ダンスウィズミーのレビュー・感想・評価
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登場人物たちが愛せない
作品全体を見終わった後のモヤモヤ感を自己分析してみます。
脚本の起承転結の流れが気持ち悪いというか、登場人物たちの言動がなぜそうなるのかという感じがして好きになれないのだと思います。
主人公静香の最後の選択をする理由が全く伝わってこないのが一番首をかしげる点であると思います。旅の目的を達した後唐突に千絵を選ぶのが不自然過ぎてなぜなのか理解できませんでした。監督の意図としては子供の頃のトラウマを克服し本当に自分が望む生き方を見つけたのだと言いたいのかとは思うのですが、劇中に2つの生き方に葛藤するシーンが全く無かったと思います。
催眠術のトラブルで大失敗して会社を逃げ出すという社会人として無責任極まりない行動をした上に、その後上司とデートするというのも嫌悪感を覚えました。
上司村上涼介のクズ男設定もレストランのシーンのみで、静香に特に影響を与えていたわけでもないので不要な気がします。
バディの千絵もダメンズ設定は良いのですが、それを補うキャラクターの魅力があっても良かったかなと思います。冒頭の嫌な部分が最後まで覆るエピソードが欲しかったです。
マーチン上田はただの犯罪者だと思います。憎めない要素が皆無です。
コメディ映画の登場人物はダメなところもあるけど魅力いっぱいあって憎めないキャラクター造形であるべきと思います。
この映画を知ったきっかけがサントラというのもあり、ミュージカルシーンは歌もダンスもとても見ごたえがあります。
役者さんの演技もレベルが高いし、撮影の構図などもすごく良いと思います。
それだけに脚本が凄く残念です。
DVDでながら見するとか、ミュージカルシーンだけ見るとかの鑑賞であれば満足度は高いと思います。
ミュージカルアレルギーを逆手に取ったエンタメ作品。
さすがは安定の矢口ブランドというところか、前半はかなり楽しませてもらった。しかし中盤以降ロードムービー調になって、失速。作品のテンポが悪くなる。また、今回は脚本も少々弱い.。
主人公の静香は幼少期の体験からミュージカルを毛嫌いしていた。にもかかわらず催眠術にかかり音楽を聴くと所かまわず踊りだしてしまう体質に。
これは本来、彼女の眠っていた願望が催眠によって目覚めさせられたのだという。つまり彼女は本当は歌って踊ることが大好きだった。しかし、いままでその自分の気持ちを封印して生きてきたということ。
ラストで彼女は一流企業でのキャリアを捨てて、ダンサー志望の千絵との夢実現への道を選ぶ。しかしその結末に至るには彼女が子供の頃から芸能にあこがれていて、キャリアをとるか夢をとるかという葛藤が本編で描かれてないとおかしいのだが、それがほとんど描かれていない。
だから観客からすれば最後の彼女の選択がとても唐突に思えてしまう。ずっとどちらを選ぶか葛藤してたの?と。
幼い頃からバレエを習い、学芸会のミュージカルの主役に抜擢されたことを喜んでいた静香。しかしその学芸会での大失態以降、彼女が芸能の世界を目指していたというエピソードが本作では全く描かれない。
就職か芸能への道かで悩み、結局夢をあきらめて就職したが、彼女の中に芸能への未練がいまだ残っており、そして夢を追い続ける千絵と出会い共に旅しているうちに、やはりキャリアを捨てて夢を追いかけるという決断に繋がるという流れにすべきだった。
途中、結婚式の騒動とか車を盗まれるとかのエピソードは全く不要だったと思われる。またムロツヨシ演じる探偵の存在やましろゆう演じる千絵との関係性も描きこみが足りてない。船のカラオケでの喧嘩のシーンも唐突。
前半がとても面白くて、また今回も矢口監督に楽しませてもらえるとの期待が膨らんだだけに本作は少々残念。
主演の三吉彩花はダンスもよく頑張ってて良かった。ただ唯一残念なのはチンピラ同士の抗争に割って入る時のダンスがいまいちだったというとこ。別に下手というわけではなく、おそらく周りは本物のダンサーで固めてたことから、あそこはそれらダンサーを圧倒するようなキレッキレの目の覚めるようなダンスを見せてほしかった。中盤での一番の見せ場だっただけに。
