ターミネーター ニュー・フェイトのレビュー・感想・評価
全649件中、221~240件目を表示
おじさん達のやたら厳しいレビューの訳
え?この作品ってアクション映画としてまあまあ面白いし、そんなにボコボコに言うほどの作品じゃないんじゃないの?まあ、シュワちゃんの役ってほとんど意味ないけど、リンダハミルトンは渋いし、未来から来た女の子も可愛いかっこいいのになー。なんで大人の映画ファンはこんなに厳しいの?そういった感想を持った人も多いと思う。
10代や20代の映画ファンの人にもわかるように書くならば、それはターミネーター2という作品が本当に革命的な作品だったがゆえの落胆から来るものなのだ。
当時インターネットも無い時代、映像やネタバレの一切ない状態で見たターミネーター2という作品は、アクション映画ファン、特撮ファンそしてSFファンに圧倒的な衝撃を与える作品だった。
まず、キャラクターの設定の一作目からのたくみな「裏切り」。次に普通の映画ならクライマックスシーンに持ってくるレベルのアクションが何度も何度も繰り返される圧倒的なカタルシス(当時史上最高の映画制作費だった)、そしてあのT1000のコンピューターグラフィックスの衝撃。
私達が今当たり前に見ているCGが現実の世界に合成されているという映像。それは全く前情報無く、多くの人がターミネーター2で初めて目撃したのだ。(厳密に言えばウィローやアビス等実はその前から使われ始めてはいるが)
当時、私はミニチュアやストップモーション、合成などのアナログのVFXは知っていたが、ターミネーター2の映像が一体どうやって撮影されたのか、全く見当がつかなかった。あの映画以前に「そこに本当にあるようにしか見えないVFX」というものは存在しておらず、子供だった私はそれを映画館で目撃し、度肝を抜かれたのだ。それは、映画を見て、人生で数度しかないといったレベルの衝撃だった。
ターミネーター2がリリースされたのは1991年で、まだWindows95すら出ていない。(当時のコンピューターであの映像をレンダリングしたら一体どれだけの台数と時間が必要なのだろうか・・。)当時の人は映画を通して、「10年先のテクノロジー」を目撃したのだ。つまりターミネーター2とは、映像革命のレベルにおいて、2001年宇宙の旅、スターウォーズ、ジュラシック・パーク、マトリックス、アバター、そういった映画に匹敵する作品だったのだ。
残念ながら、もちろん、ニューフェイトはそんな映画ではないし、それを期待すべきでもない。この映画では、あの時の何十倍ものスタッフが使われ、何百倍ものCGが使われているだろう。だが我々はそれにもう驚く事は出来ない。CGという技術は完全に陳腐化してしまった。(であるならば、やはり映画にはしっかりとした物語が必要だが、ターミネーター2の後、ターミネーターシリーズには残念ながら現在のマーベル映画ほどの練り込まれた脚本や世界観は無い。)
ジェームスキャメロンという男はそのことをよくわかっているからこそ、自分で監督しないのだ。タイタニック、アバターを見ればわかるように、彼は次の「映像技術の更新」を見せなければ、「ゲームチェンジャー」になれないという事をよくわかっている。(そしてそのために毎作10年かかってしまう・・。)
ファンとしては、その映像革命をみせてくれるであろうアバター2をただ静かに待つことにしようと思う。果たして、彼の新作は、再びあの時の衝撃を超えるような映像を作り出すことが出来るのだろうか。
面白かった
これぞターミネーター!目を離す場面がなく、ただただ圧倒された。ジョン・コナーが出てくるかと思ったが、子供の頃の回想シーンだけだったのが残念。それを抜きにしても、迫力、内容共に大満足!
