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必然性には「?」。でも良質なサスペンス。
【賛否両論チェック】 賛:二転三転し、全く先が読めない緊迫したストーリーが、サスペンスとしてはとても良質。 否:延々とPC画面で話を進めるため、シーンによってはかなり強引なので、観ていて退屈してしまいそうなところもある。 全編PC画面の作品というと、イライジャ・ウッド主演の「ブラック・ハッカー」や、ホラー映画の「アンフレンデッド」なんかが有名なところですが、本作の全編PC画面はちょっと無理やり感が無きにしもあらずです。例えば主人公が部屋で1人ふさぎ込んでいて、それがパソコンのカメラを通してPCの画面に映っている・・・なんていうようなシーンも結構あって、 「何もそこまで無理にPC画面にしなくても・・・」 なんて思ってしまうのも、また正直なところです。 その分と言いますか、逆にと言いますか、ストーリーは非常に上質なサスペンスです。愛娘が忽然と姿を消し、行方を探すにつれて、彼女のこれまで知らなかった重苦しい一面が明らかになっていく様子や、二転三転して全く先の読めない真実に、観ていてハラハラドキドキさせられてしまいます。 ある程度の画面の観づらさや退屈さはご愛嬌として、ストーリーを純粋に楽しみたい、そんなサスペンスといえるかも知れません。
Fantastic & Exciting
これはネバばれをしてはいけないと思うので、書きたいことはたくさんあるが簡単に。 書き尽くされたことだろうが、ほぼデスクトップ上でストーリー展開するのはユニークだ。 どうなることかと思ったが、むしろ展開がスピーディーで目まぐるしく、 行動のエビデンスが一目瞭然で分かりやすい。 ストーリー自体もどんでん返しの連続で、緻密にラストに向けての伏線が織り込まれている。 ラストでは子を持つ身としてはほろりとされられ、見事と言わざるを得ない。 大満足で密度の濃い時間を過ごせた。
大成功だと思う。
レビューを見ると「全編PC画面なのはいかがなものか」という意見が出てたり、この映画のスタイルについての意見があまた見られますが、その話題をつくっただけでも、この映画は大成功だと思います。 私は全く見辛くなかった。 最後まで面白かった。 これは絶対に「ネタバレ」は読まないで見てもらいたい。 犯人だけではなく、ラストも(いい意味で)期待を裏切るから。 捜査をPC上でやり取りするなんてあり得ないって白々しさを感じてしまうのは、逆に、私たちの生活が全てネットのやり取りで進んでいった場合の危うさを問題提起してくれているようで、好感がもてる映画でした。 人間、ちゃんと対話しよう。
本当に良くできた映画
どうやって撮ってるのか全然わからないけれど、"メディア"を通さずに対象を撮ることはほぼ無い(全く無いのかまではわからなかった、)。映画というかTVのスペシャルドラマみたいだなーとか思ってたら終盤も終盤に3回くらいでんぐり返しした。とても恐ろしい映画。
事件は現場で起こってるんだ
デスクトップ、マルチタスキング。とっくに開発されていて久しいにも関わらず、ここまで徹底して映像表現に使ったケースも珍しい。斬新ではある。しかし、織田裕二の気持ちも分かる。 現在の若い世代の人間関係やネット空間との関係に触れているが、描き方は少し表層的な気もした。また、ネット空間を肯定する要素なく、保守親父の恐怖心を煽るのも好感は持てない。掘り下げたら面白いところであるが、ただの推理ドラマに終始したように思う。
体温のあるインターネット世界に浮かび上がった家族愛
全編PCやスマートフォンのディスプレイ上で話が進んでいく斬新な手法。ただ、最後はYouTubeやLIVE配信サービスのニュース映像と言うかたちで伝えられるのでなんとでもなるという印象。 ただその構成の妙だけに注目されがちだが、ストーリーも目が離せない怒涛の展開。決して画面の中だけで起こっているのではない伏線が張られ何度も裏切られる緊迫するクライマックス。 人の人生すべてがインターネット上に晒される現代を風刺しつつ、そのテクノロジーが人々の心をつなぎ合わせている温かさも伝えている。 最後は家族愛に包まれてジーンとくる。実はとてもハートフルな映画だ。 テクノロジーやインターネットを活かすも殺すも、それを使う人間の気持ち次第。 ほぼすべて実在のサービスで、実際使っているもので、デジタルネイティブにとってはとてもしっくりくるフィクションである。
