「哲学を持つ人間の凄み」アルキメデスの大戦 ヤスさんの映画レビュー(感想・評価)
哲学を持つ人間の凄み
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オープニングの大和撃沈の映像も迫力あったはあったのですが、そんなCG以上に、田中泯が演じる平山の迫力が忘れられない映画となりました。
主人公の櫂少佐には哲学があります。それは、数字は嘘をつかないという信念と、日本を戦争に向かわせてはならないという正義でした。この哲学に沿って奮闘する櫂に、田中も大里も協力するようになっていき、観ている私も自然に心を乗せて応援していました。
ですから、偽装を見破られて開き直る平山造船中将には憎たらしさを感じていました。ですが、最後に平山の見据える未来を知った時、、、この重さに何も言えなくなってしまいました。哲学を持って行動する人間の凄みですね。
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