「惜しい印象を受けました」ラストレター ichigoichieさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい印象を受けました
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原作を読んでなかったので、映画では心情の描写が裕里サイドだったので、同窓会で会った時から裕里と思っていた鏡史郎側の心情の細かい部分が分からなくて、ここが分かっていたらもっと楽しめたのかなと思うのが1つと、阿藤と未咲がどんな出会いをしてどんな結婚生活を送っていたのかの描写がなく、自殺する程苦悩をしていた様子が阿藤の風貌や言葉だけで伝わりにくかったのが1つ、鏡史郎が未咲に一方的に想いを寄せている描写は大変美しい思い出としてあるけど、想いが成就し付き合っていた時の描写や阿藤に奪われた時の苦しい描写がなく、片想いの部分だけに描写を当てすぎなのは、主人公が裕里だからでしょうか?交際していたはずなのに、遺言が交際前の答辞であるのもよく分からなくて、その4点がモヤモヤしました。裕里の片想いを主に考えたらそれで良いのかも?ただ、それだと裕里の家庭が崩壊することも無く、今ひとつインパクトがない退屈な印象を受けました。
俳優さんは福山雅治さんを始め豪華キャストで、風景も良かったので、本当は素晴らしいラブストーリーでしょうが、美しさ重視でドロドロな部分が省略されすぎて分かりにくく、惜しい印象を受けました。
個人的にはマチネの終わりにの福山雅治の方がキュンキュンしました。
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