アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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最後に、そうきたかと思わせる
少々の笑いもあり、勢い良く進む見応えのある作品。
戦争映画が好きでない人も楽しめるかも。
最後に、そうきたかと。
どちらが良いかとは答えが出なかった。
逃れられない歴史の渦
まわりでかなりの高評価だったのでハードル爆上げして見に行っちゃったんだよなあ
良かったんだけど映画館でアニメ以外の邦画見るのが久しぶりで独特の間や説明口調、寒さがいちいちむず痒かった…
菅田将暉 演技派は演技派なんだけどわりといつも同じ演技なんだよなあ 体幹がフラフラしててこの人映画向きじゃないと思うな
顔がいいのは確かなんですが…
中身について
博士の愛したセオリーとかイミテーションゲームとかドリームみたいなやつ想像してたけどそんっなに鋭い頭脳に惚れ惚れさせる描き方でもなかった
大阪のくだりもあのメガネ社長がもう少し早く話聞いててくれれば普通に間に合ったのに何ニコニコしてアンタを信じるで〜〜とか言ってんな?謝れや?!と思った
大和ももっとCG駆使してこの世のものと思えないくらいおごそかでいかめしく畏れすら抱かせるような圧倒的な大きさと造形美で描かれるかと思ったらなんかあっさりしてて…これはアニメ慣れしすぎたのかもしれません
ただ最後の丸メガネの心情吐露は面白かった
散々腐った軍上層部の老害の発言を作中見せられてきて
こういう考え方こういう思考こういう大衆の感情が渦巻く時代だったんだなと
こういう押し返せない歴史の流れに飲まれ飲まれて、行くとこまでいったのが戦争の全てだったんだなと
改めて思わされました
染まっちゃった方が楽だったんだろうなあ
世界最大の規模を誇った戦艦 大和は今も海の底に沈んでいるそうで
戦争とか軍艦とか全然詳しくないし戦隊とか戦闘機とか興味持ったこと一度もないんだけど
なんか切ないなあ と思って
ミリオタの気持ちがなんとなく少し分かってしまった
つわものどもがゆめのあと、、
ガンバレ菅田将暉。
商業映画である。
菅田将暉、ごちそうさん朝ドラで初めてみた時、坊主になって軍服姿になっていた。髪の毛まで切って、なかなかの役者だなと思っていた。だから当然坊主姿で出て来るのかと思っていたのに、そのままの髪型。肩透かし。
主演映画に臨む姿勢がなっとらんと思ってしまって、感想は辛口。
後半の、戦艦大和が沈んだ訳を、そういう風に扱うのかという発想は非常に斬新で、面白かった。
映画は面白いが深みはない、しかし戦艦シーンはすごい、とてもリアル。戦争は嫌だなと思う。
後半の田中泯と菅田の対決は、田中泯の凄みが勝り、菅田の薄っぺらさが際立ってしまった。それはしかたないか。現代劇でこその菅田将暉か⁈
私は、元本の漫画を見たくなりました。
なぜ軍人は酒にも酔わずに勲章を下げて歩かれるのであろう? by芥川龍之介
軍人の誇りとするものは必ず小児の玩具に似ている。
とか、
なぜ軍人は酒にも酔わずに勲章を下げて歩かれるのであろう?