ちゃんとスッキリできる
エンドロール確認の際、すごく面白そうだったので鑑賞。 前半はマーゴットに自己投影して泣きそうになった。 伏線も全て回収していて、ん?ってところがない。 ストーリーがかなり完成度高い。 こういう系?の作品にありがちな気持ち悪いエログロシーンもないし、少しのもやもやも残らず。 観てて退屈しないし気持ちが良かった。
目まぐるしくテンポいいスピード感
全画像がPC画面で展開されるサスペンス。目まぐるしくテンポいいスピード感。FACEBOOK、Instagram、Twitter、YouTubeの今や誰もがリンクするSNS世界と現実がシンクロする新時代映画を予感させる画期的作品。
革新的なギミック作品
最初だけかと思ったら、結局、最後までパソコンの画面でストーリーが展開。革新的なギミックを駆使した作品として、これからの作品作りの先駆けとなるのかも…。 それに、ストーリー的にも、SNSを介した上質なサスペンスとして仕上がっています。最後には、納得のいくどんでん返しも用意されていて、面白かった。 SNSについても、決して、PCの専門家としての視点やハッカーとしてではなく、ある程度PCが扱える者なら、誰もできるようなサーチングによって、真相を突き止めていくところに、リアリティさが迫ってきます。 と同時に、facebookやInstagram、twitterなどのSNSの便利や楽しさの裏側に潜む怖さや闇の部分も感じた。自分も気をつけなくては…。
よく練られたストーリー
娘が行方不明になり、その親父が娘を探す話。しかし、この親父は、PC・スマホ依存症なのだろうか、表に出る前に、ひたすら、SNSと電話で捜索活動を行う。 なので、物語の前半のスクリーンは、ずっとPC・スマホの画面なのである。 これが新鮮だった。そんなんで、話が展開し、観客も付いて来られるのである。 話の展開も面白いが、そこんとこの演出も面白かった。 しかし、ストーリーというか、トリックというか、そういう部分はちょっとこじつけのような気もしたかな。
面白かったが・・・
斬新な運びで確かに面白かったが、もうちょっと何かが足りなかったかな〜 女性刑事が実はなんていうのは、全くダメダメだしもうちょっとネット社会の弊害や怖さ、リアルな人間関係を大切にみたいな感じだと・・・ でも現実はほんとこの映画の通りだよね。
ミステリー楽しかった。 謎解きは普通だけど演出が新鮮なので、楽しく...
ミステリー楽しかった。 謎解きは普通だけど演出が新鮮なので、楽しく観れました。ゾクゾクしたり、謎が明かされた時の爽快感とゆうか、「うわ!」って感じは無かったけど、最後まで楽しめました。
久しぶりに楽しめたサスペンス
いろいろとご都合主義的な意味付けもあるけど、そんなこと全く気にならないほど、語り口・手法が見事。 久しぶりに「楽しかった」と思えるサスペンス作品。 もちろん、ちゃんと人間性や家族との関係、ネットやSNSの怖さを描きこんである。 傑作。
これが"いま"なんだな
まずは、これが、今の時代なんだな、という改めての思い。 未来的ではなく、いま出来るスキル、というかWebサービスやSNSのツールは、ハッカーとかプログラマーじゃなくても、普通の人々がこのくらい使いこなして日々生活するんだなーと。 そういう、ネットスキル的視点と、斬新な映像(言わずもがなパソコン画面だけで進行するという)への関心と、映画の内容理解、とで、正直かなり最初は疲れた。 が、結果、それら全ての意味で面白かったなー。 それが凄い。 ラストに向けてはストーリー展開で引きつけたのが見事、だと思います。
これぞ映画
パソコンの画面だからこそ、でないと描けない表現。 このやり方だからこそ、人の気持ちの変遷を描くことが可能だった。 見事に回収する伏線。 全く飽きさせないスリリングな展開。 映画はこうでなくちゃ。
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