女子達のロードムービーミュージカル
ストーリーがコミカルかつ痛快。いい子ちゃんでいちびり気味wの一流会社のOLが、嘘のような災難に遭い、勝ち組の道から外れないために奔走する過程で、自分の人生を振り返り、新しい道を見つけることになるのだが、道連れになった女子二人も相当ワケありで、終盤で大いにやってくれて笑わせてくれた。
随所に散りばめられた歌も踊りも陽気で楽しい。主要キャスト皆良かったが、特に主演の三吉さん。スタイルもイイが歌と踊りもレベルが高くて驚いた。
歌わずにはいられない
歌と踊りで日常から一気に非日常な空間へ観客を誘うのがミュージカルの醍醐味だが、ミュージカルが嫌いな人にとっては人が突然歌ったり踊ったりするのは不自然極まりない。
そしてその不自然さをそのままミュージカルにしたのがこの作品だ。
一流企業に勤める主人公の静香はミュージカルが大嫌いなのだが、催眠術師のマーチン上田によって音楽が鳴り出すと歌って踊らずにはいられない身体になってしまう。
静香は憧れの会社の上司に、あるプロジェクトへの参加を誘われていたのだが、このままではまともな日常生活を送ることは出来ない。
静香は催眠を解いてもらうために、マーチン上田の元サクラである千絵と共に彼を探す旅に出る。
本来ミュージカルの世界では歌も踊りもとても幻想的なものだ。しかしこの映画では幻想から覚めた時の現実の厳しさを目の当たりにさせられる。
静香が歌って踊る度に、現場がめちゃくちゃな状況になってしまうのは、本人にとっては気の毒だが観ている側としては面白かった。
考えてみると普段何気なく暮らしている日常は音楽で溢れている。
最初は迷惑をかけてばかりいた静香だが、次第に彼女は音楽によって人の心を解し、音楽によって人と人とを結びつける役割も果たしていく。
発想は面白いし、思わず笑ってしまうシーンもあったが、肝心のミュージカルのクオリティーがあまりに低いのは問題だった。
主演の三吉彩花もミスキャストだと感じた。
終始内輪だけで盛り上がっているような疎外感を抱いてしまう作品でもあり、一体誰に何を伝えたい作品なのか最後まで分からなかった。
宝田明を久しぶりに見れたのは良かったが、かなり衰えたなという印象を受けた。
『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』と、初期の頃の矢口監督の作品はどれも意欲的で面白かったが、ここ最近は迷走しているなと感じずにはいられなかった。
映画は観てから。
かれこれ最初に知ってから鑑賞に至るまで約一年。
レンタル店に並んでからも、
今一ぱっとしない印象だったので
いつも借りないでスルーしてた作品。
やっぱり映画はまず観てなんぼだね。
色んな意見がありますが、
矢口監督らしさがあり、
予想外の展開あり。
そして何よりメインの二人の両極端なキャラクター設定や田舎感溢れる舞台・演出。
大好きな下妻物語を彷彿させる魅せ方に、終始楽しませて貰った109分だった。
締めの『タイムマシンにおねがい』が何よりも良かった気がする。あの楽曲のチョイスはマジで最高。
休みの前の日など、
テンションが上がるときにぜひ観てみてください。
とても良い気分で休日を迎えられるはず!
カラダもココロも踊り出す!
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル)。
全体的なことを言えば、矢口史靖監督作品の中で、いちばん面白くなかった…。笑える箇所が少なかったのが大きな理由ですが、特に永谷園ご令嬢の無駄遣い、もとい、「事務所のゴリ押しで出演させたの?」と疑いたくなるくらい、彼女の役はストーリーに必要だったのかなと思いました。
途中からロードムービーになったので、旅の先々で遭遇する事件のひとつ、と考えれば納得出来たのかもしれませんが…と思えども、やっぱり納得いかなかったです。
別にchayが嫌いなわけじゃないんですけどねぇ…。「テラスハウス」は観ていたし、「あなたに恋をしてみました」は好きな歌ですし…。でもそれとこれとは別の話だ!