は
芥川龍之介
国際連盟脱退から、戦艦大和が沈むまでを2時間のフィクションの映画でアルキメデスのパッションでみせ切る。
(計算してる風だけど省略の仕方が上手。アルキメデス風のソクラテスの大戦にしないと映画はもたない。
ロッキー・バルボアの片手腕立て伏せと異音同義。)
アルキメデスのパッションという事は、
数理や定理、原理は通用しないという事。
ファクトやデータでは、
アジェンダすら設定できないし、
ソリューションなんて机上の空論、
なぜなら気持ちが裏打ちされているという当たり前の前提が反映されていないモノは
どれだけ積み上げても砂上の楼閣。
現実はいつでもいい加減
は
橋本治。
軍部、官僚や一部民間の利益の為の隠蔽、改竄などの暴走、原発や五輪後の日本も薄く射程に入れた、右や左以前のスーパー低次元の私利私欲に唖然とする汚職のみせ方も素晴らしい。
巨大で美しいモノを建造すれば、その力を過信した日本人は必ず暴走を始める。
言いたい事や事実、様々な事を省略する、これまた美学。
過去に何があったのか、色々な形態で記録されるべき事実やフィクション。
それを手掛かりにして考え方、スタンス、他者へのリスペクト、距離感など【気持ちを測る】習慣があれば、未曾有の事案が起こっても思考停止には陥らない。
時も解決してくれない、水にも流せない、元号を変えてもリセット不可になってしまった現代の様々な解決不能の事案に対応する為に自分ならこう考える動く為に記録されるべき検証れいわエンタテインメント映画でした。
面白かった!
原作は未読です。
見終ってまず真っ先に「面白かったー!」と思いました。
戦争系のお話というと堅苦しいイメージがあるのですが、この作品はコミカルに進むので飽きません。テンポよくサクサク展開してくれます。
櫂と田中の会話が面白くて、何度笑うのを堪えたかわかりません。他の鑑賞者もブルブル震えていて、館内が一体感に包まれていました。
2人が徐々に信頼関係を結んでいくのもよかったです。
俳優の方も全員が素晴らしい演技を披露してくださいました。原作を読んでいないからかもしれませんが、一人も違和感を感じませんでした。
櫂役の菅田将暉さん、田中役の柄本祐さんはもちろんのこと、舘ひろしさんの軍人然とした威圧感、橋爪さんの子憎たらしい役どころがぴったりハマっていました。
何といったらいいのか分からないのですが、田中泯さんの静かな演技が雰囲気と合ってとても良かったです。
あと、浜辺美波さんのご令嬢姿、あまりにも、あまりにも似合う…。
不利な状況を数学で打破していくストーリーにはわくわくしました。
終盤の怒涛の展開は、派手な戦闘や戦争描写があるわけでもないのに目を離せませんでしたし、話の落としどころも、私としては納得のいくものでした。
そして素晴らしい音楽!櫂が数学を展開している時や見せ場で流れるあのBGMがよすぎました。
この映画のイメージを形付ける一助になっているのは間違いありません。
あの曲を作った方に金一封を差し上げたいくらいです。
館内のお客さんはご年配の方が多いようでしたが、この映画は若い方にもぜひ観ていただきたい作品です。
文句なしの星5です!
違った角度での戦争映画
一人の数学者が内部から 相手の目論見を辞めさせようという作品。
どちらかというと会話が中心だが、最初の戦艦の映像は迫力があった。
あの戦艦が撃ち合う映像、動く様を見てみたいと思うのは主人公だけではなく、見てる自分も是非、映画にして欲しいと思った。
エンドロールに主題歌使わないのは良かったけど、もうちょっと良い音楽無かったかなぁ。
よくある普通の戦争映画ではない
原作は知りませんでしたが、
菅田将暉が主演であることや予告編から面白そうだと思い鑑賞しました。
他のキャストの方々も豪華で、さすがの演技です。観終わってこれがフィクションだとは思えなかった、というよりノンフィクションである部分も多くあったのではと感じました。
そして最後のどんでん返しでは鳥肌が立ちました。最後まで面白かったです。
予告でもある戦艦大和のシーンも凄かった!
ここまで映像技術が進化しているのは驚きです
9割の流れ、1割の返し でもこの返しが面白い!
バランスが取れた作品だと思う。
原作と違うが、この違い方は良い流れ。
エンターテイメントとしての面白さを9割の流れで表現しつつ、最後の1割の返しが、この映画を絶妙なバランスへと導いている。
考えさせられ且つ、面白い!