思い入れがない
ジェイムスキャメロンが原案で入っての正当な続編との触れ込み。他のレビューを見てでの参戦だったが…。
レビューを見てからの参戦は後悔しかない。それなりに面白いのだが、「そんなわけないやん」の連続で頑丈な車やなって思ってしまって、話にイマイチ入りきれない。
シュワルツェネッガーに思い入れはあれど、サラや新キャラに思い入れがないので、早く決着がつかないかなって思ってしまった。
そんな一歩引いた目線で見ても、アクションシーンはハラハラの連続で震えが止まらなかったのが正直なところ。
だれ場があれど、それはストーリーが進むために仕方ないことだから、目を瞑りたい。
女3人で話が進むのは新しいと思ったけど、濡れ場がないのは残念でした。まあ些細なことですが。
The娯楽映画(ただし長い)
ターミネーターというものは未来から来たロボットでなかなか死なないらしい、ということだけしか知らずに鑑賞。
成程、なかなか死なない。
ターミネーター素人なので、そろそろ死ぬだろう、もう死ぬだろうというシーンが幾度となく訪れるのだがまあ死なない。
それがもはやお約束のギャグのようで面白い。
こんな目にあってもまだ!?と思っているうちにあっというまに時間が経っていた。
ターミネーターも強いが、美しい女性たちがほんとに強すぎて爽快。
ただ娯楽映画として楽しめた。
しかし、未来の指導者を殺した後にカーテン屋になったというのが本当に不思議である。
あんなに超高性能AIが自分の家にカーテンを配達してくれるなんて、そんな面白い設定があっていいのか。
そしてそこをあんなにさらっと流してしまっていいのか。
そのカーテン屋になったくだりだけで、スピンオフ映画ができそうだなと勝手に思った。
ターミネーター史上最悪の作品
ターミネーター2を小さい時テレビで観て、そこから映画が好きになったほど思い入れのあるシリーズの最新作で、それも過去のキャストが再登場とファンとしては熱すぎる展開に期待しながら観に行ったのですが、正直あまり楽しめる作品ではありませんでした。
ここからは思った事をボロクソに書かせていただきます。
今作を観てまず思ったのが、ストーリーの内容が薄すぎて印象に残らない。
今回の敵REV-9もまた液体金属と金属の骨格(間違っていたらすみません)でT3のT-Xと比べると、分裂するかしないかくらい。
敵に対しての怖い、カッコイイという感情すら覚えなかった。
ストーリー上、仕方の無い事だがT-800が人間らしくなり過ぎててターミネーターを観ている気にはなれない。
ジョン・コナーが殺され、サラがあの状態になったのは良いと思うが、この先の話を考えると大して関係の無いおばあちゃんになる。
ジョンがいてこそのターミネーター、そんな考えをジェームズ・キャメロンは逆手に取ったのでしょうけど、結局はまた最新型にボコボコにされるシュワちゃんを観るだけの映画になって何だかなぁと思いました。
過去のキャスト陣を無理矢理出そうとして案の定失敗した。これなら過去のシュワちゃんvs現在のシュワちゃんや、T-1000などが出てくるジェニシスの方が、ストーリーやオマージュ的な楽しさでは勝っていたと思います。
はっきり言うと、面白くなかったです。
リンダ・ハミルトンの帰還を待っていた
結局回帰するしかなかったのかも
デデンデンデデン!