「くたばっちまえ、ア~メン♪(怒)」からの結婚式復讐シークエンスがいらなかったなぁ~(笑)。なんかそうなるんじゃないかなって気がしたし…。盗まれた車を取り戻してくれたのは嬉しかったけど、元彼とその結婚相手にケーキナイフ振り回すような女が、そんなことしてくれるかな?―旅を共にしてくれたことへの恩義?―腑に落ちませんでした。
てか、一晩中トランクの中に隠れてたんかい???
気になったこと(殆どchay関連(笑))をつらつらと書きましたが、ミュージカルシーンは総じて楽しく観ることが出来ました。確実に、三吉彩花の功績に足るところが大きい!
歌唱もダンスも吹き替え無しで、ひるがえったスカートからのパンチラもなんのその。根性のある女優だと思いました。
すらっと伸びた手足はさすがモデルさんですが、ダンスのときにそれが画面に映える…。美しさを醸し出す…。歌声もなかなかのかわいらしさで、聴いてて心地好かったです。
選曲がこれまたいいんですよねぇ~♪
監督的には、自分と同世代の人たちに馴染みがあって、かつ振りをつけることが容易な楽曲をセレクトしたそうな…
センス抜群だと思いました。20代の私も知ってて、かつ口ずさめる歌ばかり…。気づいたら歌っていました(笑)。
※修正(2022/12/03)
ミュージカルっていいなぁ
矢口監督作品もミュージカルも好きなので、観るのを楽しみにしていました。
子ども時代の子の歌がめちゃくちゃ上手かったから、もっと聴きたかったな〜。
ヤンキーにあおり運転された挙句連れ去られたり、二次会で刃物振り回したりはリアルに怖くてちょっと笑えなかったです…。
やしろ優さんが騙されてお金と車盗られたり、スーパー前で叱られてカップ麺落としちゃうところは可哀想すぎて思わず涙が出そうでした。
悪い人じゃないだけに…。
レストランでミュージカルしてる時、クロス引きとか成功してるのかと思いきや全て妄想でお客さんは怒ってるし店内はぐちゃぐちゃになっていたので、えっ⁈と残念に思いました。
突然歌って踊り始めて、ミュージカル映画のようにそれが当たり前に受け入れられるのでなく周りは驚いてしまうけど、思わず拍手して笑顔になってしまう…みたいな展開だったら楽しかったなぁ。
ラスト、一週間待たせた挙句無言で会社を去ったのは、いやー新しい道に進めて良かったなー!と爽やかな気分にはなれなかったです。
ミュージカルに現実的な事を求めるもんじゃないけど、でも音楽が鳴り止むとブツッといたたまれない現実に戻る展開だったから、現実的に考えちゃいました。
少し残念なところはあったけど、やっぱりミュージカルって楽しいです。
世の中本当は、歌って踊らずにはいられない!
毎回ユニークな題材の矢口史靖監督が手掛けたのは、またまたユニークな題材。
邦画では稀少ジャンルのミュージカル。
ただのミュージカルじゃない。
ミュージカル×催眠術…!?
ミュージカル映画で何故登場人物たちは突然歌って踊り出す?
だって、それがミュージカル映画の醍醐味…なんだけど、ほとんどの人が冷めた見方。
本作のヒロイン・鈴木静香もそう。
ミュージカルなんて、バッカみたい!
…ところが!
胡散臭い催眠術師に催眠術を掛けられ、何と、音楽を聴くと歌って踊らずにはいられない“ミュージカル体質”に♪
催眠術と絡め、突然歌って踊り出すミュージカルを逆手に取った設定がユニーク。
見てる分には面白い。
でも、突然身体が勝手に歌って踊り出してしまう当人にとっては、一大事!
