アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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長年の疑問が晴れました。ありがとう。
長年、なぜあんなバカバカしい巨大戦艦が造られたのか理解不能でした。
多分作者の考えは当たっています。
自分の中で非常にしっくりはまりました。
☆が五個しかないのが残念、十個つけたいくらいです。
なるほど、見てよかった
一言「あっという間の130分!」
◎よかった点◎
・原作コミック未読、菅田将暉さんと舘ひろしさんが出演。
その程度しか知らなかったからでしょうか。
他の出演者のアクの強さ・いい仕事っぷりがナイスだし。
数字の話がメインと思わせつつ、終盤「話の裏の真実」が切れ味鋭い。
・ストーリー展開も核の登場人物もシンプル。
要は「そんな巨大戦艦を作るのに、その見積もりの安さは何故よ?」。
現代人にもよくある話なので、わかりやすい。
・主人公の「真実を知りたい」熱意・真剣さが、周囲の人を動かす様もいい。
「数字は嘘をつかない」って、なるほどね。
△いまいちな点△
・まあ若干。車窓と人物の違和感を感じてしまうところあり。
久々に邦画で「見てよかった!」と思えた1作でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「数学には世界を変える力がある」by主人公。
全てが水泡に帰す
WOWOWにて視聴。
予告やTVCMなどで何となくの知識程度で。
非常に良い映画でした。
DVDなどで持つほどではないが、
TVで流れてたら観たいな、と思います。
テーマは「数字は嘘つかない、嘘をつくのは人間」かな。
菅田将暉さんの演技をちゃんと観たのは初めてだがら難しそうな役をテンポ良く演じていて良かった。
田中少尉との掛け合いも軽妙、「国のために」という目的は同じで手法考え方が違っていただけなので、理解するのも早かったのかな、と思う。
嶋田少将や大角大臣のような政治屋は現代にもいそうだなと思わせられ、一国の政の重大な決議があのような会議で為されていたら…と恐ろしくもなる。
針小棒大な誹謗中傷や妨害工作など、駆け引きとしては必要なのかもしれないが、「国のため」に何が必要で何をせねばならないかを判断していただきたいところ。
そういう意味では数字は嘘をつかないし、エビデンスが求められるのも当然。良きにせよ悪きにせよ、判断するための材料を公平に集めなくてはならない。
たとえそれらにより冷静に判断されたとしても、ラスト付近の平山造船中将や山本少将の言のように、誤った(後から見ると)報告に進んでいくことを止められないのであれば、如何に早く終わらせる、リスクを少なくするかを考えていく。
この映画の中で櫂少佐が果たす役割は、どれだけもがいても大きな「時代」という うねりの一部分に過ぎない。
最後の涙の意味も深いものになっていく。
過ちをおかさないための数字なのに、人の感情は止められないのか。
戦争反対というよりも現代日本への提言のように感じた。
以下、印象的なセリフ(うろ覚え)
「君は測りたいと思わないのか…変わってるな」
「日本人は負けを(負け方を)知らない民族、だから…」
「私には大和が日本そのものに見える」
私には面白みを感じることが出来ませんでした。
戦前の日本。時代にそぐわない大和の建造を阻止するべく、数学の天才が奔走する物語。
冒頭の海戦シーンは迫力がありましたが、それだけ・・・というのが感想。
BSのレビューを見て、「戦艦の費用対効果の低さ」、「空母や潜水艦の効果の高さ」等について、丁々発止の攻防を行うものだと思っていました。新しい戦術や、効果的な戦い方等の話が出てくるのだと思いこんでいました。
映画の中にも、主砲の命中率の話をするシーンがありましたが、そんな話が積みあがれば見応えを感じることが出来たと思います。
しかし、この映画では見積を「積み上げる」、或は「想定する」ことのみを行っていて、残念ながら面白みを感じることが出来ませんでした。
軍人たちの茶番劇
国家公務員(職業軍人は公務員だろうな)の、お国の為との大義名分を振りかざして、さも正当であるかのごとく主張している風景は、現代と全く変わりない。
派閥主義、民間との癒着、隠蔽体質
綿々と続いているこの国の闇が晴れる時はくるのだろうか?
戦艦大和の歴史的な役割とは
主人公(菅田将暉)は数学の天才、ひょんなことから山本五十六に新たに建造する戦艦の見積もりを精査して欲しい、と頼まれる。
山本はこれからは戦艦ではなく空母の時代と考えていたが、守旧派に追い込まれていた。
最後に戦艦大和の歴史的役割についての仮説が述べられる。
とても楽しめ、時間のたつのも忘れる娯楽作品だ。
戦艦大和の建造を数学的な視点で阻止しようとする、斬新なテーマだ。 ...
戦艦大和の建造を数学的な視点で阻止しようとする、斬新なテーマだ。
ただ、結局大和が完成し、戦争に使用されることは決まっている。
その落としどころをどうするのか。
まさか、大和が撃沈されることを想定して作られたとは到底思えないが、理由としては納得できた。
美の本質に迫る‼️
驚いた👀‼️完璧な映画だ。シナリオ、映像、キャスティング、演出・・・何よりも原作の完成度なのか、このような映画が作られたことに日本映画を誇りに思う。このような形で戦争の悲惨さと武器の持つ美の相関々係を見事に描いた作品を他に知らない。人間は所詮狂言回しに過ぎぬ絶望感が美の持つ超越感の前により一層際立った。
素晴らしい💯
めったに付けない⭐️5です!