数多の作品を生み出した「ターミネーター」シリーズの3以降をばっさりなかったことにして、ターミネーター登場35周年で製作されたのがこの「T2の正統続編」、「ターミネーター:ニュー・フェイト」でありますね。ジェームズ・キャメロンは余程「アバター」に忙しいらしく、製作に入りつつ監督はティム・ミラー。「アリータ」に続き「つくるけど演出は任せた!」型式です。
正直私、このシリーズT2で終わって良いと思っているんですよ。だってT2の終わり方良いじゃないですか。もうあれ以上作れなくない?結局それが3以降がうーむ...って要因だったと思うんですが。
今回の正統続編は、まあ散々言及されている通り「サラ・コナーの物語」としてはじまります。おいジョン・コナーどうすんだよ!エドワード・ファーロング出てくるって言ったじゃん!と思ってたらまさかの冒頭で...ですよ。まあそうだよね。こうするしかないよね。まあジョンが主役を張れない理由自体は数多考えられますが、その辺は置いといて。
物語自体は基本1をなぞるような展開です。しかし時代を意識したのか、護るのも護られるのも助けるのも皆女性で、それぞれの格好良さ。いやいやリンダ・ハミルトン強すぎだろ。グレースさんは強化型兵士だけどサラ・コナーさん人間でしかも還暦過ぎですよ。アクションに次ぐアクション!何やっても蘇るREV-9!分身するREV-9!絶対勝てない!けど機転で戦う!逃げる!事故処理大変だっただろうなあ...(蛇足ですね)。
我らがシュワちゃんことT-800は大分経たないと出てきません。T-800って老けるんだね。いや何より1, 2, ニュー・フェイトのT-800は全部違う個体なのが頭に入ってきづらい...。まあしかたありません。
基本、物語はあっと驚くような展開はないんですよ。ターミネーターはこういう構成だよね、こういう物語だよね、という枠をきちんと嵌め込んだつくりです。護り護られるものの関係と、ターミネーターとの避けられない闘い。それに伝説のサラ・コナーとT-800を加えたのがこの「ニュー・フェイト」です。
なので、これは「サラ・コナーの物語」だけじゃないんですよ。確かにサラ・コナーの物語でもありますが、基本護るグレースと護られるダニーの関係性の話です。でも「サラ・コナーの物語」にした方が往年のファンには受けるんじゃないか、という製作側の気持ちが見えなくもない。そして続編が作りたい気持ちも。
アクションはとVFX技術はこれぞという興奮です。REV-9とか何やっても無理だろ感が強くていいですね。にゅーって!ガブリエル・ルナさん正直スッゲー強い風に見えないから余計にね...。最後の勝ち方も予想どおりというか致し方なしというか。新味はないですよね。しかし、新味がないから「ターミネーター」なのかもしれないです。結局回帰するしかなかったんだなあ。
アーノルド・シュワルツネッガーさまはやっぱりあの喋り方がターミネーターに似合いますね。リンダ・ハミルトンは格好良すぎですね。しかし、続編があったとしてももうシュワちゃん出る余地ないと思うんだけど、どうなんでしょうか。
アクション満載。運命に翻弄され抗うサラ・コナーを応援する物語
1作目では希望を、2作目で運命は変えられる。と綺麗に完結した本作。
久々に、リンダ・ハミルトン(63歳)がサラ・コナー役で出演し
ジェームズ・キャメロンが製作に戻ったと言う事で観てきました。
2のラストで世界線が変わっているので、どうするのかと思いましたが
人のやることは変わらず世界は脅威に脅かされ、それに立ち向かうと言う良くあるストーリー。
世界線を変えても悲劇が続くところは日本のアニメでもあったので新しさは無いのですが
老いを隠さず立ち向かうリンダ・ハミルトンに痺れました。
Tー800役のシュワちゃんがサングラスをかけようとして止めるのも良かった。
ターミネーターも老けるんだなw
冒頭のVFXとCG Iを駆使した衝撃のシーンから始まり、怒涛のアクションシーンの連続で
2時間を超える上映時間もあっという間でした。
アクション映画として普通に楽しめたし良かったんだけど、
そろそろ続編商売はやめた方がよろしいかと。
実はこのシリーズ、最初から女性応援映画だったんだよな〜
特別に思い入れは無かったけどテレビで何度も見てるうちに
「I'll be back」が映画脳に貼り付いていたわ(笑)
で、今までの3、4、5はなんとなく観る気がしなかったけど
今作は、予告編から本気度が伝わって来て
観る気満々で待ってました!!
観に行ってみたら、
シュワちゃんは老けたロボットだけど
リンダ・ハミルトンがカッケーばあさんやってるし
新しいキャストの二人の女性も良い感じに頑張ってて
このシリーズに出られたことを目一杯楽しんでいる感じ。
正直、美味しいとこはシュワちゃんが持っていくのですが
それでもそれぞれのキャストに見せ場があって
特に飛行機の中の風圧浮き上がりバトルが
あんまりアクション映画を観てない私としては
結構新鮮に感じました!!
