泣くな赤鬼のレビュー・感想・評価
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泣かせの重松清。ほんと、定番です(笑)このての作品をたくさん経験し...
泣かせの重松清。ほんと、定番です(笑)このての作品をたくさん経験した人にはやや物足りないか。
が、部分部分はしっかり泣けます。本作は川栄にやられた。後の見どころは柳楽優弥の◯に演技かな。
赤鬼は教師として良いのか、悪いのか、そんなことも考えさせられました。
優しい鬼
今は8月、夏の甲子園真っ最中。高校生がひたむきに白球を追いかける、汗と涙の季節。県で上位に入るが、甲子園には進めそうで進めない、そんな高校の野球部が舞台。
新一年生が野球部に入部してくる。部活の顧問(監督・通称赤鬼)は、その中でゴルゴ(斉藤)に光るものを見る。しかし、ゴルゴはセンスはあるのに、努力は嫌いなタイプだった。彼を認め、取り立てたい監督だが、チームに波風を立てる彼にわざとキツく当たる。階段を一段づつ上がるように成長して欲しいのだが、その気持ちは通じることなく、ゴルゴは反発し、野球部を辞めてしまう。そんな彼と数年後に病院で再会、末期がんと知る…。
好きなことは、今、集中して取り組むべし。先々、できるかわからないのだから。後悔しても時は戻らず。
BSプレミアムの放送にて。
堤真一は演技が上手い
人生は、ちょっとしたボタンのかけ違いで、暗転することもある。
ただ、ゴルゴには、赤鬼に頼らず、自分の人生を強く全うして欲しかった。
赤鬼に認めてもらい気持ちはわかるが、他人の評価ではなく、自分の評価だろ。
人生一回きり、どうせなら、熱い人生にしたいよね。
ちょっとしんみりした展開
堤真一扮する赤鬼と呼ばれていた小渕隆は病院で柳楽優弥扮する教え子の斎藤智之に会った。斎藤智之は不治の病に侵されていた。
野球部監督でならした先生が進学校に転勤したらやっぱり情熱も失うだろうね。ちょっとしんみりした展開だったな。
野球シーンも違和感なし
野球シーンでしらける作品が多い中、違和感なく観られて物語の良さを途切れさせなかった。
「親心子知らず」の先生と生徒の関係からしばらくぶりの再会。
そこからまた二人の物語が始まるが親心をライバルから教えて貰い
関係が修復して行くもそこまでの道のりは色々あり、最後は・・・。
去年は慶應高校が優勝したがその真逆にあるような野球部ではなかったか?
(慶応高校の野球部は髪の毛が長い以外はよく知らんけど)
昭和に当たり前だったことが平成令和と時を経るにつれてそれが非常識になり、スポーツの世界だけでなく色んな分野でそうだろうと思う。
人生の半分を昭和で過ごしてきた自分にとっては昭和の良き日も知っているし平成の令和に至る過渡期も経験しAIの出現やITの裾野が広がり急変しそうな現在も何が正しいは無いような気がする。
なぜかそんなことを感じさせてくれた映画であった。
それにしても堤真一はノックがうまいなあ。野球部出身ややろか?
ただ、内野のノック以外はなかったけれど。
なんも言うことねえ。
この映画はツボ。
重松清、最高傑作。
野球、教師、学校、友達、家族、人生。
いっぱいつまる。
号泣必死。
赤鬼、雪乃、ゴルゴ、良かったよ。
生徒でいてくれて、ありがとう。
そんな言葉いってくれる先生にあえて、幸せだった。赤鬼こそやっと目を開いたんだ。ゴルゴはやり残したことを広い回収した。人生ってなんだろうな。
一球入魂!!
あのポジションはお前だ!
高校時代からゴルゴはこちらをずっと見ていた。
甲子園球場の観客席から1人で。
気付いてやれなくて悪かった。
赤鬼先生の心のなかで「こだま亅するように
鮮明な記憶がよぎりました。
最後に野球がしたい!
あの日の晴れた空、グローブを握る手のひらに込められた熱い思い。
投げられたボールを受け止める先生と生徒の絆。
志半ばで逝った生徒を忘れない!
