笑いも小さい気がして、ラストに行くまで、いまいち。しかし、途中から記憶が戻っていたというオチがあり、息子の信頼を取り戻すラストにほっこりした。佐藤浩市のキャディ姿や家事手伝いの斉藤由貴は面白く、有働由美子がキャスター本人とは全く気付かなかった。ディーンは演技堅いなぁ。
面白かった
三谷幸喜にしては…
今までの三谷幸喜の映画の中じゃ今作はイマイチ盛り上がりにかけるかな
三谷幸喜の映画の素晴らしいところは、個性的なキャラクター達がそれぞれのストーリーを展開し交錯していく群像劇にあったと思う
今作は群像劇とは言えず、かつ主人公の黒田総理が記憶を失っているためキャラが弱い
ところで三谷幸喜の映画では伏線が所々散りばめられ、それを思いも寄らない手段で回収していくワクワク感があったが、正直伏線の回収の仕方が弱い
更には終わり方も悪い。いつものように自然と拍手してしまうような素晴らしくて笑える終わり方を期待したが、え?これで終わり?と呆気に取られた
今作については、一ファンとして、三谷幸喜さんどうしたんだ?大丈夫か?と不安を思わざるを得ないかな
これすごい映画だと思う!
すごくよかったですよ!
政府批判なのかな?と思って観たら全然違ってた。
どうせ無理だろうけど、と言ってみたら、
意外と、そうだねってなって、
芋ヅル式に連鎖していって、となって…
これは映画だし、ファンタジーだし、お笑いだし、
現実じゃないから
なんだけど、
結局現実も遠いようで近いのでは?と思いました。
悪いことをしてる奴らが
賄賂が欲しいから
いやそれは難しいとか、大人の事情でそうはいかないとか、政治はわからないだろとか言っちゃって
悪いことを隠そうとするために、果たそうとするために
悪知恵を使うから難しくなるだけ。
みんな子供になって、
悪いことはやめようよ!
仲良くしようよ!
みんなで分け合おう、
でいいじゃない。
単純でいいんじゃない⁉︎
とっても大事なこと言ってるような気がします。
すごくいい映画でした!もちろん面白かったし。
期待どおりに楽しめる映画
石を当ててくれて、どうもありがとう
映画「記憶にございません!」(三谷幸喜監督)から。
作品が始まる前の注釈、
「実在するものに似通っていたとしてもそれはたまたまである」で
ひと笑いさせてもらい、政界コメディならではの皮肉たっぷり。
序盤から「三谷ワールド」全開で、期待どおりの面白さだった。
ただ、面白いだけでなく、今の政治腐敗の解決策が、
なんと、石をぶつけられての「記憶喪失」。
今までの自分から変わるきっかけが欲しかった人にとって、
これほどのチャンスはない。
治っているのか、治っていないのか、それても演技なのか、
全ては、本人のみぞ知る。(汗)
「記憶をなくした総理大臣にしかできないことだって、
あると思うんです。人ってなかなか変われない。
背負ってきたものをそう簡単にはおろせない。
でもあなたには、それができる。(記憶喪失を理由に・・)
世間体もプライドもあなたには関係ない。
チャンスじゃないですか」と、秘書に言われた頃から、
もしかしたら、治っているんじゃないか、って思ってた。
さらに、演説中に石をぶつけた相手に向かって
「石を当ててくれて、どうもありがとう」と言った時点で、
「偽記憶喪失」疑惑が、確信に変わった。(笑)
(記憶喪失の)「今の僕にしかできないことがあるはずだ」
全国の議員たちは、しがらみに縛られず政治を動かして欲しい、
と願う、三谷監督からのメッセージだった気がする。
これって、政治の話ばかりじゃないけどね。
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