「ミステリーとしての公平性」search サーチ DKawaさんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリーとしての公平性
行方不明になった16歳の娘を探すため、父親がパソコンを使って謎を追うミステリー。
映画自体がすべてパソコンの画面上で展開する(パソコンの画面しか映らない)ので、観客に主人公と同じ情報が与えられ「ノックスの十戒」のような禁じ手も起こりにくく、その意味でフェア。
巧妙に散りばめられた伏線がラストに向けてテンポ良く回収されていくのが気持ち良い。
主人公が「自分が知らない娘の日常」によって困惑し真犯人に騙されるように、
観客は「SNSによるサスペンスホラー」と思わされ、結末に驚かされる絶妙な構成でしたね。
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