劇場公開日 2019年6月14日

  • 予告編を見る

泣くな赤鬼のレビュー・感想・評価

全105件中、41~60件目を表示

3.0☆☆☆★★ 原作を読みながら、ゴルゴの妻役に川栄李奈を想定して読ん...

2019年9月9日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★

原作を読みながら、ゴルゴの妻役に川栄李奈を想定して読んでいたら。本当に本人が演じていた驚き( ˙-˙ )

原作は、中学及び高校の教師と。その教師が関わりを持った生徒との、或る種の交流を描いた6編の短編集。

「白髪のニール」(☆☆☆☆)
「ドロップスは神様の涙」(☆☆☆★★★)
「マティスのビンタ」(☆☆☆☆)
「にんじん」(☆☆☆☆)
「泣くな赤鬼」(☆☆☆★★★)
「気おつけ、礼。」(☆☆☆★★)

先生も人間だけに、人に対する好き嫌いはどうしてもある。
そんな、先生だって聖人君子ではない…と。独立した6編の話は、話により先生目線から。また別の話では、元生徒からの目線から語られる。

先生目線では、決してやってはいけない生徒に対する好き嫌い…。 定年が迫り・又は定年を迎えた今、どうしても消える事のないその【肅罪】の思いを。
逆に元生徒の目線では、どうしても消えないでいるモヤモヤした想いを確かめてみたいとゆう、いけない気持ちを…。

今回映像化されたのは。そんな6編の先生と生徒の話の中から、人生の最期が迫った先生の話は他にもあるが。唯一直接的に《死》を扱った「泣くな赤鬼」

元々が短い短編だけに。ストーリー及び赤鬼とゴルゴ2人の関係性は、原作では赤鬼自らの独白だったのだが。ゴルゴが退部に至るまでの過程をじっくりと描き、原作では登場しない赤鬼の家庭環境等も加えられていた。

それら、原作をリスペクトし映像化されてはいるが。観ていて少しだけ不満を感じたのが、ゴルゴのライバルだった和田の登場場面。

【努力は必ず報われる】を、野球を通して教えようとする赤鬼に対して。「努力したってどちらかは報われないじゃん!」…と、初めから勝負を投げてしまう性格のゴルゴ。
原作・映画共に、《努力しかない》存在として登場する和田。
(原作では登場しないのだが)映画では、その和田がゴルゴに対して一言だけ嘘を言う。

クライマックスの時に登場し、その事をゴルゴに詫びる和田。

とても良い場面ではあるのですが…。

原作自体が、先生と生徒。双方からの【罪の意識】に苦しめられていた想い…。
それらを連作短編によって描いていた。
直接のストーリーに対して関わっていない。第三者の立場にある和田が、謝罪の言葉を述べるその場面。それぞれの話に登場する先生及び生徒は。長年に渡ってその胸にしまい込み、吐露出来ずに人知れず苦しんでいた…だけに。

確かに、単独の作品として観たならば納得は行くのですが…。
原作を読んでいただけに、他の5編の各話に登場する主人公に共通する胸の痛み。それが少し薄まってしまっているのが勿体ない気がします。
本来ならば、この原作から何遍かチョイスしたオムニバス形式こそ相応しいのかな?とは思いましたが…。

因みに、個人的にもしも自分がこの原作からチョイスして撮るのならば…。

「にんじん」
「マティスのビンタ」
「白髪のニール」(この話だけは明るい話)の順でしょうか。

2019年6月16日 イオンシネマシアタス調布/スクリーン2

コメントする (0件)
共感した! 1件)
松井の天井直撃ホームラン

3.0詰めが甘く消化不良

2019年8月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

赤鬼教師と教え子の絆を描いた作品だが感情移入出来ず心に響かなかった。ゴルゴ役・柳楽優弥も末期ガン患者にはどうしても見えない。一つ一つのシーンも間延びしているように感じた。全体的に詰めが甘く消化不良だった。
2019-164

コメントする 1件)
共感した! 1件)
隣組

2.5気持ち良さそうに眠ってる赤ちゃんの寝息とその父親の病気でツラい息づ...

2019年8月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

気持ち良さそうに眠ってる赤ちゃんの寝息とその父親の病気でツラい息づかい…
生と死を感じさせる、この音が印象的だったな

コメントする (0件)
共感した! 1件)
みっくるん

3.5高校生時代のゴルゴに共感できず

2019年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

高校生と教師が約10年後に再開し、末期癌であることが分かった教え子のために教師が一肌脱ぐ、という感動ストーリー。
現代編が素晴らしかったものの、過去編にはイマイチ共感できず。はっきり言って、全然コミュニケーションが成り立っていないんだよね。高校生と教師の関係ってもう少し成熟した関係なのではないだろうか。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
あいわた

