「ロケと設定は良いが、物語展開は...」ラストレター 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)
ロケと設定は良いが、物語展開は...
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夏の宮城の川や森が涼しげで、微妙に揺れる手持ちカメラや編集のリズムが穏やかな気持ちにさせる。姉になりかわる前半の松たか子がメインのパートは、夫や義母のエピソードを含め、コミカルさもあって快調。
しかし、福山雅治が宮城を訪ねてきた以降の展開は、?マークが次々と浮かんでくる。中山美穂と豊川悦司のやさぐれさは、思いどおりにならない人生の苦さを示すものだとしても、見たくないものを見せられた感じ。最後の広瀬すずの語りも、母が福山を想い続けていたことに熱く共感していたが、父である豊川に対する屈託なりを一切見せないことに違和感があった。
森七菜のピュアな演技が素晴らしく、これからが楽しみ。
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