だって世の中、音楽に満ち溢れている。
あちこち、至る所で嫌でも身体が勝手に~♪
まあ確かに、もし実際に高級レストランのシャンデリアにぶら下がって、店をメチャクチャにしてしまう人が居たら、そりゃあドン引くわな…。
このままじゃまともに生活出来ない!
元に戻るには、掛けた本人に解いて貰うしかない。
探偵を雇い、催眠術師のサクラ兼助手の千絵を引き込み、元凶のマーチン上田を探す旅へ出たのだが…。
サラ金に追われ、偽名を使い、地方を転々と営業回りのマーチン上田。
それを追う静香と千絵の珍道中。
途中、田舎の暴走族に因縁付けられたり、路上ミュージシャンに協力してお金を稼いだと思ったら修羅場に遭遇したり、またまた無一文になったり…珍騒動の連続。
果たして、催眠術を解いて貰い、元の生活に戻れるのか…?
ヒロインに次から次へと降り掛かる災難やトラブル。
これは矢口監督の初期作を彷彿。
思いっきりゲラゲラ笑えるのではなく、ユル~い笑いは矢口監督作らしい。
この笑いも好き嫌い分かれそうだが、良くも悪くも矢口コメディ。
しかし本作、三吉彩花を見るのならば、100億点あげてもいい!
それくらい、彼女のキュートな魅力、大大大爆発!
コメディエンヌぶり、猛特訓したという歌やダンス。
素晴らしいくらいのキレッキレではないが、そのちょっと拙さやぎこちなさが寧ろ、萌え~♪
好きな若い女優の一人だったので、こんなにも魅力を思う存分堪能出来て、至福の100分…♪
珍道中を繰り広げるやしろ優がなかなかの好助演。若い女二人が掛け合いしながら友情を深めるロードムービーでもあった。
路上ミュージシャンのchayはあまりよく知らないが、いきなりブッ飛びの展開に!
矢口ワールドに初参加の当代きってのコメディ俳優、ムロツヨシ。時々ウザい時もあるが、本作は割りと抑え気味で、それほどウザくは感じなかった。
そして、さすがに老いたが、宝田明のコメディ演技を見れるとは思わなかった。
ミュージカル映画なので、楽曲も聴きもの。
一曲だけストリート系のヒップホップだが、ほとんどが懐メロ。ここら辺、矢口監督の好みなんだろうなぁ。
「狙いうち」「年下の男の子」など、聴いた事ある名曲が心地よい。(そして、それらを歌い踊る三吉彩花ちゃんが可愛い~~~のッ)
一流企業勤めのOLで、満ち足りた人生を送る静香。が、その心の何処かで…。
ダンス教室を開く夢を持ちながらも、いい加減でちゃらんぽらんな性格と人生を送る千絵。
かつては名を馳せたものの、今ではすっかり腕が鈍ってしまったマーチン上田。
ベタながらも、各々の本当の幸せや大切な事、夢、自信を取り戻し、見出だすまでの物語でもある。
静香がミュージカル嫌いになってしまった原因は、ある過去のトラウマ。
でも、本当は…。
ひと度歌って踊れば…いや、そもそも、世の中に歌やダンスが嫌いな人はそうそう居ないだろう。
ミュージカルは嫌い!…なんてよく言われるけど、本当は歌って踊りたい。
それを代弁してくれる、ハッピー・ミュージカル・ムービー!♪
いいじゃん、三吉彩花。
曲がかかると歌わずにいられないミュージカルスターの催眠術にかけられた静香。
勝ち組OLでなんの苦労もない生活だけど、ミュージカルには苦い思い出がある……。
日本版ラ・ラ・ランドかこれは?!と思いきや途中は女たちのロードムービーになり、しっちゃかめっちゃか映画一本の中に何個イベントを起こすつもり?!これ何日分?!と洪水のような怒涛の流れに飲み込まれる。
一緒に世界に連れていってくれるのは、一度は聞いたことがある昭和の懐かしのメロディとダンス!ダンス!ダンス!