元来、戦争ものの作品は好物なので贔屓目もあるかもしれません。
いわゆる、若者が戦死して、家族と別れて、恋人と別れてのような涙涙がほとんどの戦争題材ですが、これは違います。
それだけにその完成度が気になりました。
天才的数学力の帝大生が新造戦艦の予算を巡って真相を解き明かすという切り口で物語は進みます。
様々な妨害行為にもめげず、次々とチャレンジして前進する爽快感が映画をおもしろくします。
具体的な中身はたくさんの人がレビューしているので割愛します。
キャストが抜群で適材適所。
誰一人落ちこぼれず存在感を放っています。
クライマックスの決定会議は緊張感溢れて、その結末は観ているものに感動を与えます。
でも映画はここで終わらない。
最大の皮肉がこの作品を締めます。
うなるしかない。。。
スポットの浴びせ方が面白い
雇われ数学者を中心に描くとはね。数学で国の間違いを正そうとする戦いが面白かったし、戦艦を作ろうとしてる理屈も面白かった。やはり有能な人ほど将来の日本をわかっていて、ラストの田中泯とのやりとりは核心をつき過ぎていて見るのが辛かったほど。この経緯を分かった上で大和の敗北を見ると、複雑な思いが込み上がってくる。当時の日本人は本当にバカだ。田中泯かっけぇぇなぁぁ。
敵を欺く為にはまず仲間から
公開当初は興味が湧かなかったが、
3回目の帝一の國を見て再菅田将暉ブームが自分の中で到来したのと、友人にこの作品は最高だったと勧められたので鑑賞。
スゴい。VFXの技術に驚いた
いきなりの戦に心がうたれ夢中になった。
100年に一度の天才数学者と言われた青年は、
軍隊が大がつくほど嫌っていた。
そんな青年に過ちを公表するように軍は仕向けるが...
もちろんヤマトを作って日本が負けたことは知っている。だが、裏は知らなかった。
ヤマトを作る過程においてどのような波乱があったのか。どれだけの人が頭を抱えたのか
突然の激戦は見ている人を釘打ちにするいい方法。
Fukushima50でもそうだが、始まりが激しいと魅力的になる気がする。
舘ひろし、國村隼、笑福亭鶴瓶に橋爪功など。
貫禄ある豪華俳優陣に加え、
菅田将暉、柄本佑に浜辺美波といった人達も映画を盛り上げていて絵の物足りなさは感じられなかった。
1度は断った人間がやはり自分はしたいと申し出て、
懸命に立ち向かう姿は非常に美しい。
帝一の國でもそうだが、菅田将暉はこのような役は適任だな。これからも期待
だが、大きな難点が。
後半20分の作り方。後半20分まではかなり面白い。
どんどん相手を追い詰める様は気持ちがいいのだが、
最後の最後。心情の変化が雑。
どうしてこの人はこんな考えに至ったのか。
これが一番重要だったのではないか。
そのために「?」という気持ちのまま終わっていった。
しかしながら、良き作品でした。
菅田将暉と柄本佑の怪演に拍手喝采!
菅田将暉君がでてるから見ました‼️
日本映画としては迫力あります。
壮大なストーリーです。
正義感で日本のためにと数学の天才が巨大
戦艦制作を阻止するために全力で製作費のねつ造を計算していく姿は少し感動しました。
プライドと誇りをかけて平和を夢見る青年の物語は最初から最後まで飽きずに見られます(^-^)v
国難の今だからこそ見るべき映画
まず小難しいこと抜きに、一本の映画として本当に面白かったです。
一種の"法定もの"とも取れるような地味なジャンルながら、最後の最後まで全くダレることなく見ることができました。
菅田将暉が黒板に数式を書き連ね、見積もり金額の嘘をロジカルに暴き大和建造案を棄却する様は実に痛快!
魅せ方も実に上手い!
それだけに、この後の展開の重みがズッシリとのしかかって来ます。
歴史の中で、大和は建造され轟沈する。
その末路を知っているからこそ、大和建造を止め、しいては戦争に進む日本国民をも止めようとした青年の抵抗が虚しくも胸に突き刺さります。
旧日本軍に代表される、あまりに不合理な社会システム。これの前では何を持ってしても止められず、どんな理屈も通用しない。
誰もが飲み込まれ同化していってしまう。
決して見ていて気持ちの良いの作品ではない。
むしろ人によっては胸糞悪いエンディングかもしれない。
それでも目を背けてはいけない。
現代日本もこの体質は何一つ変わっていない。だからこそ、今このタイミングで見るべき価値のある作品と言えるだろう。
数学の天才にしては、暗算が得意なだけ。真の数学の天才には及ばない感。
予告編や紹介・あらすじからは、もっと理知的な話の展開を期待させるが、
やっていることの大半は資料集めである。
数学の天才としての片鱗を見せるのは近似推定式を導出するシーンくらいで
やっていることの大半は暗算とか、短冊積分の計算くらいである。
それらは全て、今の時代ならエクセルで一瞬に出来てしまう。
戦艦大和に関する議論もあるのだけれども、せせこましい話題が多く、
数学の天才がすべき議論なのか? と思ってしまう。
史実の太平洋戦争においては、(映画でも言及される)プリンストン大学の
真の数学の天才達が総力を結集し、原爆を作り、暗号を解読して日本を破った。
そういう史実と比べてしまうと、なんというか、映画の話全体がショボく感じてしまう。
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