このブレンドが見終わった後の余韻を生んでいて、非常に良い。
見て全く損のない映画です。
ラストが衝撃すぎて泣くのも忘れました。
私は歴史や戦争に関してはとても疎い方なので、この映画を見てもピン!とは来ませんでしたが、
とても勉強になりました。
戦争でどれだけ考え方が傾いていくのか、想像できませんが、とても残酷だったんだろうと思います。
賢い人だからこそ見える未来があって、でも自分の力だけではそれは止めることが出来ないという状況はとても辛かったのだと思います。
この映画を通し、自分の無力さをとても感じました。
戦争をとめたいと思っていても、私一人が動いたところで何も変わらんでしょ。という気持ちになり、結局何もしないで終わる人がきっと多いのに、数学だけで戦争を止めようとしたその勇気がまずすごいし、周りの人の心を動かすくらい真剣に取り組んだことに対してもとても尊敬すべきだと思いました。
フィクションだけど
実在の人物や、実在の史実も出てくるけれど、これはフィクション
それでも、実際にこんなことを考えていた人たちがいたかもしれないって思わさせられた
大和がなくても、あの時の日本は止まらなかったと思う
でも、止まらない日本をそんな風に見ていたとしたら
大和の乗組員、犠牲者数、生存者数、そんな数ではなく、ひとりひとりの人生があった
それを含めて、やりきれない気持ちになった
ただ、フィクションの映画としては、とても面白かった
菅田将暉あってこそ、という感じがとてもする
あと、後半、話が盛り上がりを見せた時の、平山中将のメガネの反射具合に笑ってしまった
戦艦大和がなければどうなっていたのか
戦艦大和がなければ戦争は起こらなかったのか。
戦艦大和がなくても空母があれば、起こったのではないか。
軍部の独走はもはや誰も止められなかったのではないか。
それでも戦艦大和にかかるコストを空母と航空戦力に割いていたらもっと有利な講和条約を結べたのではないか。
あるいは、もっと酷い、破滅的な結末を迎えたのではないか。
原作漫画は戦艦大和の部分までは読みました。なのでストーリーは知って...
原作漫画は戦艦大和の部分までは読みました。なのでストーリーは知っている状態で鑑賞。漫画でのキャラクターの絵やストーリーは苦手でしたので、戦闘機の方はまだ読んでない。しかし、レビュー評価が高評価で、「永遠のO」は、すごく好きな映画だったので、「アルキメデスの大戦」も、映画は面白いのだろうと推測し鑑賞。結果、菅田将暉さんの演技の印象はすごく良いし、冒頭部分の映像は漫画では感じられなかった迫力を感じることが出来て良かったです。キャラクターもよく似せている。ただ、もともとストーリーがあまり好きでなかったし、会議の場面が多く、かなり大御所俳優さん達のシーンが全体的に暗く感じてしまい、気分が重たかった。まだ原作漫画の方がいい。実話のような戦争映画や、フィクションでも大戦がメインの映画ならば、まじめな映画にしてもらいたいけれど、もう少しエンターテインメントを感じられる映画の方が私は好きです。軍艦や戦闘機、論争が好きな方には最高と思います。
危機感は持ち続けなければならない
傑作だと思う。最初から最後まで息つく暇もなく引っ張り回され、最後は二転三転という展開は、よく考えられたプロットと俳優陣のリアリティのある演技に支えられている。特に柄本佑がよかった。単細胞だが真っ直ぐな人柄の少尉が、菅田将暉演じる主人公櫂直の人柄と才能に魅せられて関係性が変わっていく様子が面白い。こういう役をこれほど上手に演じられたことは役者としての面目躍如である。