タイムマシンにお願いは劇中で使って欲しかったけれど、クールな三吉彩花のオンオフがとても気持ちよかった。
chayの歌のうまさは言わずもがな、数分前の可愛らしさから一転、狂気を振りかざすキャラクターが最高すぎる。
やっぱり一癖も二癖もあるキャラクターにするところが矢口作品という感じがする。
やしろ優のキャラクターも、モノマネ芸人とは思えないハマりっぷりで、歌って踊れるデブ!まるでグレイテストショーマンのキアラセトルのように、これが私!!!!と主張しているような等身大さが素晴らしい。
三吉彩花はきれいだけでなく、かわいくて、ひらひらスカートが似合うことが、
歌がうますぎないことが、最高によかった。
三吉彩花、いいじゃん。これからが楽しみ。
もっと歌って!もっと笑って!
ロードムービー
ダンスやミュージカルが好きで観に行きました。ミュージカルシーンは楽しくて三吉彩香もノリノリなんだけど音楽が鳴っている時だけそれを止める為にやしろ優と宝田明を追う、その中で個性はだらけの登場人物。ハチャメチャな展開になりながらの旅は自分の好きなものが全て入っていました。そしてラストの主人公の決断。なんか踊りたくなる映画でした。
三吉は、悪くないぞ!
すごく惜しい感じがする映画。
予算かな?
三吉さんは、綺麗で、ダンスだってそれなりに上手い。
ストーリーだって、まあコレで納得だし。
いろいろ考えたけど、やっぱりコレが原因かと。
それは、、、
三吉が、ミュージカルを演じて、周りを混乱させる。
しかし、
そしてその結末、みんなハッピーになる!
コレが徹底してないと、盛り上がらない。
最初、
会議室で踊り出して、周りを巻き込んで
どうなるのか、みんな踊り出したぞ!
夢の中の世界か?
終わったら、日常に戻るなら、みんな戻ってハッピー
じゃないとダメだろ。
会議は、成功。
レストランだって、騒いだけど、みんなハッピーがいいよ。
その動画上がって、少し騒ぎになるぐらいでいい。
新潟は、ハッピーだったけどね。
結婚式だって、途中アレでも、最後みんなで踊れば
ハッピーにすればいいのに。ダンサー揃えられなかった?
札幌だって、会場全体のダンスにすればいいのに!
やっぱり予算かな?
三吉さんは、これから応援しますよ。ハイ。
すごく惜しい感じ。
あと、ララランドが良すぎたのか?
青春ロードムービー
ウォーターボーイズや、スウィングガールズのような青春モノを期待しながらも、予告編でなんとなくつまらない予感もしつつ笑、観に行ったら、意外と良かった!
ご都合主義的な有り得ない展開は、前述の両作品にも通じる矢口節として、ご愛嬌。
お金とスマホを排除して、主人公を旅に出させるロードムービーだったのか!という意外性が良かった。
しかも新潟ロケ!新潟好きなので嬉しかった!!
いきなり歌い出すミュージカルをなんとか現実に適応させようとしてるが、あまりそこはこだわらなくても…という気も。
楽しいモブも含めたダンスシーンを振り切ってしまって良いかと。
最後、会社辞めて、で?というラストが今ひとつ。
もう少し、なんでこの会社に入れたのかとか、なんで辞めるのか、なんとなくわかるけど、もっと深掘りした方が、夢を追いかける感動があったかなと
これはミュージカル映画だと思った
「ミュージカルって,突然歌い出して踊り出すから気持ち悪い」と,タモリさんが昔テレビで言ってた悪口が子供の時からずっと心に残っていて,そのセリフが予告編に出てきててびっくり.矢口監督がどのようにミュージカルをパロってくれるのかなと期待して観に行きました.今回は,主人公がいきなりダンスの達人(とまではいかないけど)になってしまうというところで,違和感がなかなか消えずに終盤までムズムズとしてしまった.ダンスは運動系で,主人公は経験もなくあそこまでできるかなぁという疑問点という感じのものがあった.でも,最後にこの映画はミュージカルをテーマにしてるんだということを思い出したら,そんな違和感なんかどうでもいいんだということに気づきました.ミュージカル映画というものは,出演者全員が集団で踊れて,しかも歌えるのが大前提ですよね.ビルの清掃の人も,不良集団もみんなダンスが上手くて当然.最後のプールのシーンなんて,なんでプールで踊るのというところまで含めて,ミュージカルなんだわと.やっぱり気持ち悪いという感想は変わりません.ストーリーは,催眠を解いて元に戻るという設定であるために,盛り上がりに欠けてしまうのは仕方ないとは思います.主人公だけがステップダウンして,ダンススタジオのお手伝いになる.催眠が解けてもダンスと歌の技術は残っているのか心配です.