3.0一生懸命っていいね

2019年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

「努力は報われる」

わたしたちは知っている
そんな精神論なんかじゃ
立ち行かないことなんて
この世の中には幾らだってあることを…

スポーツ競技を〈人生の縮図〉と
度々、比喩で用いられます。

高みを目指すために費やした時間の中で
努力・忍耐をどんなに重ねても
辛酸・苦汁をどんなに味わおうとも
強者と弱者を、勝者と敗者を
くっきり〈結果〉として分けてしまう
ときに残酷なまでに…

でも、わたしたちは知っている
結果だけがすべてではないことを…

「努力は嘘をつかない」

一生懸命向き合った時間は
何物にも代え難い経験であり
目標のために捧げた〈過程〉が
尊く、そして美しい…

でも、結果と過程は必ずしも結び付かないし
かと言って優劣をつけられるものでもない…

大事なのは「何かを成し遂げる」だけではなく
「どのように取り組むか?」が人間を作る上で
必要なことだと思う。

精神論だけでは語れない
その “ 黄金の精神 ” が
勝敗だけの結果の枠を超えて
わたしたちの胸を打つ感動を呼び
わたしたちを突き動かす衝動に変わる

…以上、わたしの思うありったけの
スポーツ論を絡めた人生観でした!

さて本作『泣くな赤鬼』では
死期を知り人生を省みたとき
一度は野球から逃げたものの
もう一度夢を見ることを願った
元高校球児、ゴルゴと
指導方針で悩む監督、赤鬼先生との
ふたりの間で繰り広げられる
【こころのフィールド・オブ・ドリームス】

白球を追いかけ続けている限り
ヒトの夢は終わらない

コメントする (0件)
共感した! 2件)
野々原 ポコタ

3.5悔しい。死にたくない。それがいい。

2019年7月10日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

悲しい

悔しい。死にたくない。と思った時、成長したと感じられる。

赤鬼先生の涙は悲しさ以上に成長したゴルゴに対する喜びが大きかったのではないか。
だからこそ、失うのが悔しかったのでは。

高校時代という、わずかな青春は大人になっても忘れられず一生残るもの。

今を大切に生きよう。後悔しよう。そう思えた素晴らしい映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
サプライズ

5.0派手さはないが、じんわりと泣けてくるいい映画だった。

2019年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

派手さはないがじんわりと泣けてくるいい映画だった。大人になったゴルゴと和田がベンチで語り合う所あたりからやばかった。出演者は誰も素晴らしくいい仕事をしていたと思う。メインの堤真一、柳楽優弥、川栄李奈、キムラ緑子や和田役の人はもちろん、名前も知らないような高校生役の人たちも含めて。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ピココ

3.5わだかまり

2019年7月6日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
U-3153

3.0堤真一さん。どんな役柄でも上手い演技。川栄李奈さんも立派な役者さん...

2019年7月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

堤真一さん。どんな役柄でも上手い演技。川栄李奈さんも立派な役者さんになった印象。

途中で違和感や無理のあるシーンがあったのは否めませんがラストのシーンで満足度は少し上がりました。
思い返せばナルホドのエンディング。

部活野球の経験者の方が観たらどんな感想なのか気になるところ。
「あるある」なのか「そんなのねーよ」のどっちなんだろう?

それにしてもやっぱり堤真一さんはどんな作品でも良い味を出しています。

土曜日なのにお客さんが10人程度だったのは不思議でした( ´∀`)

コメントする (0件)
共感した! 2件)
イゲ

3.5後悔と再生

2019年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

人は屡々「してしまったこと」を後悔しますが、それは寧ろ日常生活の中での軽い躓きに過ぎないことが多いでしょう。心の奥底から後悔し人生の桎梏となるのは、「しなかったこと」「やれなかったこと」に対しての悔恨です。
人生の黄昏年齢であればあるほど、猶更心に蟠踞する昔日への思いは暗く深いものです。
ただ人は諦観に耽るだけではありません。心をリセットしやり直すことが出来ます。たとえ年齢が幾つであったとしても・・・。

本作の主人公は長年高校野球の監督として指導に熱中し、多くの生徒と巡り合い過ぎ去っていった中に、不本意な意思疎通のすれ違いで去っていった生徒が、彼の心に蟠っていました。その生徒との偶然の再会から、改めて過去を顧み、そして現在の己を見詰め直す。

本作が根差すテーマは深遠であり崇高です。
20世紀の末頃に持て囃されたアメリカの詩人・サミュエル・ウルマンの詩「YOUTH(青春)」の一節を思い出しました。
「人間は年齢を重ねた時老いるのではない。理想をなくした時老いるのである。
歳月は人間の皮膚に皺を刻むが情熱の消失は心に皺を作る。」
「人間は信念とともに若くあり、疑念とともに老いる。
自信とともに若くあり、恐怖とともに老いる。
希望ある限り人間は若く、失望とともに老いるのである。
自然や神仏や他者から、美しさや喜び・勇気や力などを感じ取ることができる限り、その人は若いのだ。
感性を失い、心が皮肉に被われ、嘆きや悲しみに閉ざされる時、人間は真に老いるのである。」