最後に野球をしたグラウンド、季節が巡っても
いつまでも夢を描く自分がいました。
泣いた
熱血の高校野球部の監督だった赤鬼。才能に恵まれたゴルゴ。ゴルゴのライバル、努力の人、和田。
それぞれの思いがすれ違い苦い記憶となっていた過去が解きほぐされていく感じが気持ち良い。
そして、役者さんの演技がとっても良くて泣ける。
感動作品を撮るつもりだったのだと思うが、 あまり感情移入はできなかった。 ラストには少し胸が熱くなるシーンがあった。 個人的には麻生祐未の所帯じみた妻役が良かった。
ネット配信で映画「泣くな赤鬼」を見た。
劇場公開日 2019年6月14日
2019年製作/111分/G/日本
配給:KADOKAWA
堤真一は高校教師で高校野球の監督を兼任。
柳楽優弥は教え子で野球部員だった。
卒業して
病院で偶然、堤真一と会う。
柳楽優弥は末期がんであることが判る。
上映時間の70%くらいは野球の練習と試合の映像かもしれない。
感動作品を撮るつもりだったのだと思うが、
あまり感情移入はできなかった。
ラストには少し胸が熱くなるシーンがあった。
個人的には麻生祐未の所帯じみた妻役が良かった。
堤真一55才
柳楽優弥29才
川栄李奈24才
キムラ緑子58才
麻生祐未56才
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
こんな子いるよなぁ〜
そう思いながら観ていた。
柳楽くんの役どころがハマり役な感じがしたし
高校生のゴルゴもまた、いい感じの演技で…。
想像のつく話ではあったけど…
野球部=青春みたいなところも爽やかな感じで良き!
ラストは赤鬼先生がゴルゴの為にいろいろ尽くしてくれている所は泣けますね!
柳楽くん、堤さんの演技にはホント泣かされます。
刺さる人には刺さる!
実力派と言われる役者陣が組み立てると、
ありきたりと思われる内容でも
一風変わった物語になると思った❗️
妙にリアルで、不思議と懐かしく、
世界観にスッと入り込めてしまう。
ヤンキーとか、学校、部活が嫌いな人は
見てて退屈かも知れないけど、
少しでも「高校時代」に思い出がある人は
ガッツリ内容に入り込めると思う❗️
ハッキリ言って、個人的に
涙腺刺激ポイントはしっかり抑えたと思う😭
誰かに「オススメ映画ある?」って言われたら
迷わずオススメします❗️
堤真一と柳楽優弥って そりゃ見ますよ
私の母校はかつては甲子園ではちょっと名の知れた常連校だった。
甲子園に行くというのは普通の部活程度ではかなり難しいという事も肌で感じていたし彼らの行う練習量や方法も少しなら見聞きしていた。
というのも野球部のグランドは他の部活とは別の場所にあったから頻繁に見る状況になかった。それでも
死ぬほどの練習が本番の彼らを強くしていること、入部の時点で才能で絞られ少数精鋭のみの部員で構成され、卒業まで脱落者はほとんどいないこと。
それが強豪校の中でも異彩を放つ我が母校の野球部員がいまだ誇りを失わない理由でもあるだろう。
名の通り、部外者なので内情は知らないが彼らには彼らの矜持があり部活時の顔と学習時の顔は驚くほど違っていた。
もし甲子園に出場すればそこで活躍した選手は学校1〜2の美人を彼女にする事もあったな〜。
堤真一の野球部監督ぶりは、野球経験者だろう選手たちに比べれば、もう全然で、何よりもお尻から太腿にかけての肉付きが、あんな監督見たことない、ってくらいの貧弱さで違和感。
柳楽優弥の演技は、ほんとに口元の歪みから目の動きまで
まさに癌患者。
贅沢言うなら あんなに健康そうな顔で死に至ることはない。人相は激変する。もちろん癌の部位にもよるだろうが。
我が夫も彼のように自宅の介護ベッドで逝去した。
夫が会いたいだろう相手には連絡し意識あるうちにうちに来てもらったが、あとどのくらい時間が残されているのか、点滴での痛み止めを始めるともう目を覚さないままでいることは全然知らなかった。
重松清の原作は、デビュー頃の作品の中によく出てくる小学生いじめの陰湿さが嫌いであまり好みではなかった。
その後作品を重ねるうちに作風も変わっていくのだが、彼の文章本来のじとっとした雰囲気が、映像化によってストーリーに焦点が行くという点で向いているのかもしれない。
この作品の中でも
サードというポジションを争わせようと外野だった和田をわざわざコンバートしてゴルゴを奮起させるという点においても実は人の人生の事など考えてもいない。のちに和田に
「僕たちは先生のコマだった」と言い切られるのはまったくその通りなのだ。
赤鬼はゴルゴの才能を引き伸ばし根性を追加し立派な選手にしたいがために実は和田は利用されたのだと、彼は大人になるにつれ、否 当時からわかっていたのだ。
