「岩井俊二に慣れていないから…」ラストレター kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
岩井俊二に慣れていないから…
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予告編と違う印象を受ける。最近の映画ではよくあることだからしかたないけど。松たか子演じる大人になった妹の演技は意外とコメディテイスト。後半は福山雅治の切ない思いを前面に泣かせにくるという構成。
でも違和感を覚えるところがいくつかあって、気持ちが乗らないまま終わってしまった。送別会に姉として参加、妹と気づいていたくせにずっと恋してたってメッセージ送信、筆跡の違う2種類の手紙、姉の結婚相手・恋に落ちた経緯など。40歳を過ぎた姉の姿はなく、大学時代の写真で済ますあたり、切ない初恋の思い出がかすんでしまうからなのか?岩井さんって若い女の子が好きなんだなーとは思った。
映像がキレイだったし、演じている俳優さんたちもよかったのでなんとなくいい映画だったなとごまかされてしまった感じがする。それって悪いことではないんだけど戸惑った。ラストレターって結局どれのこと?とか無粋なこと思ってしまう。あー、やっぱり岩井俊二に慣れてない!
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