本作のフレームワークは、重松清原作に沿って確固としていますが、ただ筋立てが茫漠として詰め切れていないために、感動が喚起しきれず、やや淡々と進行してしまったのは残念です。特に堤真一演じる主人公の現在と過去、その時々の感情の起伏と行動が、終始第三者視点で捉えられているために整然としていて静的にしか見えず、彼を突き動かす滾るような情熱と、その反動としての醒めきった諦観が伝わってこないように感じます。

「余命半年の元生徒と教師の再会-最後に分かり合えた絆の物語」というキャッチコピーから、泣かせてくれることを期待しながら、残念ですが全く泣けませんでした。その点では期待外れでしたが、これまでの人生の後悔を総括してみようと思い至る、その好機にはなってくれました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
keithKH

2.5重松清得意の先生モノだ!

2019年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
大阪ぶたまん

3.5人間っていつまでも成長できる

2019年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

よく言われることだけど。努力をしたからと言ってみんなが報われ成功するわけではない、しかし成功した人はみんなが努力した。ってことかな。
とはいえ、このことを悟るのは難しい。まして、諭して納得させるのは、もっと難しい。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
こばりん

4.0キャスト陣が良い

2019年6月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

赤鬼が泣くかどうかはさておき私は泣きました。堤真一の哀愁と柳楽優弥の眼差しね。あと前から思ってたけど竜星涼が素晴らしい。キムラ緑子もほんと良い仕事してる。派手ではないけどしっかりとした俳優陣を起用している、良き作品でした。高校時代のキャストも満足感あり。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
みな

3.5意外にも高校時代の役者が良かった!

2019年6月24日
iPhoneアプリから投稿

高校野球、爽やかでした。球児たちにリアリティがあって、なぜみんなこんなに頑張って野球に打ち込むのか、わかりました。
柳楽優弥演じる斎藤の高校時代役を堀家一希くんという役者さんが演じているのですが、それが本当に良かった!
一人一人に個性があって大人になっていく、それぞれの人生を等しく感じられました。
堤真一には、「どこか本気で話してない」役柄が多い気がするのですが、それが見事にハマってました。教師ですが一人の人間として失敗することもあって、それを大きく包んで慕ってくれる生徒との交流の物語だなと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
earthpin

3.5本気だから怒るんだ

2019年6月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

大事な事 わすれてたなぁ

コメントする (0件)
共感した! 2件)
せいしょう

3.0切ない物語

2019年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

スポーツの指導者はどうしても勝負にどこまでこだわるのかというジレンマに悩む その脱落した教え子に真摯に向き合う監督に感動しました

コメントする (0件)
共感した! 2件)
daikokumai

5.0熱血監督の情熱と過ち

2019年6月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

赤鬼がただ怖いだけではなく、芯は優しさがある教師像を体現していた。
それでも、生徒の為と思い込んでの言動の数々が、思い違いから一人の少年の青春時代を捻じ曲がっていく展開は痛々しかった。
堤真一は言うに及ばず、柳楽優弥、川栄李奈の若手俳優の演技も素晴らしかった。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
nia

4.0よい原作、よい役者陣、よい映画

2019年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 21件)
marimariパパ

3.5厳しい部活出身ならぜひ!

2019年6月23日
iPhoneアプリから投稿

学生時代どうしてあんなに頑張れたのかと思うくらい部活をしていたよね。昭和の部活は体罰、パワハラなんて言葉はなかったなぁ〜と懐かしく。

この歳になって、あの頃の顧問の先生の気持ちもわかるようになって、学生時代を懐かしむ気持ちもあって、、しっかり入り込んで観れました。特に元野球部の方にはおススメです。私は軟弱卓球部でしたけど。

入り込んで観れば奥は深く主人公2人の演技力にかなり揺さぶられると思うのですが、、、表面上は淡々と説明的な表現が多いので途中寝ちゃってる人もいましたね。賛否が分かれる作品なのかな。

過去の若々しさと現在のしょぼくれ感を堤さんが素晴らしく演じ分けていて流石!と感動しました(^^)

同じ日に「ザ・ファブル」を観たので柳楽さんの役柄の違いに役者としての幅は認めるけれど、、上映時期を考えて欲しいと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
きみ

4.5ミニマムに濃縮した人生模様

2019年6月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

赤鬼の家族とゴルゴの家族。説明は極力省きつつも其々の葛藤が描かれ、抱えた気持ちは演者に託される。展開は、のっぺり単調ともとれるが、過度の演出が無い分、要所要所で感情が揺さぶられた。
高校野球をベースにはしているが、生きざまや他者との交流を静かに力強く描いているヒューマンドラマであったのかな、なんて思ってみたりもします。
高校時代も含めて、演者に隙なし。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
lynx09b