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
このシリーズって、未来から来たロボットが
秘密のうちに一人の女性を殺そうとする話で
サラ・コナーは人知れず全人類の命を救ったのに、
マーベルヒーローのように誰からも感謝されず
むしろ、犯罪者扱いされる〜
相手に勝ってもなんか理不尽で虚しい終わり方をして来た。
今回もお馴染みの主題曲が今までになく哀愁を帯びた
メキシコ調のギターアレンジでエンドロールに流れる。
何とも言えない戦いの虚しさを醸し出してとても切なくなる。
ある意味、一作目から、世間から理解されなくとも
戦い続ける女性たちへの応援映画だったのかも〜
今回、面白かったのは、さあ、決戦だ!というシーンで
シュワちゃんはチュッパチャップス型の大型武器を手にする。
で、未来から来た女性戦士はおもむろに鎖を拳に巻きつける!
それって「バーフバリ」の最終決戦シーンだ!!(笑)
こんなところにも「バーフバリ」の余波が〜〜(笑)
@お勧めの鑑賞方法は?
こういう大掛かりな映画は映画館でぜひ〜
残念無念
公開初日に観た覚書き。
冒頭のジョンが殺されるシーン、てっきり母親サラ・コナーのうたた寝中の夢かと思ったんです。
ところがそのまま話がどんどん進んでいっちゃって…おいおいって感じ!そこでジェームス・キャメロンとの信頼関係も無くなり、感情移入できぬまま終了。
ターミネーターは自分の中でとても大切な映画だったので、とても残念な気持ちで映画館を出た。
アクションシーンはCGが多過ぎて見ていて萎えた。
かえってチープに見える。
背中で壁を壊すコテコテ感や、メカ機械的な要素をもっと取り入れてほしかった。それこそが映画の迫力にもなると思ってるから。
ホントにジェームズ・キャメロンが製作に携わっていたのかと疑いたくなるような、そんな映画でした。残念。
時をかける筋肉
決まった未来(現実)を変える為、過去に戻って同じ時間を繰り返す、いわゆるループ系の映画だ。
今回は連続ドラマ『ターミネーター~時をかける筋肉~』第6話と言っても過言では無い。筋肉が過去に戻り【審判の日】を食い止めようと奮闘する。
時にはヒロインを殺したり、時には未来を描いたり、もう何でもありなのだ。過去に戻ってリセットすれば良いのだから。
1話2話は無論、傑作である。
3話のクレーン車チェイスは迫力満点だし、4話はバットマンを器用したり、5話は旧筋肉と新筋肉の戦いが見れたり、部分的にはどれも最高である。
第6話といえば…1話2話のヒロインがカムバックする。リンダ・ハミルトンだ。彼女が登場までのアクションシークエンスは神回だろう。久しぶりに会えて涙が流れた。
しかし、その涙も物語が展開するにつれ、乾き目がパサパサになる。新しく舵を切ったのに第2話を彷彿するストーリーラインであり、アクションや映像技術は進化しているのに、新鮮さが足りない。
タンクトップヒロイン枠のマッケンジー・デイビスは素晴らしく良い。しかし、ここに少年との交流もない(むしろ1番悪い)筋肉が必要なのか疑問だ。単なるマスコットでしかなくなったシュワちゃんに戸惑う。
でも大丈夫。
また過去に戻れば良いのだ。
どんなに残念な結果になろうと過去にもどり、やり直せば良い。いくらでも公開日という【審判の日】を迎える事になるのだから。
おそらく第18話ぐらいには、ジュラ紀まで遡り、蝶々を抹殺してしまい【審判の波】を食い止める話になっているかもしれない。筋肉VS恐竜、悪くない。
全649件中、221~240件目を表示