ここでも一部で話題になっていた,最初の方の三吉さんのパンチラは,矢口監督のCG操作が入っていると思います.一瞬のことなのでよくわかりませんが.
三吉彩花がとにかく魅力的!
ミュージカル嫌いな人が音楽が鳴ると踊り出さずにいられなくなってしまうという設定がなんとも日本的で秀逸。
前半は面白い!
最初は嫌々なのに、音楽が流れるとスイッチが入ったかのようにノリノリで歌い踊る主人公を三吉彩花が表情をめいっぱい変化させて見事に演じている。
この映画とにかく三吉さんが魅力的である。
三吉さんのことは全然知らなかったが、調べたらこのcm見覚えあるわというのがいくつかあった。
それだけでも充分に観る価値あり。
(パンチラもあるし…)
ただ、後半が…
ロードムービーになっていくのだが、前半の魅力がなんだかなくなってしまった印象。
踊りたくないのに踊ってしまう主人公が、自ら踊り出すようになるという主人公の成長を描いているのだけれど、それが会社や街中とかこんなトコで踊る⁉︎という場所ではなくて、路上ライブや舞台など対お客さんの構図になってしまい、いわゆるSHOWになってしまっているのが原因なのかな。
決して高いレベルではないのに、お客さんがどんどんお金入れたり、スタンディングオベーションするのが嘘臭く、物語上のご都合主義に見えてしまった。
まあ何はともあれ、ウォーターボーイズの妻夫木聡やスウィングガールズの上野樹里のように、三吉彩花がスターになっていくといいなぁと思う。
三吉彩花がエロい
ミュージカルも好きだし、矢口史靖監督の演出も好きだから観ないという選択はなかったが、前半はまったく乗れなかった。
ワーナー・ブラザースが製作ということもあり、最近の邦画には観られないリッチな画なのかと思いきや最初の宝田明さんのシーンがショボ過ぎて一気に冷めてしまった。宝田明さんもお歳なのだろうダンスも歌も見ていてツラかった。
しかしながら、大人になった三吉彩花の魅力が爆発していて、スカートをヒラヒラさせながらパンチラの連続は見ていてエロかった。前半のモチベーションはそこだけw
中盤からのロードムービは面白かった、個人的な希望だがムロツヨシが急に仲良くなる印象があるので、前半の旅に出るまでをもう少し短くするか、ロードムービー部分をもっと丁寧に描いてくれた方が好みだった。
☆☆☆★★ 丸々1ヶ月振りに映画館へ。 となると、ミュージカル好き...
☆☆☆★★
丸々1ヶ月振りに映画館へ。
となると、ミュージカル好きならば見逃す事は出来ない…と。当然の様にこの作品をチョイスする。
観終わって、言いたい事は?と問われれば。
東宝ミュージカルスター宝田明の復活と、チャーミングな三吉彩花に☆1つ爆上げっス(´-`)
「ミュージカルっておかしくない?」
此方のかってな思い込みは有るものの。この手の言葉を言う人は、大概と言って良い程に。本物のミュージカル(当社比)は観ていない。
「突然、音楽が鳴り響いて歌い踊るのって変!」
それ! 基本的にミュージカルのルールから逸脱しているから、本来ならば【音楽劇】ですよね?…って言うしかないʅ(◞‿◟)ʃ
ミュージカルには、ミュージカルに相応しく。歌い踊るだけの《バックボーン》があって然るべきなのだ!