しかしそれに失敗しゴルゴの野球人生は終わる。
彼は、人と争うとか悔しいとかだから奮起するとか、そういった感情を嫌った。
続ける事が苦手だったのではなく、そういう感情を強いられる事が苦手だったのだ。
赤鬼は未熟な指導者である。
ただただ一生懸命やればいいというものではない。
ひとの人生の分岐点を担っているのだという自覚のない教師が振り回す権力は横暴である。
そういった意味で、堤真一のあのなんとも言えない感じはとても上手くいっている。
赤鬼なんていう風貌では もちろん全然全くないけれど。
ゴルゴありがとう。
最後の病床のシーンに集約していた。クライマックスをよくもっていった。
ゴルゴが、ベッドで赤鬼先生からの、ありがとう、どれだけ、嬉しかっただろう。
悔しいか、それでいいんだ、悔しさを背負ったんだ、大人になったんだよ、どれだけ、嬉しかっただろう。
お前はよくがんばったな、いい奥さんだな、恩師に言われ、嬉しかったよね。
高校時代に1回も褒められなかった。だから褒めてもらったことが宝物なんだよね。
サインで応えるゴルゴに号泣。
高校時代に戻してやりたい、赤鬼も、ゴルゴも。やり直しはきかない。
いろんな経験が教えてくれる大切なもの、どうして人間は回り道しないと辿りつけないのだろう。
教師も生徒もお互いに育ち合うもの。
しかし、教師こそ、謙虚に生徒から学ばなければならない。生徒には、1回きりしかない人生の大事な青春期だから。
赤鬼はゴルゴから、和田くんから、学んだんだな。育ててもらってるのは、いつも教師。
未熟な、不合理な教師でも、生徒にとっては、先生には、ちがいなく、ただ熱い本気の思いだけは伝わっていたからこそ、ゴルゴはずっと中退してからも母校と赤鬼を見続けていたんだ。
教師という仕事の重みよ。なんと責任と使命感のある職業だろう。ゴルゴは短い生涯だったが、赤鬼のおかげで、最後にしっかり、生きた証を示して逝けたと思う。グラウンドでノックを受けるゴルゴ、伝わるものがたまらなかった。野球が好きなんだ。
自分は、生きた証を残せるのか。前に突き進む勇気を奮い立たせられられる作品だ。
やっぱり重松清。親子愛、学校(教師と生徒)、野球を描かせると、天下一品で、ちょうどすべてのキーワードが私とマッチ。
堤真一、柳楽優弥、川栄李奈、はじめ、全ての出演者に拍手。特に柳楽優弥の笑顔は犯罪的な魅力で、彼は本当に好きな役者の一人だ。
※一般論としての日本野球と教育
日本の野球って精神論が根強いし、軍隊みたい。上下関係やチームプレーに学ぶ部分はある。ただ、精神論の悪いところは、押しつけで理由の説明が無かったり、相互のコミニケーションが不足し一方的なところ。良い部分を引き継ぎながら新しい学校教育の中での教育的な側面を踏まえた野球教育を作っていかなければいけないだろう。野球だけでなく、それは、すべてスポーツに言えることだ。
家見は完璧にしないと。
Huluにて家で見てました
感動のラスト10分で電話が…
知りあいなら出ずに放置するのですが
知らない番号。
おかけで感動の波が一気に引いてしまった💦
やはり映画館で観るのが一番だと痛感しました。
レビューにならずごめんなさい。
もっと早く観ればよかった!
一言「生徒にとって先生は。いつまでも先生なんだな」
正直あらすじで、「きっと生徒は死ぬんだろうな」って結末読めるし。
重松清さんの短編が原作・・・覚えてないなあ。
なんて思ってHDの海に沈めていた自分に、喝!
◎よかった点◎
・家でも野球優先、ノックをすれば左右に無茶ぶり=野球バカの赤鬼。
こんな野球部顧問っていたよなあ。
だけど年を経て、その情熱もなくなっている教師役。
堤真一さんがビンゴ。うまいよねえ〜。
・サード候補斉藤(あだ名ゴルゴ)が野球部にいた「赤鬼時代」と。
ゴルゴが病気になった今が、交互に進む内容だけど。
過去の時は暦年を挿入したりして、わかりやすい。
・部活動の意味。それは「悔しい」気持ちからどう先に進むかを学ぶこと。
チームメイトはライバルでもあり、仲間でもあること。
そうだったんだなあ、と元帰宅部の私は納得。
・涙成分いっぱいの終盤からのラスト。
赤鬼の表情がなんともよかったなあ。残された人は、先に逝った人に教わるものがあるのでしょう。
△いまいちな点△
・なし。
教師を目指す学生さんに、見て欲しい1作です。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「本気だから怒るんだ」
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