ひまわりDays
劇場公開日:2018年8月29日
解説
「よみがえりの島」「犯る男」の山内大輔が監督・脚本を手がけ、第30回ピンク大賞で最優秀作品賞を受賞したラブストーリー。「スナックひまわり」で働く孤児院育ちの女性ミカヨと知り合ったカズオは、天真爛漫な彼女にいつしか心惹かれていく。山内監督作の常連メンバーで、惜しまれながらも引退したセクシー女優・涼川絢音がヒロインのミカヨを演じた。成人映画「ひまわりDays 全身が性感帯」のR15+再編集版。ピンク映画制作会社・大蔵映画が一般劇場向けにR15+バージョンで製作した作品を集めた「OP PICTURES+ フェス 2018」(18年8月25~9月14日/東京・テアトル新宿)上映作品。
2018年製作/85分/R15+/日本
配給:オーピー映画
スタッフ・キャスト
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2018年10月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
「OP PICTURES+フェス2018」の一作品として鑑賞。カズオ役の櫻井拓也の演技が自然で良い…というか、主演の女優をはじめ、みんな良い演技してました。
*ラブホで、カズオがミカヨに「僕はいなくならないよ」と言ったシーンにウルッと来た。
2018年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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第30回ピンク映画大賞を総ナメにした作品だけに傑作です。
勤務先の社長に婚約者を寝取られ、飲み帰りには揉め事に巻き込まれた
上にカツアゲされて退職金を巻き上げられた一夫が主人公。
その一夫が親に捨てられてから壮絶な人生を送りながらも、純真な
心を持つミカヨと出会うストーリー。気立てはいいが実は泣き虫の
あけみママ、ミカヨを壮絶な人生にしてしまった負い目を背負う
ゴロウが肩寄せ営むスナックひまわりが舞台。主演のミカヨを
演じる涼川さんがとても愛おしく、素晴らしいです。
あけみママが一夫にミカヨが一夫の事が好きだとふいに言ってしまう
所でのハッとした表情。客に頭が弱いと罵られ、哀しむ表情。
一夫の告白に目一杯喜ぶ表情。どれもがいい顔しています。
笑いあり、涙ありで見終わった後は心がじんわり温まる作品です。
しかし、一夫・ミカヨ・あけみママ・一夫の母・ミカヨの父
が幸せを掴む中、ゴロウだけが一人負を背負ってしまうのはやるせ
ないですね。いつかゴロウにも幸せがやって来るのを願って
しまいます。
2018年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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監督が珍しくハートウォーミングなハッピーエンドにしつらえた作品だそうだ。だからなのか切れ味が鈍く感じた内容である。
先ず冗長。ストーリーはそんなに複雑ではないのにとにかく中盤の弛みに嫌気が差してくる。多分、その辺りはR18だと濡れ場を差し込んでくるのだろうが、ストーリー展開の微細を織り込むことが許される今企画に於いて、それをサボってしまっていると思わざるを得ない進行だ。それよりもなんだか同じようなコンセプトの作品が去年あったような記憶があるのだが、所謂、パラレルワールドということなのだろうか… カットも他作品を使用しているし、はっきり言って手抜きだと言われてもしょうがないと思う。
折角の職人、川瀬を配役しているのに、これじゃ宝の持ち腐れである。主役の涼川絢音にしても、演技の優劣は別にして、チャレンジングな役回りが多い。大変な苦労であろうことは観客でも分かる。しかしそれを引き立つような演出をなされていないのが勿体ないというか・・・
唯、『知的障碍』という倫理観と背徳観、その他人間の影をテーマとしてる題材は悪くはない。色々と社会性の強い内容も評価できる。