その事から考えるに、この作品の音楽は。スマホで有ったり。カーラジオで有ったり。誕生日のサプライズ演奏で有ったり…と。全ての音楽場面で、しっかりと音楽が鳴りだし。それに呼応する様に、狂った如くに歌い踊ってしまう女の子の話で。一応はミュージカルのルールに従った作品作りになっていたと思う。
ミュージカル作品として。作品の中に、どれだけ《明るく楽しいミュージカル場面》を組み込めるのか?
この、単純にして。とてつも無い程の難しい要素を、如何にしてクリアするのか?
その点を考えると。前半の20分辺りまでの、会議からのミュージカル場面と。レストランでのハプニング場面までは、きっちりとミュージカル・ミュージカルしており。観ていても楽しかった。
但し、問題は。この後から繰り広げられる、女2人のロードムービーに…。
三吉彩花とやしろ優の凸凹コンビによる珍道中は、狙いとしても面白いし。悪いとは思わないのだけれど。唐突に登場する車泥棒や暴走族。嫉妬女や、(前半にチラッと登場するが)取り立て屋等のキャラクター達が。作品の中で必ずしも効果的とは言えず。寧ろ、尺を埋める為に登場している様に見えてしまうのが残念。
強いて言えば、嫉妬女の♬ウエディングベル♬は目立ったが。流石にミュージカルとして《明るく楽しい》場面だったとは言えず。3人組の取り立て屋も、ステージ場面では必要なアクセントにはなっていたが…と言った程度。
大体、主要なキャラクターであるはずのムロツヨシでさえ。女2人のロードムービーとして、宝田明を探し回っている以上は。それ程の必要性が無くなったしまっているのがね〜。
最終的には、子供時代のトラウマを克服する話では有りました。
最後に、昔の自分と向き合うのは良いのですが。ミュージカル映画を観てレビューする時に、散々言ってはいるのですが。
やはり、ミュージカルには…。
【男女の他愛ない恋愛コメディーこそ相応しい】
…って思うんですよね〜(´-`)
オープニングのスペクトラムや。山本リンダ・井上陽水・キャンディーズ等の、70〜80年代のヒット曲の使用は。間違いがない程に、親父ホイホイしてしまうものの。若い世代の、新しいミュージカルフアンを取り込めるのか?は少し疑問が残るところ。
兎にも角にも、新星三吉彩花の存在が1番の収穫と言える作品だったと思います。
前半部分で、ほんの一瞬だけ彩花嬢のオパ⚪︎チ⚪︎が見えたから(これも当社比)入場料金の元はしっかりと取りました(#^.^#)
2019年8月26日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン13
8/28 追記
鑑賞中に「そう言えば何処かで、このプロットと似た作品が有った様な…」とは思ってはいたのだけど。
今日(8/28)あ?そう言えば…と、突然に思い出した作品が!
トム・ハンクスの『ビッグ』
…って事で、一応wikiにてストーリーを確認。
占い繋がりとしての取っ掛かりで、子供が大人になる『ビッグ』に対して。ミュージカル嫌いなのに、音楽が鳴ると歌い踊らずにはいられなくなってしまう展開は。どことなく似ている様でいて、特別に似てはいないですかね(´-`)
何よりも、恋愛映画としてラストに切なさを漂わせてくれる『ビッグ』に対して。『ダンスウイズミー』は、少女時代のトラウマを克服する話の違いは大きいのかも(*_*)
…って事で、駄文でした。
三吉彩花のファンになりました
ミュージカル映画はあまり好きじゃないせいか最初はせいぜい星3かなと感じました
だけどそれに慣れたせいか星4でもいいかなと感じで間をとって星3.5
三吉彩花という女優さんはあまり知らなかったです
美人ですがとても演技がうまいですね
特に表情のバリエーションが豊富で面白い
えっ!?ってところとか嫌だなあみたいなところが特に
踊りも上手だし元々ミュージカル女優ですかね
眉毛が太すぎる気がしますが些細なことです
やしろ優のすっぴんは最初ギョッとしましたがそのうち慣れてきました
いい引き立て役だと思います
三好がトムならやしろはハックのような