菅田将暉は言わずもがなのカメレオン俳優だ。本作品の櫂直はとても「帝一の國」の主人公と同じ俳優と思えない。本作品は主人公櫂直の能力と人柄の魅力で成り立っている作品だから、一分の隙も見せられない。国家主義者でも愛国者でもない彼を戦前という時代の主人公に据えたからには、理性的で緻密な科学者の側面と同時に、ヒューマニストとしての優しさを持たせる必要があった。そのために登場したのが浜辺美波が演じた尾崎鏡子である。この女性の存在が主人公のキャラクターの幅を広げている。惜しむらくは尾崎社長の掘り下げがなかったこと。原作ではどうだったのか知らないが、少なくとも矢島健一の演技を見る限り、尾崎社長は奥の深そうな人物に見えた。
舘ひろしの山本五十六や田中泯の平山忠道造船中将は肯定的に扱われているが、結局は軍人である。つまり人殺しだ。沢山の人が死ぬことを肯定している限り、どれほど国のことを考えていても、肯定されるべきではない。原作者や映画の製作者がどう考えているかは関係がない。戦争を前提として国家を語るのはどう転んでも軍国主義だ。
それに対し、笑福亭鶴瓶の大里清だけは違う理想を述べる。「戦艦でも空母でもなく、商船で世界と戦う」と彼は言う。平和主義の彼は同じく平和主義の櫂直にシンパシーを覚えたのかもしれない。
間違っても山本五十六が立派な軍人だったという映画ではない。大和という巨大戦艦を巡って、立場が微妙に異なる軍人たちが、それぞれの都合や考え方をぶつけ合う。あくまでも戦争を想定した考え方で、その前提となったのが日本全体を覆う戦争への意志である。日本が戦争へ向かったのは一部の軍官僚たちが天皇を騙したとかいう話ではない。当時の国民の多くが戦争を望んでいたのだ。今となっては考えられないことだが、作品の中で平山中将の言葉として触れられているように、日露戦争の勝利で日本が無敗の不沈艦であるかのように勘違いしてしまった国民は、国家主義の熱狂にとらわれてしまったのだ。
特定秘密保護法や安保法制で不戦の誓いが世界から称賛される日本国憲法の平和主義を骨抜きにしたアベ政権の支持率が6割もあるのは、日米戦争の前の世論にそっくりだ。作品中で何度か出てくる「戦争になりますよ」という台詞に驚く人は、戦争になどなりっこないと思っていた。しかし実際には戦争になってしまった。現代でも、戦争が如何に割に合わないものかを知っている人は、たとえアベ政権がどんなにバカでも、さすがに戦争はしないだろうと思っている。しかし支持率のために韓国叩きをしている暗愚の宰相には、戦前の国民が冒されていた国家主義の熱狂と同じものを感じる。危機感は持ち続けなければならない。
ドラクエから来て。感想。
ひどいストーリーだったドラクエを見て、誰が監督なんだろうって思ったのがきっかけ。
「永遠の0」や「ALWAYS三丁目の夕日」を手がけた監督と知って「ん?」ってなった。これらの作品は良かったぞ。
感想は「アルキメデスの大戦」、面白かった。人には得手不得手があるんだなぁって思った。現実が絡むとこの監督の作品は面白い。同じ監督とは思えないほどに。
子供向けの映画はダメでも、大人向けの映画は面白いんだなって思った。夢や希望は語れなくても、過去の意味づけは出来る。
毀誉褒貶相半ば、という言葉がこれほどしっくりくる監督もめずらしいんだけど。どちらか一方しか見ていない人は両方見ることをすすめる。人間の才能の表裏というものを感じることが出来るからだ。
難しい映画かと思ってた
数学は苦手だし、アルキメデスの定理とか忘れた。タイトルでとっつきにくいかと思ったけど、楽しめた。
アメリ缶の人!?とかじっと見ちゃう場面あり。
不正を暴けた、とおもったときは見てるこっちもスッとしたのに...
『~べき』を越える信念。
大衆の総意の重さ。
そんな考え方もあったのね。
数学ちょっとやりたくなった。
結末に驚愕
結末に驚愕しました。
え?それが歴史の真実?と一瞬勘違いをしてしまうほどの説得力。
田中泯さんサイコーです。
原作が完結していない作品を、映画でこんな凄い結末にしてしまって大丈夫なの?と心配になりつつ、原作未読なのでとても気になっています。
面白かったです。
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