「【アントン・フークア監督とデンゼル・ワシントンの相性の良さを再認識した作品】」イコライザー2 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【アントン・フークア監督とデンゼル・ワシントンの相性の良さを再認識した作品】
傑作「トレーニング デイ」を出発点として、「イコライザー」「マグニフィセント・セブン」にて、名コンビ作を世に発信してきた二人。
この作品も、タッグ初期2作品よりは見応えが落ちる気がややするが(但し、鑑賞中は全く感じず)、文章に起こすと、「マグニフィセント・セブン」とはスケール感は違えど、同レベルかなあと思う程の高品質作品である。
アントン監督作品は今作前に発表された「エンド・オブ・ホワイトハウス」「サウスポー」も非常に面白かった。監督ご自身がボクシングの凄腕というのも良い影響を作品に与えていると思っている。
この作品でも、デンゼル・ワシントンは正義の人、マッコールを趣深く演じている。昼は今作では、タクシー・ドライバーとして暮らし、前作同様、穏やかな顔で読書を楽しんでいる。今作で読んでいたのは「世界と僕のあいだに」(正しい道を歩ませようとする少年にプレゼントしていましたね)やプルースト「失われた時を求めて」(いやいや、凄い読書家じゃないか)
アクションシーンと静謐なシーンとの絶妙なバランスも素晴らしい良作である。
<2018年10月6日 劇場にて鑑賞>
コメントする