chayさんも良かったですね
三吉彩花さんより全く知らない人であとで調べましたがシンガーソングライターの方なんですね
役もそのままかと思いきやまさかストーカーだったとは
二次会をぶち壊すところが面白い
余談ですがくたばってしまえアーメンの人は早死にしました
人を呪わば穴二つです
ミュージカル映画ですが催眠術をかけた催眠術師を追いかけるロードムービー的要素もあります
わりとこういうのは好きです
海外のミュージカル映画と比較して酷評する人も世の中にいますがナンセンス
コメディーですしミュージカルでもジャンルが全然違います
メリーポピンズリターズは面白かったけどララランドは好みに合わず途中で寝てしまいました
海外のものをやたら有り難がり日本のものを蔑む人は戦後間もないころにもいましたがバカボンのパパに懲らしめられざまーみろと思いました
大コケしたらしいですが娯楽性が高く少なくとも同じ値段で見るなら主戦場や新聞記者より断然面白く老若男女問わず幅広い人が楽しめる映画です
勝ち組OLってなんだよ(笑)
主人公の経済力が、異常に高く、違和感がありすぎて、前半は素直にのめり込めなかった。
たかが商社のOLごときで勝ち組(笑)
プレゼン資料作るだけとか、今時派遣でも出来るわ
男性社員のサポートする役割ですみたいな、しょーもない立場。
この程度の仕事内容じゃ、都内で一人暮らしするのがやっとのレベルしか給料もらえませんぜ。
それで、品川かどっかにありそうなタワーマンション高層階に一人暮らしとか。ありえなさ過ぎる(笑)
いいとこ家賃7万のアパートだろ。
バブルが今も続いてんのか?と思わせるほどのインフレ具合。
まぁ、そこは設定なので、我慢しながら鑑賞。
結果的には、所々で笑えるところもあり、そこそこ楽しめた。
イケメン気取りの男とディナーで、テーブルクロスぶちまけて、シャンデリアぶっ壊すところなんかは痛快。
結婚式で感情極まってナイフ振り回すとかもぶっ飛んでて好き。(笑)
田舎ヤンキーとのダンスバトルも良かった。
出来ればもっとプロのダンサーで本気バトルさせて欲しかった。
主人公のダンスが映えなくなっちゃうけど。
後半の借金取り達まで踊り出しちゃうところも、なんだかほっこりしていい感じ。
一番良かったのはラストの、イケメン気取りを振るところ。
ザマァと思ってしまった。(笑)
冒頭からなんだかいけ好かない男だったんで、この展開はよかった。
そして、我が道を行きます。
カードキーを雑に捨ててしまうのはどうかと思ってしまったが、この映画製作陣はおそらくサラリーマンなどやった事がないのだろう。
突っ込みまくりたいが、我慢我慢。
そして、道中仲良くなった人と一緒に、ダンススタジオを立ち上げる。
明らかに年収減るだろーなー(笑)
タワマンから、寂れたアパート低層階に引っ越すシーンなんかもあれば、よりリアルでよかったけど、全体的に経済力がバブル期のままなので、その描写はなし。
まぁ、最高!とまではいかないまでも、なかなか楽しめました。
でも、この不景気の現代で、経済面の違和感が終始付きまとってしまったので、高評価とはならずです。
すみません。
不意の踊子
突然歌って踊り出すミュージカルの不条理を後催眠という設定にした着想は買うが、これだとミュージカル体質は本人ひとりだけで、群舞のシーンはすべて心神喪失時の妄想という中途半端なものになってしまう。そのあと始末の検証がミュージカル・シーンの高揚を削ぐことに。会議中のダンスがなぜ契約に結びついたのか不明だし、レストランの弁償の件はどうなったのだろう。
車で北上しはじめてからはダンスシーンも減って、完全に失速。「年下の男の子」や「ウェディング・ベル」では盛り上がらない。最後姪っ子も学芸会でひとりだけプロ並みの歌と踊りを披露して、観客を啞然とさせるとかのシーンを入れた方が決まったのに。
ミュージカルのパロディでは、個人的にはウディ・アレンの「世界中がアイ・ラヴ・ユー」がお気に入り。
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